京大植物園TODAY

京都市左京区の京都大学北部キャンパス内にひっそり佇む現代の杜、京都大学理学研究科附属植物園の日々の風景を紹介します。

96回観察会「春の野草」

2011年03月17日 18時08分35秒 | Weblog
96回観察会のテーマは「春の野草」。案内は農学研究科雑草学研究室の三浦励一さんです。今日(3月17日)の観察会の後半は吹雪くような状態。なかなか春が訪れない。ついつい「東北はもっと寒いのだろうな」と被災者の人たちの事を考える。植物園のユキワリイチゲももう少しというところで踏ん張り、花は咲いていない。
草藺は藺草の仲間で、踏まれる所を好むという。踏まれて株を広げるらしい。

与謝野晶子の「雑草」を紹介する。
 雑草こそは賢けれ / 野にも街にも人の踏む / 路を残して青むなり。
 雑草こそは正しけれ / 如何なる窪も平らかに / 円く埋めて青むなり。
 雑草こそは情けあれ / 獣のひづめ、鳥の脚 / すべてをのせて青むなり。
 雑草こそは尊けれ / 雨の降る日も / 晴れし日も / 微笑みながら青むなり。

観察会が始まる前に「東北関東大震災」の義援金を募った。14424円が集まりました。日本赤十字社義援金を通して被災地に届きます。ありがとうございました。
 (ムカイノカッパ)

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