「法話解説}
時間というのは、過去→現在→未来という流れるようなものではなく、過去も未来も包んだ現在(「今ここ」)という時間である。ということを聞いてきましたが、そのことがはっきりと感覚できずにいました。何がそのことをわかりにくくさせているのか。そんな時、たまたま読み返そうと思い手に取った『安田理深講義集』の中の一文が目に留まったのです。一度読んでいるはずの、その時気づかなかった文章は、今の時代と社会の真っ只中に生きている私を言い当てている箇所でした。
もし、この言葉どおりの「今ここ」だけを考え生きるならば、これまでのさまざまな過ちを繰り返すのではないでしょうか。現に、過去と未来を見失って経済、経済と推し進めてきた結果、いのちが生きられない大地を作ってしまったのが、あの福島第一原発の事故だったのでしょう。それはただ単に政府や電力会社だけの問題ではなく、資本主義にどっぷり浸かった私たちが、過去、未来、現在のいのちを見失っていたという問題です。悲しいことではありますが、原発の事故によって過去が過ぎ去ったものではなく、そして未来が現在の先にあるものでもなく、過去も未来も現在そのものという、流れるような時間ではないということがようやくわかったように思います。
「ボクなりの解釈」
時間を過去・現在。未来と区別するのではなく、「今ここに」が過去・現代・未来を包含する「今がある」と言っているように思えました。
時間というのは、過去→現在→未来という流れるようなものではなく、過去も未来も包んだ現在(「今ここ」)という時間である。ということを聞いてきましたが、そのことがはっきりと感覚できずにいました。何がそのことをわかりにくくさせているのか。そんな時、たまたま読み返そうと思い手に取った『安田理深講義集』の中の一文が目に留まったのです。一度読んでいるはずの、その時気づかなかった文章は、今の時代と社会の真っ只中に生きている私を言い当てている箇所でした。
もし、この言葉どおりの「今ここ」だけを考え生きるならば、これまでのさまざまな過ちを繰り返すのではないでしょうか。現に、過去と未来を見失って経済、経済と推し進めてきた結果、いのちが生きられない大地を作ってしまったのが、あの福島第一原発の事故だったのでしょう。それはただ単に政府や電力会社だけの問題ではなく、資本主義にどっぷり浸かった私たちが、過去、未来、現在のいのちを見失っていたという問題です。悲しいことではありますが、原発の事故によって過去が過ぎ去ったものではなく、そして未来が現在の先にあるものでもなく、過去も未来も現在そのものという、流れるような時間ではないということがようやくわかったように思います。
「ボクなりの解釈」
時間を過去・現在。未来と区別するのではなく、「今ここに」が過去・現代・未来を包含する「今がある」と言っているように思えました。
連日、暑い日が続きますね。
お元気そうで何よりです。
私自身は、全く、過去を顧みず、未来を志向せず、全く、不甲斐ない人生を過ごしておりますが、ただ、「今」は「過去」の続きであり、未来への一歩という思いだけは持っています。
だから、「今」を疎かにすれば、過去も失くし、未来へも届かず、細切れな人生となってしまうと思うのですね。
今、出来る事は、精一杯、努力することだけはし続けたいと思います。
本当に連日暑いのでお体を十分留意してください。
伊豆の花様のコメントで理解が深まりました。
「今」を疎かにすれば・・・により若干もう一つのところが理解できました。
私の戯言に、お心を頂きまして、有難い事だと思っております。
なかなか、実践は出来ないくせに、いう事だけは知っているような、そんな傲慢な人生なのです。
ホントに、身の程知らずで、申し訳ありません。
人の心の動くをボクは大切にしています。
今中学3年生(男子)と小学生5年生(女子)の2人が帰省しています。
妻をしたってくれて、本当に孫たちの心の動きが率直で、傍から見ていると嬉しくなります。
テレビを見ていて、孫たちが妻と同意見だと、益々したって来て、距離が縮まってきます。たまに会うかもしれません!