オバマ大統領の就任・退任とトランプ次期大統領の初記者会見について

オバマ大統領の就任で驚いたのは、表向きには「人種差別なし」裏では「強い人種差別あり」のアメリカの大統領が黒人であること、オバマの「チエンジ」「Yes We Can」の感動する演説とその演説によって民意を引き付けて、アメリカ人は勿論日本人（私も）も大きな期待をオバマにかけました。
オバマは「Yes We Did」(私たちは成し遂げた)と語り未来に向かってもう一度「Yes We Can」と退任演説を結びました。（朝日新聞）

トランプ次期大統領は貿易・雇用（貿易不均衡の是正・国内の雇用確保）　ロシア　対メディア（攻撃的）　オバマケア（早期撤廃）について短い演説をなし、記者との質問についても十分な対応を決してしたと思えない映像でした。

確かにアメリカの利益優先の見地からすれば、大部分のアメリカ国民は賛成でしょう。　特に移民により生活レベルが低下した白人にとってはトランプの発言で希望を抱いていると思います。
トランプ次期大統領自身に欠けている部分を補うために、人事で優秀な人物を次期政権に起用しようとしています。

今のトランプ次期大統領を好意的に見ますと、ビジネス的感覚であるべき大まかな近い将来のアメリカ像を描いていますが、政治的な常識や言葉の大切さ等々の尺度・表現が相当な違いがあると確信します。（例えば大統領の一言で為替や株価が激変します）