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家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ザガートのふくらみ

2010-11-16 06:55:48 | Weblog

友人U氏が浜松で行われるザガートミーティングに参加するというので私もモーガンO氏と共に会場に行った。

 

受付時刻前なのに、もうたくさん到着していた。

 

いずれも面白い形をしている。

 

「ふくらみ」が特徴だと感じた。

 

屋根の二個のふくらみはダブルバブルだと教わった。

 

エンジンルームには冷却用のふくらみ。

 

バックミラー用のふくらみを持つ車もあった。

 

現実的には、そのふくらみよりも、その下にある穴や空間が必要なのだが外見上ふくらみと見える。

 

実用のための機構としてデザインされたものが全体のフォルムに大きく影響させている。

 

つまりは、その癖を気に入ってしまった人は、たまらなく好きになってしまうのだろうと感じた。

 

1台1台そのオーナーによって説明がなされた。

 

出会いを披露し良い点を強調し自分が愛して止まないことを告白する。

 

もはや車を物として見ていない。

 

ある人はピッカピカにしていることを自慢し、またある人は当時のままの状態であることが大切だという。

 

イイカゲンな気持ちで乗っている私には「どっちでもいいよ」と映る。

 

だが熱く語るオーナーの話を聞くのは好きだ。

 

自慢と謙遜とを聞き分けて聞いていても「車が好きなのだなぁ」と実感する。

 

友人のザガートを変わった車と思っていたが、この場では極ノーマルに見えてくるほど個性を強い車たち。

 

私の後から「ゴーッ」という音を轟かせて走り寄る彼の走り方はモーガンの時と同じだった。

 


連絡不能

2010-11-15 06:44:42 | Weblog

モーガンの友人が連絡不能のところに行ったと彼の奥さんから電話が入った。

 

連絡は彼からの一方通行で、それも非常に認識しにくくなってしまった。

 

東京の友人U氏と一緒に我が家に宿泊したのは、ちょうど5ヶ月前だ。

 

今日たまたま再びU氏が我が家に宿泊する。

 

彼から連絡が入った。

 

その場に彼が居ても我々には見えない。

 

だが一緒に乾杯した。

 

妻も含めて皆で笑いあった。

 

5ヶ月前に彼が食べたビワの実。

 

その種を植えておいたら、たくさん芽が出た。

 

春野にも顔を出して欲しいので、そちらに植えておく。

 

私から連絡できないのが残念だ。

 

奥さんからの電話を切ったら少し涙が出た。

 


甲府の友人

2010-11-13 08:15:49 | Weblog

甲府に住む妻の友人夫婦を訪ねた。

 

彼らの住む近場を案内してもらった。

 

甲州はぶどうで有名だ。

 

高台のぶどう畑を突っ切る。

 

紫に近い色に紅葉するもの黄色に紅葉するもの、それぞれが太陽に向かって感謝している。

 

「イタリアみたいだね、行ったことないけど」

 

私の好きな裏道を抜ける。

 

車の通りは、ほとんどなく快適だ。

 

農夫がタチションしている横を2台でブーンと走る。

 

道路を埋めた落ち葉が日の光に照らされて光る。

 

友人の車が落ち葉を巻き上げながら走る。

 

ケヤキの葉っぱが上から降り注ぎ疾駆する友人の風に当たって再び舞い上がる。

 

「ケヤキッシモ」  とわけの分からん造語をした。

 

遠くに見える青い山の頂が白く見える。

 

「もう冠雪しているね」

 

レストランに着いた。

 

廃校になった跡をレストランに改造してあった。

 

コース料理のうち1品目だけはカメラに収めたがあとは食べ終わってから気付いた。

 

「春野は標高200メートルだから涼しいのよ」と妻が言った。

 

友人は吹き出しそうになった。

 

友人宅は住宅街に位置しているが、それでも標高500メートルはあるという。

 

海抜0メートルに近いところに住む我々と山に住む友人たちとの、すれ違う会話が楽しかった。

 

再び走り出して、やはり裏道へ。

 

「通れるの?」

 

友人が1本道を間違えたのだった。

 

そのおかげでカッコイイ別荘の裏側が見られた。

 

到着した店は閉まっていた。

 

しかし近所に住む猫が「ニャーニャー良く来たよく来た」と言って出てきて案内してくれた。

 

「ここで爪とぎできますよ」と教えてくれるが私たちには無縁だ。

 

子供を産んで戻らなくなった腹の皮。

 

モミジの赤黄緑がセセラギの音と合っているような錯覚に陥る。

 

音と色は関係しているのだと分かった。

 

往復6時間よく喋った。


ダンボールは遊びの箱

2010-11-09 07:34:58 | Weblog

姪の子供が妻のピアノ教室に通って来ている。

 

レッスンが終わると隣にある私の部屋に遊びに来る。

 

その日は買ったばかりのストーブの箱が置いてあった。

 

ダンボールから中身を取り出すのに1人ではやりにくい。

 

ちょうど良かった。

 

「おい。ちょっと手伝え」と命令した。

 

「はい◎君は下を持って」

 

「はい○君は、その上を持ってオレが中身を出したら発泡スチロールを外してくれ」

 

二人は位置に着いた。

 

「いいか。いくぞ」

 

と言って中身のストーブを持ち上げた。

 

ダンボールは一緒に持ち上がることなくストーブのみが上がってきた。

 

ストーブの下にくっ付いてきた発泡スチロールを○君が素早く外した。

 

「よーし、次」

 

同じ手順で次のダンボールに取り掛かった。

 

    君は座り込んで下側を持ち○君はその上を持った。

 

「それっ」

 

やはりスムーズに出し終えた。

 

子供たちは、空いたその箱の中に入っていった。

 

「はい郵便でーす」と言って中に入れた発泡スチロールを渡しあった。

 

「よし写真を撮るぞ」と言って、その発泡スチロールを○君の頭に被せた。

 

日ごろお兄ちゃんに全ての点で敵わない◎君は嬉しそうに笑う。

 

少し仇をとった気分にでもなったようだ。

 

8個の発泡スチロールを被せて写真を撮った。

 

次は◎君の番だ。

 

小さくなってダンボールに沈み込んでしまった。

 

「はい。それじゃあ終了。帰るよ」

 

ピアノのレッスンが終わると私が姪の家つまり私の実家まで送っている。

 

子供たちは、まだ遊びたかったようだが、その時間はない。

 

車の中は懐中電灯の光が明滅する。

 

乗るとすぐに私が渡すからだ。

 

    君の自転車の補助輪の外す方法の説明が始まった。

 

    君は、そんな話に興味はない。

 

下ネタで○君の話を止めようとする。

 

私は両方の話を楽しむ。

 

あっという間に到着する。


スポーツ吹矢全国交流会

2010-11-08 09:11:58 | Weblog

スポーツ吹矢全国交流会が静岡市で開催された。


私は11/6は大会準備係として、そして11/7は審判員兼選手として参加した。


6
日は時間的余裕があり妻も友人宅に行きたいというので一緒に行った。


800
円の寿司ランチを取った後安倍川駅近くのコーヒーショップで私は磐田チームのメンバーと合流し妻は電車に乗って友人宅に向かった。


我々は吹矢の会場造りには慣れているから手分けしてスイスイと造り終えた。


表彰式リハーサルでは最高位置に乗らせてもらった。


プレゼンターに


「明日もこのようにお願いします」と小声で言ってみた。


プレゼンターは「ギクッ」となり、やがて笑顔に戻って


「明日は頑張ってください」と言った。


当日は審判員と選手の二足のワラジで忙しいったらありゃしない。


1
レーンでは7人が吹くことになっている。


そのうちの前から3人を私が見る。


しかも着座した左右の2レーンだ。


その3人(合計6人)が吹き終えると私は選手に早変わりする。


赤旗を戻し審判と書かれたベストを脱いで次の審判に渡す。


自分の吹矢道具を持ってレーンに並ぶ。


吹き終えると、また審判席に戻っていく。


私が審判をしていたレーンでは満点も出たし団体戦で入賞したチームもいた。


私の選手としての成績は面白いものだった。


まず4ラウンド吹くうちの1ラウンド目。


的は5ターゲットというマージャンの5ピンのように小さな的が5個並んだ物。


初矢は真ん中の的を選んだ。


大きく外れた。


もう一矢吹いてみた。


また大きく外れた。


もう次の的に狙いを変えた。


右下の的には、なんとか入った3点。


次は右上の的。


こちらもなんとか入った3点。


5矢吹くうちの残り1矢をやはり不得意な左側の的にするよりは真ん中を狙ったほうが得点する確立は高い。


しかし外してしまった。


合計6点。


この数字でのスタートでは、もう先はないものだと理解した。


2
ラウンド目が23点、3ラウンド目は16点で昼休みになった。


この時点での集計が壁に貼り出されていた。


10メートル男子でなんと4位だった。


私の得点も低かったが皆さんも苦労していたようだ。


同順位で我が磐田支部の名人もいた。


しかも同順位ながら私よりも下に記載されている。


それは同点数でも私の方が高い点を出したということらしい。


昼食と、その後の休憩後残りの一回を吹いた。


私は5つの的のうち4つに命中させたので得点は7、3、3、3、0の16点であったが満足していた。


さて全て終了すると同点決勝があるという。


私は落ちて我がチーム名人が3位を決める1本勝負に躍り出ていた。


ここに私と名人との大きな違いを感じた。


私は普段の練習通りに吹けたから「たいしたもんじゃん」と自負していた。


だが名人は普段の練習には出てこない「何か」が出てくるというのだ。


今日も今まで出したことのない23点を出して3位に食い込んでいるのだ。


いつもそのように最終的には表彰順位に入っている。


それは練習なのか心がけなのか運命なのか分からない。


先日の静岡県大会で顔見知りになった人たちとの再会もあり新たな知り合いが生まれた喜びがあった。


タイトル通り「吹矢を通した心の交流会」であるということを実感した。


天竜蔵シック

2010-11-05 07:31:31 | Weblog

旧天竜市街で毎年行われている天竜蔵シックなる催しを見に行った。


先日知り合いになったY教授がロータスエランを展示している。


またモーガンO氏は2006年の優勝者。


その弟さんはジャガーEタイプで2009年の優勝者だ。


その他にも知り合いがたくさん集まる、この集いを私は楽しみにしている。


古いオートバイも参加していて私の古い仲間も健在なことが分かった。


健在というのは相変わらず古いオートバイを集める病であるということだ。


その病から回復した私は病を懐かしく思った。


だがこの病に罹るには、お金と置き場と情熱と、なにより妻の説得が必要なのだ。


どれも持ち合わせていない私には羨ましい病に映る。


Y教授夫妻とはO氏と共に会った。


O氏も孫の世話があり私も友人が孫を連れてきていたので長い間話すことは出来なかった。


だが車好きな者同士が好きな物についての話は尽きない。


何時間有っても「時間が足りない」と思うのだ。


「こんなに珍しい車」だとか「こんなに高価な車」だとかいうお金自慢とは違って、ささやかとも思える苦労話がこの上なく楽しい。


引き上げるとき通りには女性の踊りの皆さんが繰り出していた。


平均年齢70以上。


「オレこの人たちを、おねえさんと呼べるようになったよ」と妻に言うと


「進歩したね」と誉められた。


路上でエンジンを切って待つほど渋滞がひどかった。


何とか動けるようになってからは一路春野を目指した。


 


物置下ネット

2010-11-04 08:10:49 | Weblog

ネットと言ってもインターネットではなく本物の網。


ネットを物置の下に張った。


以前ノラ猫が物置の下に入り込むところを目撃した。


ネコだから攻撃しては来ないだろうが別の動物だとヤッカイだ。


物置の下には容易に入れる。


それはOKだ。


「入るな」とは言わない。


しかし物置の前に立ったときに出てこられると困るのだ。


物置の施錠や開錠しているとき、また座り込んで地下足袋を履いているときなどが危険だと感じていた。


まるっきり閉じてしまうと通気性が悪くなり錆や腐りの原因となる。


日よけ用に購入したネットの余り分を使うことにした。


園芸用支柱を物置下の基礎ブロックに固定し、そこにネットを張りクリップで留めた。


ネットを適当な長さで切りそろえる。


めくれ上がってこないように針金をU字型にしたものを打ち込んだ。


あとは砂利を戻せば出来上がり。


簡単だが安全を自分で作った喜びがある。


 


ニッカボッカ580

2010-11-03 07:58:41 | Weblog

時間調整のため中古衣料の店に入った。


最近ファッションにお金を使わなくなった。


いやそれ以前に気を使わなくなってしまった。


ある種の老化現象であるかもしれない。


と共に必要性が乏しくなったことも事実だ。


韓国語教室と吹矢の練習では仲間と顔を合わせる。


しかし残りのほとんどが春野に行って作業している。


週のうち半分は人と会わない生活をしているということだ。


妻に誘われて入った店だが欲しい洋服などないと決め付けていた。


ハンガーにかかって並んでいる洋服をただ見て歩いていた。


「おや?」と気になったものがあった。


ニッカボッカだ。


職人たちが穿いているあれだ。


作業をするときに穿くと便利なのだが最近のニッカボッカは長すぎて、むしろ裾が邪魔になってしまう。


たまにコンビにあたりで未成年者丸出しの童顔に似合わないニッカボッカ姿を見る。


超ロングだの超超ロングだのといって売り出されているあれだ。


あれは要らない。


ところが見た物は昔風の物で長すぎない。


残念ながらウエスト74センチとなっていた。


「どれ。当ててみな」と妻に言われてニッカボッカを腹に当ててみた。


「穿けるよ」と言われ試着室に。


「穿けた」と嬉しくて声が出た。


580
円支払って袋に入れてもらった。


これならブーツ(地下足袋)とも相性が良いと思う。


私のファッションセンスの方向性がまるっきり変わってしまったことを実感した。

 


綿8号帆布トップ

2010-11-02 07:47:17 | Weblog

綿8号帆布でモーガンのトップを作った。


今までのトップ Hounds Tooth Check (千鳥格子)だけでなく別のトップも作り、トッカエヒッカエ気分に応じて使い分けようと思っている。


8号の帆布はケッコウ厚い。


その分良い味が出た。


友人の奥様にミシンがけをお願いした。


亀の子ホックは今までの物を参考に取り付けした。


まずは5ミリのポンチで穴あけする。


ここでつまづいた。


ポンチが利かない。


カナヅチで思い切り叩いても切れやしない。


「思いついた!!」


電ドルのビット代わりにポンチを着けてやってみよう。


電ドルの先端にポンチを差し込んで固定した。


ウィーーーーーン


布に少しずつポンチが食い込んでいった。


きれいに穴が空いた。


この要領で8箇所空けた。


次に亀の子ホックをつける。


裏側に当たる「押さえ」を5ミリ穴の位置を頼りにセットする。


その時亀の子ホックには向きがあるので注意した。


亀の子ホックは、ある方向からでないと外れない仕組みになっているのだ。


亀のお尻部分から頭に向かってしか外れない。


「押さえ」を布に当てて穴の部分に赤のボールペンで印をつけた。


中氏から譲ってもらった穴あけ道具を使う。


向きと深さとに気をつけてハンマーで叩く。


すっきり空いた。


表から亀の子ホックの爪を差し込み裏側に押さえを当てて爪を折り曲げる。


右からも左からも4個ずつ向きを変えて固定した。


これで車の右側に立っているときには右側4個を外し、その逆は逆方向で外すことが出来る。


あとは帆布の後部分にベルト用穴を空けて完成だ。


さて装着してみた。


亀の子ホックもベルトもピッタリフィットした。


真夏に白い麻のスーツを着るイメージからは少し涼しくなったがグリーンに白は、まだまだ眩しく輝く。