家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

甲府は続く

2012-11-16 08:00:53 | Weblog
「うわぁ、嫌だ。ヒゲがある」

私に向けて言い放った妻の言葉だが私の顔のヒゲのことではない。

甲府で買ってきた味噌汁の中身のことだ。

「ツブ」という名前で農産物直売所に売っていた物だが実はタニシだ。

れっきとした生き物なのだが農産物らしい。

それは田んぼで取れるからだと推察する。

「泥出し済」というパック物を買ってきたのだが一応水を入れたボールの中に入れた。

すると元気になったタニシじゃなくてツボが動き始め、ついでにヒゲのような触覚を伸ばしたのだ。

味噌汁はシンプルにツボとネギだけ。

「甲府辺りの山梨県民はツボと呼ばれるタニシを味噌汁にして食べるのです」と秘密のケンミンshowの文句が浮かぶ。

味は別にどうということのないものだった。

ツボのだしが強く主張することもない。

爪楊枝で身を出して食べてみたが、これまたどうということのない巻貝だ。

少し泥っぽい部分があったので数個食した後に止めた。

食後は柿の皮をむきヒモで結んで干し柿作りをした。

たくさん買ってきたので、たくさん作業することになる。

妻と並んで作業する。

むいた皮は細切れにしてから干して肥料にするという当初の目的は取りやめ。

そのままゴミとして捨てることにした。

追われるほどの柿の量だから。

まだ甲府は続いている。