家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

サルのやつめ

2012-11-01 07:43:18 | Weblog
1週間ぶりで春野に行った。

紅葉が進み落ち葉が散乱している。

道路上に掲げられた電光掲示板は14°Cを示していたが、10分ほど入り込んだここは、それより2°C程度は高そうだ。

家の裏に回ってみると柿の木の枝が落ちていた。

近寄ってみると枝だけでなく食べかけた柿の実も落ちていた。

集めてみると8個あった。

たいして太くもない枝の先端になっていた実まで喰ってある。

こんなことをするのはサルしかいないしサルしかできない。

ハクビシンの可能性もあるが猫と似たハクビシンでは、ここまで器用にやれないと思う。

干し柿作りを楽しみにしていたのに悔しいと感じたし、渋柿を喰うことが信じられなかった。

家の中で弁当を食べていた。

シジュウカラが窓の外に吊るしてある餌置き場に来て催促をする。

昼食の途中であったがヒマワリの種を持ちに行って入れておいた。

遠くに見える筧のところにカケスが舞い降りた。

筧の水を飲んで去っていった。

しばらくするとサルがやってきた。

カメラを出して窓越しに撮した。

まだ気づいていない。

遠くを見ながら草をむしって口に入れた。

1頭だけで暮らしているハグレザルだ。

網戸を開けてカメラを構えると「あっ」という顔をして山の上に逃げていった。

逃げる姿は、やはり撮れなかった。

現場に戻ってきた犯人のような気がした。

もうすぐ猟期が始まる。

そして冬になる。

人間と野生の動物たちの攻防が、いちばん激化している時期かな。