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癌になった先輩を見舞って

2015-05-07 08:39:11 | 日記
 齢85を超えると思われる元職の先輩の安否が心配で、自宅に電話を入れた。要件はたわいのない「トマト栽培法」を教授願いたいとの口実を使った。「○○くん、元気だったか。なんで、今日電話をくれたんだ。しかもこの時間によ」ととてもつっけんどんな返答。私の要件は、「もう忘れた」と冷たくあしらうし、要領を得ない。年だからしたかないかと半ばあきらめ。すこし落胆気味となり電話を切ろうととしたら、先輩から末期の肺がんでもう余命もないと打ち明けられた。たまたま、この時間帯に帰省を許されたものと知らされた。
 数日後、私は、入院仲の先輩を見舞った。痛みを和らげる薬を戴いているから苦痛はないという。末期は間違いない印象。ても、治療には麻薬や精神安定剤が施されているようだ。
 悲壮感は感じられなかった。私は、複雑な思いで病院を後にした。見舞いを航海した。