言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

「臆病」ということ

2006-03-08 22:25:14 | 言の葉
今日届いた登録メルマガが、昨日のNHKの番組を取り上げていた。
その番組は「プロフェッショナル-仕事の流儀-」というらしい。
昨日の特集は「不安の中に成功がある」左官・挟土(はさど)秀平。というタイトルで、

仕事へのこだわりは、「臆病になれ」ということ。
常に最悪のケースを想定し、「こんな事が起こるかもしれない」「あんな事が起こるかもしれない」
と、いつも臆病になりながら、仕事を進め、気になる事があれば何度でもやり直しをしていくそうである。
国内外から高い評価を受けている、左官業の挟土氏を紹介していた。

残念ながら番組は観なかったのだが、言いたいことは分かるような気がする。
メルマガの発行人いわく、つまりは「気遣い」「先回り」ができること。
そうする事によって仕事のクオリティが上がるというのだ。
うーん、なるほどと、感心した。

全く個人的な感想だが、「臆病な人」と聞いて桑田圭祐氏が思い浮かんだ。
コンサートでは、常に観客を楽しませようと気を使い、必死になって盛り上げているようにみえる。静寂が苦手のようだ。
ファンの心を捕まえて離さない演出は見事で、「これでもか、もっとか、どうだ」とステージ上から気にしているようにみえる。

まだサザンオールスターズがあまり売れていなかった頃、(といっても、いとしのエリーが出たあとの頃)鈴鹿市でコンサートがあった。
彼は盛り上げるために観客席に降り、女の子にキスをしながら歩いたらしい。
実際観にいっていた知人から聞いた話である。

大スターになった今でも、「臆病な彼」はファンを気にしながらクオリティを高めている。

すみません、あくまで私見です。