モンゴル国製の馬頭琴の魂柱を1本だけ立てた経験で、結論を出してしまうのは早計なのかもしれないが
恐れず結論から言ってしまえば、少なくとも裏・表板がアーチトップ加工された馬頭琴(モンゴル国製・
最近の松の板を貼った内モンゴル製)では、上手く使えない可能性が高い。裏・表板が平らな、桐の板を
貼った従来型の馬頭琴であれば、使える様な気もする。そういえば、この新型の魂柱立てが良いと言って
いたのは、平らな桐の板を貼った従来型の内モンゴル製の馬頭琴所有者。魂柱の太さ・表板の形状の相性
持ち込まれた馬頭琴は、2018年製のモンゴル国の馬頭琴で、内モンゴルの真鍮ペグを装着する方式で
エレキベース用のギアペグが装着されている。当初立っていた魂柱の長さが短くて倒れたので、所有者が
東急ハンズで丸棒を購入し、アムラー師匠が新しい魂柱の長さを決めて、従来型の魂柱立てで立て直した
それが何らかの不都合で倒れたので、立て直しが依頼された。F 字穴の位置で、穴から0.5ミリほどはみ
出している。長さに過不足は無いと判断して、新型サウンド・ポスト・セッターで、この魂柱を立直して
みるが・・・けっこう難しい。魂柱を立てたい位置と、サウンド・ポスト・セッターを後ろに引く余裕が
F 字穴のデザインに上手くマッチしていなければならず、馬頭琴の F 字穴との相性があるのかもしれない
魂柱を挟むのは板バネで、かなりしっかり挟む事が出来る。しっかり挟めると言う事は、外す場合におい
ても、それなりの力が掛かる・・・のである。なので十中八九、外す段階で魂柱が倒れる。魂柱の太さは
内モンゴル製の馬頭琴で6ミリ径(バイオリン用)・モンゴル国製では8ミリ径(ヴィオラ用)が標準だ
今回の魂柱は、8ミリよりも太めだった。なので挟む力が強くなり過ぎて、離すのが難しかったかもしれ
ない。6ミリ径であれば挟む力が弱くなり、もう少しスムーズに離せるかもしれない。バネの部分を多少
広げて挟む力を弱めてやれば、もう少し使い易くなるかもしれない。どなたか、実験してみてください?
畝った雲が空を覆い、強めの北風が冷たく、気温3〜10℃。 午後1時の気温7.6℃、湿度は29%
時間の経過による回復か、昨日の脹脛への電気の照射の効果か? ずいぶんと楽になった左脹脛である
(11・153)36.1℃(74〜113)
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