2号の糸巻きの、ギア部分の交換作業。まずは、黒檀製の内モンゴルの馬頭琴から外した、取っ手部分の補修。膠でもエポキシ接着剤でも、20分程度鍋で煮ると・・・外れる。が、どうやら黒檀にヒビが入る様だ。で、割れ目に注射器で吸える程度に薄めたタイトボンドをヒビに沿って注入、クランプで固定する
次が、取っ手部分の穴あけ。内モンゴルの標準な真鍮製の糸巻きのシャフトの太さに合わせて、5ミリの穴が取っ手に開いている。ゴトー製のエレキベース用の取っ手の摘みを、最大限に削って7ミリ弱であるゴトーのペグの摘みは、アルミ製とプラスチック製が有り、当然プラスチックの方が削りやすいが、発注段階で間違ってアルミ製を3組頼んでしまうと、悪戦苦闘する羽目に陥る。金属パイプを流用しようとも考えたが、空回り防止のために糸巻きのシャフトの断面は矩形で、それに合わせてパイプの内側の断面も矩形をしており、通常のパイプの流用は無理なのである。太い番線を半分に切って、半田付けでもするか
取っ手がドリル刃によって押し広げられて割れたりせぬように、取っ手の口の部分を絆創膏でぐるぐると巻いておく。万力に挟む部分にも養生として、絆創膏を巻いておく。オリジナルの5ミリの穴を、6ミリ径のドリル刃で削り、7ミリ径のドリル刃で削る。で、シャフトを挿入すると、僅かにカタカタと動いてしまう。で、秘密兵器の登場である。ダイソーで200円(税抜)の、グルーガンを購入済みなのである
グルースティックは別途購入で、たぶん100円(税抜)だったと思う。本体にグルースティックを差し込んだが、中央の窓のオレンジ色の円筒形の部分までしか届かない。で、トリガーを引くと、先端部まで押し込まれる仕組みだった。コンセントに差し込んでトリガーを引くと、先端部から溶けた糊が出て来たが・・・呆気なく瞬く間に固まってしまう。必要だと思われる分量の糊を絞り出していると、最初に出た糊が固まってしまい、ほどよい溶け加減でシャフトをギュ〜っと押し込み、隙間に上手くフィットするという・・・幻想は打ち壊されてしまった。まあ、穴に注入した糊は樹脂様に固まり、簡単に取り出せたが
で、あれやこれやを固定したり、ドリル刃の深さの目安に貼ったりするのに用いている、テーピング用の絆創膏を取り出した。糸巻きのシャフト部分に巻いて、取っ手の穴に差し込むという、何時ものやり方で無事にがたつきは解消した。馬頭に組み付け2号復活。さて、グルーガン&スティック、何に使えるか?

白く滲んだ晴れ空、春一番か? 猛烈な北風で、気温4〜12℃。正午の気温10.3℃、湿度は25%
(2・123)36.2℃(77〜122)微かに朧に・・・富士見庵