ウバリ尊者①(仏道を求めるのに身分は関係ない)
後に十大弟子の一人にあげられるようになったウバリだが、
実は出家しようと釈尊の元にきたのではない。
彼は低い身分の出身で、理髪師を生業としていた。
ある日、釈尊の従兄弟である阿難、阿那律が
出家を決意し、釈尊のもとへいくことにした
王族の彼らはいつも身の周りのことは
誰かにしてもらっていたので、従者を探したのである。
そこで二人が選んだのが、王舎城の中でも真面目な
理髪師ウバリだった。
ウバリは阿難、阿那律に従い、釈尊の元にいった。
感謝した二人はウバリに身につけていたものを
与え、帰るように言った。
しかし、ウバリは考えた。
「このまま城に帰っても、王様から、
どうして二人の出家を止めなかったのかと
叱られるだけだ。
もう城には戻れない。
それならば私も釈尊のお弟子に
なるしかない。」
ウバリは阿難、阿那律に頼み、
釈尊に願い出て、釈迦族の王族とともに出家が許された。
この時、アナリツより「世尊よ、願わくば理髪師ウバリを
本日授戒の最初として下さい」との申し出があったので、
釈尊はウバリを最初の授戒者とされた。
そして釈尊は「出家以前においては身分の違い、
地位の高低など種々あるが、出家後はすべてその差別などはない」と
述べられ、ウバリを敬うよう諭された。
ウバリはたいへん律儀な性格の持ち主であった。
戒律に精通し、よく守ったことから、
に阿羅漢果(悟り)を得て、
持律第一の尊者と称されるようになった。
経典編纂会議第一回結集において、
律についてのリーダーを務め、六度万行、持戒の理解と実行の
第一人者であった。
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後に十大弟子の一人にあげられるようになったウバリだが、
実は出家しようと釈尊の元にきたのではない。
彼は低い身分の出身で、理髪師を生業としていた。
ある日、釈尊の従兄弟である阿難、阿那律が
出家を決意し、釈尊のもとへいくことにした
王族の彼らはいつも身の周りのことは
誰かにしてもらっていたので、従者を探したのである。
そこで二人が選んだのが、王舎城の中でも真面目な
理髪師ウバリだった。
ウバリは阿難、阿那律に従い、釈尊の元にいった。
感謝した二人はウバリに身につけていたものを
与え、帰るように言った。
しかし、ウバリは考えた。
「このまま城に帰っても、王様から、
どうして二人の出家を止めなかったのかと
叱られるだけだ。
もう城には戻れない。
それならば私も釈尊のお弟子に
なるしかない。」
ウバリは阿難、阿那律に頼み、
釈尊に願い出て、釈迦族の王族とともに出家が許された。
この時、アナリツより「世尊よ、願わくば理髪師ウバリを
本日授戒の最初として下さい」との申し出があったので、
釈尊はウバリを最初の授戒者とされた。
そして釈尊は「出家以前においては身分の違い、
地位の高低など種々あるが、出家後はすべてその差別などはない」と
述べられ、ウバリを敬うよう諭された。
ウバリはたいへん律儀な性格の持ち主であった。
戒律に精通し、よく守ったことから、
に阿羅漢果(悟り)を得て、
持律第一の尊者と称されるようになった。
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