桃太郎⑨-3(青鬼-食卓の修羅場)
食い物の恨みは恐ろしいといわれるが、
女性にとって食卓はいろんな意味で戦場だ。
お嫁さん。一匹の魚の料理するにも大変な悪を造る。
今日は給料日、奥さまはお頭付きの鯛を
買ってきて、料理をしにかかる。
さて、どこを誰に出すかで頭を悩ます。
真中の美味しい部分は
カイショはないが稼いでくれる主人と
今は遊んでばかりだが、将来養ってもらわなければならない息子と
決まっている。
しかし、問題は頭としっぽのところ、
姑に小さいところを出せば、
「嫁は小さいところしか出さん」と
ご近所に言いふらす。
だからと言って、身の多いところは出したくない。
そこで姑の皿には頭のところを切りとって
「お母さん、頭の部分は、栄養があるそうですよ」
と言いながら出す。
受け取ったお婆さん、あまり嬉しくない。
見かけは大きいが全然身のないところ。
それに比べ、嫁は皿の野菜の下に隠れているが、
シッポの部分。
あそこは内臓もなく、身がたっぷりあって
美味しいところである。
姑は千里眼でお見通し。
「嫁め。ワシには身のない頭を出して、
自分だけは身も沢山あるシッポのところを
取りよって」と
心の中で嫁の頭の切り裂いている。
なぜ嫁の魂胆が分かるのか。
自分が嫁の時代に同じことをやってきたからに
外ならない。
食欲の為に嫁と姑の修羅場が現出する。
ここをクリックして下さい。
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食い物の恨みは恐ろしいといわれるが、
女性にとって食卓はいろんな意味で戦場だ。
お嫁さん。一匹の魚の料理するにも大変な悪を造る。
今日は給料日、奥さまはお頭付きの鯛を
買ってきて、料理をしにかかる。
さて、どこを誰に出すかで頭を悩ます。
真中の美味しい部分は
カイショはないが稼いでくれる主人と
今は遊んでばかりだが、将来養ってもらわなければならない息子と
決まっている。
しかし、問題は頭としっぽのところ、
姑に小さいところを出せば、
「嫁は小さいところしか出さん」と
ご近所に言いふらす。
だからと言って、身の多いところは出したくない。
そこで姑の皿には頭のところを切りとって
「お母さん、頭の部分は、栄養があるそうですよ」
と言いながら出す。
受け取ったお婆さん、あまり嬉しくない。
見かけは大きいが全然身のないところ。
それに比べ、嫁は皿の野菜の下に隠れているが、
シッポの部分。
あそこは内臓もなく、身がたっぷりあって
美味しいところである。
姑は千里眼でお見通し。
「嫁め。ワシには身のない頭を出して、
自分だけは身も沢山あるシッポのところを
取りよって」と
心の中で嫁の頭の切り裂いている。
なぜ嫁の魂胆が分かるのか。
自分が嫁の時代に同じことをやってきたからに
外ならない。
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