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歴史は人生の教師

高3、人生に悩み休学。あったじゃないか。歴史に輝く人生を送っている人が。歴史は人生の教師。人生の活殺はここにある。

桃太郎①(日本一読まれている御伽噺)

2009年05月13日 | 桃太郎
桃太郎①(日本一読まれている御伽噺)

親が子供に読ませる童話は数多い。
日本昔話、グリム童話、アンデルセン童話と
あげればきりがない。

しかし、日本でいえば、ダントツ一位で
読まれているのが桃太郎だろう。
滝沢馬琴の『童蒙話赤本事始』でも五大昔噺の冒頭を飾っている。

子供の為のおとぎ話かと思ったら大間違い、
これは全人類が知らなければならない
大切なことを教えられた、貴重な話なのだ。
親がその意味を知って、子供に聞かせることができれば、
こんな立派な親はいないと思う。
子に尊敬される親になろうではないか。

鬼退治で有名な桃太郎の話ができたのは室町時代以前で,
一説によると鎌倉時代まで遡(さかのぼ)ると言われている。
日本のおとぎ話で桃太郎ぐらいに各地方で語られ、
ながきに渡って伝えられてきた話はなかろう。
これだけの年月、多くの親子を魅了した桃太郎には
どんな真実が隠されているのか。

第二次世界大戦の時、この桃太郎はアメリカ・イギリスを
中心とする連合軍を鬼に見立て、その鬼畜米英の魔の手から
世界を守る桃太郎こそが神国日本であると、桃太郎のおとぎ話を
軍国主義徹底に利用した。
敗戦後、戦勝国アメリカにより、桃太郎の話は一時、
話をしないように規制されたほどである。

桃太郎が軍国主義に使われようとは、驚きだが、
それだけ日本の多くの人に愛され、伝えられていたからだろう。

おとぎ話は諸説があり、色々手を加えられ、現代版の
桃太郎になってきた。
だから桃太郎も現代版が人生に如何に有意義で大切な
意味を持っているかを、未来ある子供達と共に
勉強してみよう。