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歴史は人生の教師

高3、人生に悩み休学。あったじゃないか。歴史に輝く人生を送っている人が。歴史は人生の教師。人生の活殺はここにある。

迦葉尊者④(拈華微笑 ねんげみしょう)

2009年03月29日 | 釈迦十大弟子
迦葉尊者④(拈華微笑 ねんげみしょう)

「拈華」は花をひねること。
「花をひねりて微笑する」ということ。

釈迦が霊鷲山(りょうじゅうせん)で弟子たちに
仏法を説かれた時、金波羅華(金色の蓮の花)を
ひねって見せると
弟子達はその意味を理解できず沈黙していた。
ただ一人、迦葉だけがその意味を悟って微笑んだので
釈迦は彼だけに仏法の真理を授けたと仰言った。

禅宗ではこれを「以心伝心・不立文字」といい、
釈迦は、迦葉が言葉で表せない仏教の奥義を
理解できる者として、彼に仏法の奥義を授けたことから
迦葉を禅宗の祖とあがめている。

真理というものは言葉を離れたものであるから、
言葉を使わず、心から心へ伝えること。
また、伝えることができることとしている。

言葉を離れた真実である(離言真如)が、
言葉によらなければ、誰にも伝えることは
できない。(依言真如)

ここに釈尊を初め、善知識方の大変なご苦労が
あったことは決して忘れてはならない。



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迦葉尊者②(妻妙賢との出会い)

2009年03月27日 | 釈迦十大弟子
迦葉尊者②(妻妙賢との出会い)

ピッパリの両親は金に糸目をつけず、探させた。
女人像を乗せた台車を置いて休んでいた所、
妙賢の乳母が、その像を見て彼女と見間違えたことから
縁談がまとまった。
黄金像を結納金に妙賢は迦葉の元へ嫁いだ。
しかし、彼女はまだ十六歳で、
彼女自身も出家したいと考えていた。

ピッパリは妙賢に告げた。
「私は将来、出家したいと願っている。
だから、結婚はしても肉体の交わりは持たないが
許してほしい。」

すると妙賢も
「願ってもないこと、私も出家を志していたのです。
喜んでお受け致します。」
互いに同じ出家の意志がある事に喜んだ、
それを承知の上で結婚した。


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迦葉尊者①(栴檀は双葉より芳し)

2009年03月26日 | 釈迦十大弟子
迦葉尊者①(栴檀は双葉より芳し)

釈尊十大弟子の中で真面目といったならば
迦葉以上の人はいなかった。
釈迦入滅の際、釈迦教団を任されたのも
その真面目さから他の弟子の信頼を得て
いたからに外ならない。

”栴檀(せんだん)は双葉(ふたば)より芳し(かんばし)”
といわれる。
栴檀(せんだん)は発芽したころから
芳香を放つことから、
優れた人物は、幼いときから他と違って
優れていることを示すことわざである。

迦葉はインドのマガダ国のバラモンの家に生れた。
ピッパラ=菩提樹の下で生まれたので、
幼名をピッパリといった。

八歳でバラモン教に入門し修行してすべてを得たが、
さらに出家して求道したいと考えていた。
二十歳の頃に家系が途絶えるのを恐れた両親は、
彼に結婚をすすめたが、清浄な生活を送りたいと
一度断るも断りきれず、
彼は工巧に金の美しい女人像を造らせて、
これと同じならばその人と結婚しようと
条件を出したのである。

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目蓮尊者⑧(お盆を聞法精進のスタートに)

2009年03月25日 | 釈迦十大弟子
目蓮尊者⑧(お盆を聞法精進のスタートに)

日々の新聞紙上に死亡記事の載らない日は一日もない。
あれを読んで、自分の死に結びつけて考える者は、
暁天の星である。
みんな他人の死にすりかえている。

健康、愛欲、地位、名誉、財産、権力の
一切が満ち足りたとしたら、
その上に何を望むものがあるだろうか。
人間最後の願望である永遠に生きたい、
との衝動にかられる。

不意の刃傷に遇い「金は、いくらでも出す、助けてくれ」と
叫んで死んだ力道山を笑うものは笑われるだろう。
それ程、生命への愛着は抜き難いものがある。

ところが生ある者には必ず死がある。
死が人生の行く手に立ちはだかったら
愕然として絶望せざるを得ない。

アリストテレスは、「哲学は驚嘆から始まる」といった。
パスカルは「人間は考える葦である」と言う。
この厳粛な死を考えたら「これでよいのか」の驚きが、
必ず起こってくる。これが聞法の出発点である。

死を忘れての一切の営みは無駄であり
死を見つめ、死を超える者にのみ
真実の生が開かれることを忘れてはならない。
                                                         
目蓮尊者を由来としているお盆は、
亡き祖先を救う日ではなく、
今、現に倒さに懸って飢え、渇き、苦しみ続けて、
未来永劫、流転せんとしている、
我身自身を救う聞法精進の日で
あることを忘れてはならない.


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目蓮尊者⑦(セミの一生)

2009年03月24日 | 釈迦十大弟子
目蓮尊者⑦(セミの一生)

夏、かまびすしく鳴き叫んでいるセミには、
やがて死ぬ気配など微塵も見あたらぬ。
しかし、セミのオスは、幾年もかゝって土の中で作りあげた、
あの精巧な楽器を僅か一週間内外使って死んでしまう。

七日間と言っても、羽化して四日目でないと
鳴けないから、正味三日になる。
たった三日鳴くと、何処かで独り淋しく、
楽器を抱いたまゝ死んでゆく。
思えば、はかない一生ではある。
「朝に紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」
蓮如上人の白骨の章にある名文である。

それにしても現代人は、余りにも医薬や医療を過信している。
医薬万能の迷信におち入っているようだ。
けれども、医薬はあくまでも、人間の生命を、
いくらか延ばしてはくれるが、死の解決はしてくれない。

人間は妙なもので、自分だけは永遠に生きられると思っている。
死は、他人のことだと思い込んでいる。
妄想顛倒も甚だしいが、これが我々の、いつわらぬ実相である。


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目蓮尊者⑥(ジュニア川柳)

2009年03月23日 | 釈迦十大弟子
目蓮尊者⑥(ジュニア川柳)

川柳はサラリーマン川柳が群を抜いているが、
ジュニア川柳もほのぼのとさせてくれる。

(将来の希望)
イソップが教えてくれた人の道
生きてゆく長い廊下を一歩ずつ
今ぼくは進路に橋を架けている
鮎もまた傷つきながら川のぼる
真ん中にどうどうと行くぼくがいる


(学校)
がっこうはみんないるからすごいんだ
新学期どきどき感が気持ちよい
参観日手をあげたのに母いない


(友達)
手作りの戦車はみんな仲よしだ
まごころを配ると笑顔満開だ
かなしいとき君の一言太陽だ
瞳みて信じられてる事を知り
団結の出来ぬ悲しい砂の性
元気な子見ると元気がわいてくる
赤ちゃんの心よむのはむずかしい

(感謝)
地球はね青くて丸い愛なんだ
がらくたを芸術にする魔法の手
本読んで大きなゆめがうまれたよ
がんばれた今日ににっこり感謝する
牛からの白い素敵なプレゼント


幼い時の夢、希望、友情。
どれも目を輝かせ明るい。
それが大人になると何故、曇るのか。
現実がそう甘くはない。
反対なんだ。

だからといってこの現状をこのままに
しておいては、なおいけない。

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目蓮尊者⑥(サラリーマン川柳に見る家族)

2009年03月22日 | 釈迦十大弟子
目蓮尊者⑥(サラリーマン川柳に見る家族)

昔のことを言ってはオジサンになるが、
一つの部屋で一台のテレビを囲んで、
親子が巨人戦を見て、泣き笑い。
日本プロレスで慶喜したものだ。
楽しかった。
映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の頃が
懐かしい。


(父の威厳)
土地もある 家もあるのに 居場所なし
このオレに あたたかいのは 便座だけ
耐えてきた そう言う妻に 耐えてきた
父見捨て 子供プレステ 母エステ
父帰る 娘出かける 妻眠る


(父の居場所)
子の成長 増える学費に 減る会話
二歳だろ トロ ウニ 選ぶな 卵食え
ダイエット 食費以上に 金かけて
「何食べたい?」 聞くな作った ことがない
目で言うな 言たいことは 口で言え
パパ似だと 言われ泣きだす わが娘
やめるのか 息子よその職 俺にくれ
胃じゃなくて チョーがムカツク 女子高生
バット持つ この子は不良か 一億か

男の威厳、立場も大逆転。
男女平等は大切だが、
男の居場所がなくなるのは
どうかな。

どこか逆立ちしている。

目蓮尊者⑤(サラリーマン川柳に見る会社像)

2009年03月21日 | 釈迦十大弟子
目蓮尊者⑤(サラリーマン川柳に見る会社像)

未曽有の大不況、この原因はどこにある。
会社の中ではお互いのなじりあい。
上司、部下、心の底をさぐると
人間の逆さまの実態が見え隠れ。

(上司から部下へ)
メール打つ 早さで仕事が なぜ出来ぬ
(部下から上司へ)
仕事やれ 人に言わずに お前やれ

(上司から部下へ)
口ぐせは 「知らない」「できない」「聞いてない」
(部下から上司へ)
「早くやれ」 そう言うことは 早く言え
まかせとけ 期日が来たら やっておけ

(上司から部下へ)
新人の 「マジですか?」に マジぎれし
(部下から上司へ)
空気読め それより部下の気持ち読め

(上司から部下へ)
うちの部下 見ざる聞かざる 気がきかず
(部下から上司へ)
「知恵を貸せ」 貸したらおしまい 「君がやれ」
たのむから 「何もしないで!」 と部下が言う

(上司から部下へ)
新入社員 言う事だけは 経営者
(部下から上司へ)
赤字だぞ、あんたが辞めれば すぐ黒字
社長より 現場をよく知るアルバイト
コストダウン さけぶあんたが コスト高


時代の波にのれず。パソコンの前で
キーボードを一本指で押している上司、
それを教えてくれる部下に感謝しなければ。

ゲームで育ってきた部下諸君、
たたき上げで生き抜いてきた上司を
少し尊敬してみたら。

お互い相手の欠点ばかり見て、長所が見えていない。
これでは会社が上手くいくわけないね。


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目蓮尊者④(サラリーマン川柳に見る夫婦愛)

2009年03月20日 | 釈迦十大弟子
目蓮尊者④(サラリーマン川柳に見る夫婦愛)

この世の中、みな倒さに懸っているものばかり。
サラリーマン川柳は実に見事に捕らえている。

妻からの痛烈な一言、
それが夫にはキツイ。

(妻から夫へ)
出来ちゃった 結婚しちゃった 飽きちゃった
(夫から妻へ)
プロポーズ あの日にかえって ことわりたい

(妻から夫へ)
粗大ゴミ 朝出したのに 夜もどり
(夫から妻へ)
ゴミ出し日 捨てにいかねば捨てられる

(妻から夫へ)
「今帰る」妻から返信「まだいいよ」
(夫から妻へ)
まだ寝てる 帰ってみれば もう寝てる

(妻から夫へ)
わが家では 子供ポケモン パパノケモン
(夫から妻へ)
いい家内 10年経ったら おっ家内

(妻から夫へ)
やせてやる!! コレ食べてから やせてやる!!
(夫から妻へ)
ボディコンを 無理して着たら ボンレスハム

(妻から夫へ)
赤い糸 やがて夫婦は コードレス
(夫から妻へ)
妻の声 昔ときめき 今動悸

こんな妻を家に置いてくれる夫を感謝しなければ
ならないのに、

「妻だから 運転できる 火の車」と
よくこんな安月給をやりくりできる
我が妻は偉いと感謝しなければならないのに、

逆さまだな。


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目蓮尊者③(頭下足上-庄松同行の逆立ち)

2009年03月19日 | 釈迦十大弟子
目蓮尊者③(頭下足上-庄松同行の逆立ち)

江戸末期、四国は讃岐に庄松同行という
妙行人(阿弥陀仏の本願に救われ活躍された人)がいた。

彼は字の縦横の分からぬ、銭の勘定もできぬ
世間では馬鹿、昔は八文と呼ばれていた。
ところがこと仏教になると、これが馬鹿だろうかと
思うようなことをしている。

寺でご法話があり、帰ろうとしていた時、
庄松が本堂で逆立ちを始めた。
「オイ庄松、年甲斐もなく、逆立ちなんかしておると
倒れて、怪我するぞ」
と友達が忠告すると、すかさず庄松
「まだ分からんかのう。お前達が地獄へ堕ちる様を
 教えているのじゃ。
 お経には、この世で弥陀の本願に救われずに
 地獄へ堕ちてゆく者は頭下足上で堕ちてゆくと
 説かれているではないか」
といい加減に仏教を聴いている者たちに警鐘乱打している。

頭下足上とは、頭を下にし、足を上にするということで
逆立ちしているということである。

明日とも知れない命を持ちながら、
まだまだ生きれると思っている。

悪人でありながら、
どこがオレが悪人なんだ、あいつの方が余程
悪いじゃないかと、うぬぼれ一杯。

こんな真実と反対のことしか思えないから
頭下足上で地獄行きなのだ。

目蓮、庄松の言葉が耳に痛い。

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