目蓮尊者②(ウラボンとは)
ウラボンという梵語は倒懸ということ。
即ち「倒(さか)さに懸(かか)れる者」ということである。
だから『盂蘭盆経』とは
「倒さに懸れる者を救う方法を教えた経」
ということである。
果して、倒さまに懸って苦しんでいるのは
目連の亡き母だけだろうか。
死後にだけ餓鬼道があるのではない。
腹だけが馬鹿に大きく皮骨連立の奇形動物だけを餓鬼だと
思っていたら大間違いなのだ。
迷いを迷いと思われず、真実を真実と信じられず、
迷いを真実と誤解して苦しみ悩んでいる者は、
仏眼からごらんになると、
皆倒さに懸って苦しんでいる餓鬼なのです。
ウラボンという梵語は倒懸ということ。
即ち「倒(さか)さに懸(かか)れる者」ということである。
だから『盂蘭盆経』とは
「倒さに懸れる者を救う方法を教えた経」
ということである。
果して、倒さまに懸って苦しんでいるのは
目連の亡き母だけだろうか。
死後にだけ餓鬼道があるのではない。
腹だけが馬鹿に大きく皮骨連立の奇形動物だけを餓鬼だと
思っていたら大間違いなのだ。
迷いを迷いと思われず、真実を真実と信じられず、
迷いを真実と誤解して苦しみ悩んでいる者は、
仏眼からごらんになると、
皆倒さに懸って苦しんでいる餓鬼なのです。