2007年8月31日(金)
朝、7時半頃から出る準備。
サバンナに東屋苗床(ハンガー・ドゥ・ジャポン)を作り、
研究所敷地内から苗を持って行って放置する、という試みです。
(昨日話し合って出てきたアイデアですね)
運転手のピエールにガイドのボニファスを呼んできてもらって、
ボニファスがやってくると、
ボニファスは作業員としてジリバンバをまた呼びに行くという段取りの悪さ
ニオン村で更に作業員を雇ってコリドーへと向かいます。
しかし、コリドー道の入口にセリンバラ村の住民と村長がいて、バリケードを組んでいるじゃないですか・・・
コリドー計画でもめているのが原因だそうです
話によるとIREBから書面での契約が全くない、とか、コリドー用地がはっきりしないからどこを畑にして良いかも分からない、とか・・・そもそもサバンナで農作業をしている人なんて(コリドー用地として切り開かれたところ以外では)いないし・・・結局、大きな金が動くところで仕事が思ったように入ってこないとか、仕事したけれど金を中間で搾取されているとか、そういったところでの問題が爆発しているのです。
そもそも、去年チューブを設置した河畔林に囲まれたところも、もともと誰かが畑のしようとしていたところだったとかで(本当は火を付けただけで放置されていたらしいけれど)、そこに勝手に植栽してチューブを設置したとかで、
チューブは蹴り倒されて、つぶされたりしていたし・・・
IREB とセリンバラ村は上手くいっていないらしいのです・・・
そういった政治的なところはクルマ所長がちゃんとバランスを取って仕事してくれればいいのだけれど、彼はセリンバラ村には一度も訪れたことがないらしく・・・ボッソウで彼は一体何をしているのかと疑いたくなります。
仕事の内容についてはIREB に依頼しているからKUPRI(我々)が知るよしもなく、
あくまでもIREBとセリンバラの問題であると伝えてたようです。
植栽作業の邪魔をして、樹を伐ったりもしている
挙げ句の果てには、
「コリドー計画はセリンバラにとってなにかベネフィス(利益)があるのか」
とか言っています。
そもそも、もともと仕事がない時期に仕事は少なくとも発生している(中間搾取はされているかも知れないけれど)し、
その時点で利益はあるわけだし、
そもそも日本人にとってはサバンナが森になったからと言ってそんな利益があるわけではなく、
植栽に関してはあくまでもボランティアである(と言えると思う)。
「そんなにサバンナが好きならそれでもいいよ」
と大橋さんは言う。
9時過ぎになるとようやく、村長はこちらの主張に理解を示してくれるが、とりあえず村の長老達にもその旨を説明して欲しいとのことでセリンバラ村に行くことになってしまいました。
そのころセリンバラ-ニオン道をチンパンジー(チュアとパマらしい)が歩いてきて、場の雰囲気を和ませてくれました。
チンパンジーたちは、いったいどのルートをたどったのだろう・・・
コリドーができあがったら、もっと頻繁に行き来してくれるのだろうか・・・
セリンバラに行くと人が続々と集まってきて、話の概要をボニファスに伝えてもらうことになりました。
(マノン語で話をするから大橋さんでも無理)
いったんは落ち着きをみせるが、血気盛んの若者連中が
「ストをするぞ」
とかいってまたもめる
多分、今回の草刈りでブナに中間搾取されてカッカきている若者達なのでしょう。
そんなところに間が悪くブナがやってきたのです。
「こんなところに来るなよ~」
と思っていたのですが、表向きはみんなおとなしくブナを迎え入れていました。
お、大人だ・・・
途中からローラの仲介人(検事もしくは裁判官みたいなものらしいです)とニオン村の村長がやって来て、
「あんまりもめるんだったらローラに訴えても良いし、最悪コナクリまで話を持って行っても良いんだぞ」
みたいなことを言うと、若者連中もとりあえずは収まりました。
だって、下手したら牢屋送りだもんね・・・
昼過ぎにようやく作業に取りかかることができました。
とりあえず、東屋(ハンガー・ドゥ・ジャポン)の設置をする場所を確定して、
地ならしをして帰ることにしました。
帰りの途中、東屋の柱用の竹(バンブー・シェ・ノア)を切って道ばたに置いておく。
これは明日にランクルで拾って現場に向かう予定。
歩いて研究所に戻っていくと、もうほとんど研究所、というところでピエールの運転するランクルが見えてきた・・・
クルマの私用でランクルが出ていたのだけれど、帰ってくるのが遅いよぉ~
でも最後まで歩くよりはマシかと(近いと言っても歩いて10分から15分くらい
はかかる)ランクルに乗って帰りました。
研究所に戻ると、やってられないとばかりに大橋さんとビールを飲みました
ボランティアしているにもかかわらず、さんざん文句ばっかり言われていたのだから・・・完全にやけ酒です
夜には大橋さんはまた、竹元さんにからんでいました。
ストレスがたまるよなぁ、そりゃ・・・
自分の仕事(チンパンジーの調査)がまったくできない上に、
コリドーであっちからこっちからなんやかんやと言われて・・・
酔って疲れて大橋さんは先に眠ってしまいました。
お疲れ様です・・・
朝、7時半頃から出る準備。
サバンナに東屋苗床(ハンガー・ドゥ・ジャポン)を作り、
研究所敷地内から苗を持って行って放置する、という試みです。
(昨日話し合って出てきたアイデアですね)
運転手のピエールにガイドのボニファスを呼んできてもらって、
ボニファスがやってくると、
ボニファスは作業員としてジリバンバをまた呼びに行くという段取りの悪さ
ニオン村で更に作業員を雇ってコリドーへと向かいます。
しかし、コリドー道の入口にセリンバラ村の住民と村長がいて、バリケードを組んでいるじゃないですか・・・
コリドー計画でもめているのが原因だそうです
話によるとIREBから書面での契約が全くない、とか、コリドー用地がはっきりしないからどこを畑にして良いかも分からない、とか・・・そもそもサバンナで農作業をしている人なんて(コリドー用地として切り開かれたところ以外では)いないし・・・結局、大きな金が動くところで仕事が思ったように入ってこないとか、仕事したけれど金を中間で搾取されているとか、そういったところでの問題が爆発しているのです。
そもそも、去年チューブを設置した河畔林に囲まれたところも、もともと誰かが畑のしようとしていたところだったとかで(本当は火を付けただけで放置されていたらしいけれど)、そこに勝手に植栽してチューブを設置したとかで、
チューブは蹴り倒されて、つぶされたりしていたし・・・
IREB とセリンバラ村は上手くいっていないらしいのです・・・
そういった政治的なところはクルマ所長がちゃんとバランスを取って仕事してくれればいいのだけれど、彼はセリンバラ村には一度も訪れたことがないらしく・・・ボッソウで彼は一体何をしているのかと疑いたくなります。
仕事の内容についてはIREB に依頼しているからKUPRI(我々)が知るよしもなく、
あくまでもIREBとセリンバラの問題であると伝えてたようです。
植栽作業の邪魔をして、樹を伐ったりもしている
挙げ句の果てには、
「コリドー計画はセリンバラにとってなにかベネフィス(利益)があるのか」
とか言っています。
そもそも、もともと仕事がない時期に仕事は少なくとも発生している(中間搾取はされているかも知れないけれど)し、
その時点で利益はあるわけだし、
そもそも日本人にとってはサバンナが森になったからと言ってそんな利益があるわけではなく、
植栽に関してはあくまでもボランティアである(と言えると思う)。
「そんなにサバンナが好きならそれでもいいよ」
と大橋さんは言う。
9時過ぎになるとようやく、村長はこちらの主張に理解を示してくれるが、とりあえず村の長老達にもその旨を説明して欲しいとのことでセリンバラ村に行くことになってしまいました。
そのころセリンバラ-ニオン道をチンパンジー(チュアとパマらしい)が歩いてきて、場の雰囲気を和ませてくれました。
チンパンジーたちは、いったいどのルートをたどったのだろう・・・
コリドーができあがったら、もっと頻繁に行き来してくれるのだろうか・・・
セリンバラに行くと人が続々と集まってきて、話の概要をボニファスに伝えてもらうことになりました。
(マノン語で話をするから大橋さんでも無理)
いったんは落ち着きをみせるが、血気盛んの若者連中が
「ストをするぞ」
とかいってまたもめる
多分、今回の草刈りでブナに中間搾取されてカッカきている若者達なのでしょう。
そんなところに間が悪くブナがやってきたのです。
「こんなところに来るなよ~」
と思っていたのですが、表向きはみんなおとなしくブナを迎え入れていました。
お、大人だ・・・
途中からローラの仲介人(検事もしくは裁判官みたいなものらしいです)とニオン村の村長がやって来て、
「あんまりもめるんだったらローラに訴えても良いし、最悪コナクリまで話を持って行っても良いんだぞ」
みたいなことを言うと、若者連中もとりあえずは収まりました。
だって、下手したら牢屋送りだもんね・・・
昼過ぎにようやく作業に取りかかることができました。
とりあえず、東屋(ハンガー・ドゥ・ジャポン)の設置をする場所を確定して、
地ならしをして帰ることにしました。
帰りの途中、東屋の柱用の竹(バンブー・シェ・ノア)を切って道ばたに置いておく。
これは明日にランクルで拾って現場に向かう予定。
歩いて研究所に戻っていくと、もうほとんど研究所、というところでピエールの運転するランクルが見えてきた・・・
クルマの私用でランクルが出ていたのだけれど、帰ってくるのが遅いよぉ~
でも最後まで歩くよりはマシかと(近いと言っても歩いて10分から15分くらい
はかかる)ランクルに乗って帰りました。
研究所に戻ると、やってられないとばかりに大橋さんとビールを飲みました
ボランティアしているにもかかわらず、さんざん文句ばっかり言われていたのだから・・・完全にやけ酒です
夜には大橋さんはまた、竹元さんにからんでいました。
ストレスがたまるよなぁ、そりゃ・・・
自分の仕事(チンパンジーの調査)がまったくできない上に、
コリドーであっちからこっちからなんやかんやと言われて・・・
酔って疲れて大橋さんは先に眠ってしまいました。
お疲れ様です・・・