Ryo徒然なるままに

日々の暮らしを徒然なるままにつづる。
何でもありの日記のようなもの・・・

奈良マラソン

2012年12月10日 | スポーツ
昨日は第三回奈良マラソンでした。

ひょんなことから奈良マラソンに参加することになったことはかなり前の記事に書かせて頂いたとおり。

その本番がついにやってきたのです。

この冬はなんとも寒い冬で、コンディションとしてはあんまり良い方ではなかったようです。
奈良テレビの放送を録画して走った後に観たのですが、一般ランナーにとっては15℃くらいの気温が一番走りやすく、それより下がると厳しくなってくるらしいです。トップランナーでも10℃を下回ると厳しくなっていくと解説の方が言っておられました。

ちなみに奈良気象台のデータによるとスタート時点での気温が3.4℃、最高気温6.6℃(13:40)だったようですから、厳しい部類のコンディションだったみたいですね。

そして、解説の人が言っていたのですが、ランナーが追い越しをかけるときには
「流れに乗って、ジグザグに走らないことが肝心」
らしいのですが、スタートしてから10分くらいでジリジリし出して、やってはいけないジグザグ走行による追い越しを延々と15km地点くらいまでやってしまったのです・・・^^;

結果、奈良マラソンの難所である白川の坂を登り切ったところの30km地点で膝や腰に痛みを覚え初め、ついに歩き始めることに・・・
35kmを越えてからはかなり歩く頻度が増え、膝と腰の痛みで冷や汗をかくようになりました・・・

村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」(文藝春秋)で(村上春樹さんは走ることが好きで、結構マラソンなんかは参加されているんです)、マラソンは35kmを越えてからが本当の闘いだという感じのことが書かれていて(マラソンの解説なんかでもそういわれる)、また走っていて、どうしてこんな事を始めてしまったのだろうと後悔の念に駆られるということも書かれていたと記憶しているが、まさにその通りで、35kmを過ぎてからの今回の奈良マラソンはまさに修行のような感じでした。本当に、

「なぜこんなことをしなければいけないのか・・・」

と思わざるを得ないような状況。でも、沿道からかけられる
「がんばれ!」
の一言が、歩いている自分を奮い立たせ、ほんのわずかでも、とても端から見たら走っているとは思えないかも知れないけれど、走るという行為に引きずり戻してくれました。
本当に、寒い中(一時は雪が少しではあるけれど舞った)応援してくれた人々、ボランティアで給水やバナナ・チョコレートを配ってくれた人たち、そして、大人でも寒いとくじけそうになるような中声を張り上げて応援してくれた子供たち(実にたくさんの子供がいた)に背中を押され、無事?完走することが出来ました。

感謝の一言です。


グロス4時間36分39秒(ネット4時間30分13秒)。

平凡と言えば平凡なタイムなのかもしれないけれど、初マラソン、完走できただけでうれしかったという気持ちが今になって徐々にでてきました。

ゴールした瞬間は、
「あ~、やっと終わった」
と解放された気分になり、
フィニッシャーズタオルを肩にかけられたときにはホッとして、
首からメダルをかけられて完走したという実感がちょっと湧いて、
スポーツドリンク(ヴァーム)とバナナを受け取ったときには、とりあえず早く座って休憩したという気持ちになって・・・
うれしいという気持ちは、最後の最後になってから沸いてきたという感じですね。
最後はまっすぐ走れないような状態でよれよれになってのゴールだったからこんな気持ちになったのでしょうかね~。

他の一般ランナーの初マラソンを完走したときの気持ちってどんな感じだったのか、ちょっと気になった今日一日でした。