Ryo徒然なるままに

日々の暮らしを徒然なるままにつづる。
何でもありの日記のようなもの・・・

どうなってるのかなぁ

2017年03月03日 | ギニア
ふと2007年の夏に行ったギニアの「緑の回廊」の現状が気になり、緑の回廊プロジェクトのページをのぞいてみた。
会社の仕事でツリープロテクタを設置して植栽木を保護する予定で訪れたものの、対象となる木々の状態があまり良くなく、結局設置するのはごく一部に留め、1ヶ月近く滞在するには手をもてあますこととなり、一緒に行った大橋さんと新しいことにチャレンジすることとなり、それまで2回訪れたときに気になっていたことを実践してもらうことにしたのだ。それがいまどのような結果をもたらしているのか・・・

写真は2014年以降のものがないけれど、現状の報告がなされおり読んでみた。

2007年に試したもらった方法は2つ。
1つ目は大きな枝を緑の回廊プロジェクトの植栽対象地に直接挿す、挿しに方式によるもの。
2つ目は竹と椰子の葉で作るポット苗の養生小屋を植栽対象地に作り、そこでポット苗生産からその場で成長させる「東屋方式」

どうやら、2つ目の東屋方式がうまくいったらしく、翌年からこの方式でどんどん大橋さんが東屋を増やしていた、という情報はあったけれど、どの程度うまくいっているのか、発案者(実際に実行に移したのは大橋さんなのでページでは大橋さんが発案者となっている。別にボクは学者として実績を残す必要もないので、それでまったくかまわないけれど・・・)としてはとても気になるところ・・・

で、結果は上記のページにある通り、木々は大きく成長して小さな森を作りつつあるらしい。
個人としてはなかなか訪れることができない場所だけれど、いつかは自分の考えた方式で大きくなった木々を見てみたい、と改めて強く思ったのでした。

現地の様子は今年の1月にドローンをとばして撮影されたようです。興味のある方はこちらも・・・(ちなみに13分20秒あたりに四角っぽい小さな木々の集まりが横に4つほど並んでいるのが映っているけれど、これが2007年の夏にボクと大橋さんがはじめてやってみた東屋のあとなんではないかなぁ、と思う。

エボラ出血熱

2014年08月14日 | ギニア
みなさん、相変わらずご無沙汰してます(変な挨拶…(^-^; )

かつてボクが訪れたギニアがいま大変なことになってますね。

皆さんご存じの通り、エボラ出血熱の流行です。
ボクが初めてギニアに行ったときは、アメリカの東海岸だったか、南米の東海岸だったか忘れましたが、エボラの危険性があるとかないとか、そんな情報があったような、頼りない記憶がありますが、世界的にみてこんな流行は初めてのことで、ホント大変な事態になってしまいましたね。

ギニアは首都など大きな都市では人があふれかえっている上に、とても衛生的とは言えない環境だし、田舎では病気になったら医者より黒魔術が頼りという文化だから、今回のような病気が出てしまうとなかなか感染を食い止めることができないのだろうと思います。

ギニアで知り合った、お世話になった人たちは無事なんだろうか…

ギニア大統領死去

2009年01月05日 | ギニア
2008年12月23日未明(現地時間)
ランサナ・コンテ大統領の死去が発表され、23日早朝から午後にかけて、コナクリ市内の各要所に治安部隊が出動し、市内のほぼ全ての商店及びガソリンスタンドが閉鎖される等、一時緊迫した状態となりました。
同日「民主主義と発展のための国民評議会」(CNDD)の発足及びそのメンバーが発表されるとともに、憲法の停止及び国民議会、政府の解散も発表され、続いて同24日午後、ムサ・カマラ大尉が「大統領」に任命された旨が発表されました。
CNDDが完全に全権を掌握したか未だ不明ですが、CNDDは同26日以降午後8時から翌朝6時までの夜間外出禁止令を発令しており、今後の動向には厳重な注意が必要です。
また今後の情勢如何ではコナクリ空港の機能停止または閉鎖の事態に至る可能性も排除されません。

と、以上は外務省HPで発表された内容です。
大統領の死去が発表されたのは昨年末ですが、
日本国内では、国交はあるものの、一般的に大きな交流があることもないので、
ニュースでは大きく取り上げられることはありませんでしたね。

しかし、関係者にとっては衝撃的なニュースでありました。
大統領が死去すると、クーデターが起こることは必至であると思われていたので、
ボクがギニアに行ったときも、
「大統領の体調はよくないとのことなので、死去のニュースが入れば、すぐに退去するようにしてください。」
と日本大使館の方に強く言われていましたし・・・

そう、チンパンジーの研究で有名な松沢先生は、
ほぼ毎年恒例で、年末年始にかけて研究のためにギニアに渡航されているはずなのです。
(体調とスケジュールの関係で、行かれない年もあるのでしょうが・・・)
そういえば、ボクが初めてギニアに行ったのも年末年始でした。
(このときは松沢先生は行かれませんでしたが)

松沢先生と、その他の研究者の安否が心配で、
最後のボクの渡航でご一緒させて頂いた大橋さんに問い合せたところ、
やはり松沢先生たちはギニアに行っておられ、
大統領の死去のニュースを受けて対応に追われたそうです。
そして、なんとか昨日4日にコナクリを発たれたとか・・・

皆さんが無事で何よりです、ホントに。

ボクが行っていたらそうとうあわてて、うろたえたんだろうなぁ・・・
おそろし・・・

カカオの実

2008年02月21日 | ギニア
さて、昨年のボッソウ日記2007 8月24日(完全復活、そしてチンパンジー)
でもカカオのお話しを少ししました。
その時に、撮った写真が残っていたので、アップしてみます。

この写真は熟したカカオの実を割ったもの。
中に白いものがみえますね。
これがタネだと思います。
このタネ、ねっとりとしています。
(もう書いたことですが・・・)
このねっとりした部分を食べるのです。
甘酸っぱいヨーグルトのような味でした。
(これも書きましたね・・・

こんなものからチョコレートやココアができるというのは想像できません。
味も全然違うし・・・
不思議なものですね・・・

ギニアにみる環境破壊と、「なんでそうなるの?」

2008年01月10日 | ギニア
この写真は、2007年夏にギニア共和国(西アフリカのとある国)にいったときに撮った写真です。
ボッソウというギニア共和国の奥地(リベリア、コートジボアールの国境付近)の村から、
首都コナクリに向けて陸路をトットコ・トットコ走っていたときにみかけた山です。
写真からはわかりにくいかも知れませんが、
この山は岩の表面に地衣類(コケなど)が生きているだけという状態の山。
いわゆる土がなく、地表面はツルツルの状態なのです。
おそらく、この山はかつで森林で覆われていたのだろうと思われます

どうしてこうなったのか・・・
森林を伐採、もしくは燃やして畑にして、
収穫量が減ってきたので放置。
大きな木々がないので、地面はむき出しの状態に。
ここにイネ科の植物などが繁茂すればサバンナのような状態になったのかも知れませんが、
傾斜がきつく、種子などは雨で流されたのではないかと思われます。
(ギニアでは雨季乾季がある熱帯乾林の気候帯です)
雨季にはすさまじい雨の降り方をするので、
土も流れて、岩だけが残った・・・

といったところでしょうか・・・

これを一緒にみていた京都大学の方が
「こんな山をみたら登りたくなるんですよね。ペタペタと登っていくんですよ」
(そう、まるでヤモリのように登るそうです)

「なんでそうなるの」・・・

山登り(クライミング)をやっている人の発想にはついて行けない・・・
と思った瞬間でした・・・