Ryo徒然なるままに

日々の暮らしを徒然なるままにつづる。
何でもありの日記のようなもの・・・

庭木のお手入れ

2010年09月28日 | 作庭・造園
庭木の手入れというのもなかなか奥が深いのですよ、突然ですが。

特に今年は猛暑で庭木に手を入れるタイミングというのは難しい感じでしたね。
あんまり暑くて日射が強いときに、強く刈りこんだり枝を抜いたりすると木々が弱ることもあります。
かといって、あんまりタイミングが遅すぎても問題、という事もあります。
(寒くなるときに芽吹いたりしては困るし・・・)

すべては、
木の状態やそれまでのお手入れはどうだったか、
これまでの気候はどうだったか、
土壌条件はどうだっただろうか、
どんな種類の木が植わっていただろうか、
花は終わったのだろうか、
などなど、
様々なことを考慮に入れて総合的にどういったタイミングでどういう手入れをするのが一番いいのか、
それを判断する必要があります。

ま、しかし、ぶっちゃけ
木々にとって一番いいタイミングだけで仕事をしていてはこちらとしては
「おまんまの食い上げ」
ですから、
ベストではないにしても、ベターなところで何とか押し並べて皆さんにもこちらにも利益があるように、と考えていかないといけません。

普段、周りの人たちから、何にも考えていないように思われるかもしれませんが、
それなりに頭を悩ましているんです、少なくとも本人はそのつもりです。



お天気の長期予報なんかも気になります。
今年の夏は冷夏かも、なんて言っていた予報士もおられたようですが、
困・り・ま・す!

お客さんに、
「庭木の水やりなんかはどうしたらいいでしょうか?」
って聞かれることもあります。
正直、毎日水をやってほしいと思いますが、
しかし、
水やりというのも奥が深くて、
毎日漫然と水をかければいいというものでは、決して、ありません。
地面の深くまで、たっぷりと水が沁み入るようにやってほしいんです。
でも、そんな水のやり方をすれば、
ちょっとした庭なら1~2時間は水やり、
なんてことになってしまいます。
それを毎日、というのは無理がある。
また、土壌条件によっては水をやりすぎて、根を腐らす、ということもあり得る。
そう考えると、
「1週間も2週間も雨が降らなかった場合には、たっぷりと水をやってください」
というのが最も無難な答えとなるんですよ。

しかしです。

今年のように雨は少なく気温は異常に高いということになると、
土壌水分は異常なスピードで蒸発し、植物は考えられないスピードでストレス環境下におかれるようになって、そして枯れていく。

そうなんです。例年通りのお手入れでは枯れてしまった庭木も結構あるんですよ。
まさか、お客さんの所に毎日水やりに行くわけにもいかないし、様子を見に行くわけにもいかない。
電話して、「ちゃんと水やって下さいね」なんていうのもちょっとどうかと思う。
ただ、やっぱり、記録的な暑さになると分かっていたら、顔を合わせたときにでも、
「今年の夏は暑いらしいですから、水やりはちょっと多めにお願いしますね」
くらいは言えたと思う。

冷夏だとか、暖冬だとか・・・
あてにならないような長期予報でも、それなりに気にしてる人間がいると思って天気予報して下さい。お願いしますね。

あ~、お客さんのところで枯れた木々。
どうしようか、頭が痛い・・・

尖閣諸島問題

2010年09月27日 | Weblog
中国人の船長を釈放してしまいましたね。
一体どういうつもりなんでしょうか・・・

あんまり、この場で政治的な問題などを取り上げるのはどうかと思うのですが、
しかし、今回はちょっとね・・・

前原外務大臣が仰るように、東シナ海に領土問題はそもそも存在しない。
しかし、それを中国側は何とか領土問題しようとしているのだ。
日本は同じ土俵に登ろうとしているのでしょうか・・・

今回の判断はいったい何処が下したのか?

仮に政治的判断だったとしたら、完全に失敗に終わったみたいですが・・・

中国側は、船長を解放されたことに関して何ら感謝してません、よ。
むしろ、賠償を請求するとか言ってるらしいけど。

珍しく?外務大臣があそこまで言っていたのだから、
(いつもお茶を濁すような対応しかできないのに、今回は頑張っていると思って期待していました)
そのままの路線で行くのか、あるいは水面下で上手くことを進めるか
どちらかだったと思うのですが、なぜあんな急展開?
理解に苦しむ・・・

日本人は、島国だから熾烈な領土争いをしたことがないから、
考え方が甘いんじゃないですか?

諸外国にも馬鹿にされているんじゃないですか?
今回の日本の対応は・・・

ほんまに、頼みますよ、菅首相。
(もしかして、仙石さんかもしれないけれど・・・)

アンジェラ・アキ?

2010年09月26日 | Weblog
先日(といっても結構前になるんだけれど)、久しぶりにCDをレンタルしてきた。
徳永英明のカバーアルバムシリーズの「VOCALIST2」

もちろん、自分のためにコピーしたいですよね。
そして、パソコンに一端取り込んだんです。
(ボクは、MSNのメディアプレーヤーを使っています)

すると、アルバムの情報や曲のタイトルが取得されますよね?

で、徳永英明のVOCALIST2のタイトルが出てくるかと思ったら、なぜか・・・

アンジェラ・アキのアルバムになっていた。

(焼いたCDは何回聞いても、徳永英明だったけれど・・・)

マニアな会話

2010年09月20日 | Weblog
今日は、ずいぶんと久しぶりに箕面の滝に散歩に行った。
箕面の滝へのアプローチには、知る人ぞ知る「昆虫博物館」があり、
どうやら、あのあたりは、昆虫マニア(?)の聖地のようである(?)

ボクが、滝に向かって歩いている時に耳にしたある若い夫婦(小さなお子様もいて、水浴びをしていた)の会話。

「あのへんでエゾゼミ、羽がちょっと○○(聞き取れなかった)な感じやったからあれはそうやと思うけど、エゾゼミがいたで」
(水浴びをしてる子供をしゃがんで見守る奥さんに話しかける旦那さん)

(そんなマニアなセミ知らんわ・・・奥さんも引いてんと違うの?)と思いつつその風景を眺めるボク。

「え、ほんとに!?どこにいたの?!」(興奮気味に立ち上がる奥さん)
(子供は興味なく、水浴びに没頭)

食い付いたよ・・・奥さん。しかも、興奮しすぎやし・・・


家に帰ってインターネットでエゾゼミのことを調べて、彼らが興奮していた理由が分かったけれど、でも、やっぱりマニアな会話であることは間違いないですよね?

みなさん、エゾゼミって知ってた?
(ちょっと格好良いセミでした、写真で見る限り)

ふたり

2010年09月18日 | 読書
ボクは基本的には芸能人が書いた本は読みません。
だって、名前だけで売っているような印象があるし・・・

でも、今回はたまたまうちのカミさんが図書館から借りてきた数冊の本の中から「ふたり」(唐沢寿明 著)を読んでみた。

文章力の「ある・なし」というのは評価できませんが、彼の人生を上手く描ききっているんだろうという感じがします。時間軸が行ったり来たりする構成に慣れるまでしばらくかかりましたが、慣れれば特に問題なし。

僕たちが中学時代に、社会科の授業で、日本の歴史と世界の歴史を交互に教えられ、それぞれの歴史が、時間的に追いつ追われつして進んでいたようなものです。

たしかに、人生には同時並行的にいろいろな出来事がおこっているので、時間軸を中心に描いてしまうといろんなことがゴチャゴチャと入り交じって分かりにくいんでしょう。そういう意味では、誰かの人生、あるいは自分の人生を描く上で、時間軸をあるていど無視した形で描いていくというのは適切かも知れませんね。

あ、随分と本線から外れてしまったような・・・

この本を読むと彼という人間がよく分かったような気がします。

ボクが最初に唐沢寿明という人物に抱いた印象は、「トレンディ俳優」
(本の中でも、最初に世間一般に知られたのはこの印象だったと描かれている)

しかし、「白い巨塔」などで、違った一面を見せ、バラエティ番組ではまた違った一面を見せる(ボクが思うに、彼の本当の姿を一番現しているのはバラエティだと思っていた。それが正しいかどうかは未だに分からない)。

特に、「白い巨塔」で演じた「財前教授」はなかなかのものでした。悪人になりきれない悪人(いや、本当は悪人ですらなかったかも知れない)、強い人間のようで相当繊細、など二面性を持った人物を見事に演じきった、というのがボクの印象。

そういった「役者・唐沢寿明」はこのようにして生まれた、というのが分かるような、そんな本でしたね。

それだけの本なら、別にどうってことはないのだけれど・・・


唐沢寿明という人物は、実に苦労人です。いろんな体験をしてるみたいです。そして、様々な場面でいろいろ考えて、失敗し、導かれ、成功し、落ち込んで、喜んで、悩まされて、助けられて・・・そういったことが赤裸々に描かれているのです。

おそらく彼は成功者です(いや、間違いなく成功者でしょう)。

その成功者が、我々の目の前に当たり前のように出てくるようになるまで、どんな道を歩いてきたのか、ということを知ると言うことは、
「これから自分がどのようにして歩んでいくのか」
というテーマについて、一例を示してくれているような、そんな気がするのです。

成功者の失敗談や苦労話、コンプレックスを聞かされるたびに、ボクのような凡人は、「超」救われるのです。

もしかして、自分も成功者になれるかも、という幻想に浸れるから・・・
(現実になれば、うれしいなぁ・・・)
そんなことを思っているから、「凡人」なんでしょうねぇ・・・