Ryo徒然なるままに

日々の暮らしを徒然なるままにつづる。
何でもありの日記のようなもの・・・

ボッソウ日記2007 8月25日(また、チンパンジー)

2007年08月25日 | ギニア
2007年8月25日(土)

今日もせっかくなのでチンパンジーの写真を撮りに出かけることにしました。
AM5:50に起床。
臭い茶色の米をみそ汁で煮込んで、ネコ飯にして流し込んで準備を整えます。
少しでも、匂いを消そうと必死ですが、それはむなしい努力です
臭いものは臭い・・・
でも、食べておかないと動けませんから・・・

しかし、出る直前になって、ブナがやってきて予定変更となりました。
全員でコリドーを観に行くことになったのです。

コリドーの草刈りの現場に着くと、同じギニア人だけれど、ガイド達はブナに
「仕事ができていないじゃないか」
と言っています。
それでも、ブナは
「終わったんだ」
と言っているのです。

どう見てもブナの分は悪いけれど・・・だって、実際できてないからなぁ・・・

現場をうろうろしている間にボニファスはキクラゲを採っていました。
彼はそれをボクにくれたのです。ここのキクラゲも旨いんですよ

草刈り現場の検査の後、続きでゲイブナの挿し木の現場をみることにしました。
一週間しか経っていないのにすでに芽が出ているものがあり、
少しは気分を良くして帰ることができました。

研究所に戻ると、ブナは、
「担当者を集めて今夜に会合を開く」
と言って帰っていきました。

しばらくすると、日本人ツーリストがやってきました。
「チンパンジーは観られましたか?」
と聞くと
「チンパンジーは結局観られなかった」
とのこと。そして、
追加料金を払わないと再び入ることはできない、と言われたらしい。
ま、決まりでは、チンパンジーを観るために山に1回入るために「いくら」ということになっているらしいので、仕方のないことかも知れないけれど、
交渉すれば何とかなるはず・・・要するに交渉に失敗ちゃったんでしょうね
かれは、
諦めてニンバ山に行きたいがどうしたらいいか教えて欲しい
といってきた。
ニンバ山に登るんですか・・・泊まりがけになると思うけれど、
結構この日本人のお兄ちゃんは果敢だなぁ、と感心させられました。

そして、最後に、神妙に、
「もう1つ聞きたいことがあるんですけど・・・」
とツーリスト。
「え、何か?・・・答えられる範囲なら・・・」

「英語の仮定法について教えて欲しいんです」
仮定法?ですか
会話の流れがよく分かりません・・・
やっぱり、ちょっと変わっている


我々は、12時半からチンパンジーを観に行くことになりました。
子供のチンパンジーはイタズラ好きです。
というよりも、写真の子供チンパンジーが特にイタズラ好きなのでしょう。
観察している我々に、何かとちょっかいを出してきます。
ツルをつかって、まるでターザンのように近づいてきては、
何かをボク達の近くに落とそうとします・・・

15時からはまたずっと雨
チンパンジーは移動しない。
ずっとミカンの木の上でミカンを王様食いしているのです。

王様食い・・・
美味しいところだけちょっとかじる(というよりは美味しいところの果汁を吸う)だけで、後はポイ
ひどい場合は、9割ほど捨てられている実もあります
人間よりも贅沢じゃん・・・

写真は昨日よりもたくさん撮ったけれど・・・
16時過ぎにムサンガに移動したところでこれ以上の移動はなさそうなので諦めて帰ることにしました。

その後は例によって飲みながら夜を過ごしました