坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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映画『未来よ、こんにちは』

2019-06-13 | インテリア
フランスの映画を見たい気分になりました!

原題『L'avenir』


『こんにちは』と日本題で着くと、サガンの『悲しみよこんにちは』を連想し、対極的に前向きになるタイトルに惹かれました!

ナタリーは高校で哲学を教える教師

主人公から何を感じるかはネタバレになりますので・・・


いくつかの住まい

・パリ市内の家族が暮らす住宅
・夫の実家 庭に思いを込めて手入れをした海沿いの家
・母の住む家 地下鉄で行ける場所
・母を預けた郊外の施設
・教え子がグループで住む山の農家

どの場面の景色も インテリアも 美しい!

パリの住宅は 生活感があって物も多いけれど、テーブルの上に花以外のものがほとんどない!
置物は低く置いているのでスッキリ見える!
あらためて生活の場のインテリアとして見てみると参考になります。


*面白かったシーン

・夫が罪滅ぼしの気持ちでテーブルに置いた花、腹を立ててキッチンのゴミ箱に入れようとするが入らない!
ブルーの袋を取り出し、それに入れてゴミ置き場に行き、ボックスに袋ごと入れる!
(多分、イケアのブルーの袋と思いますが・・・?)
数歩で戻って、袋まで捨てることはない! と思い直し袋だけ取り出す。
女性の心理って 万国共通ですね。

タイトル写真の花は自分の意思で飾る花、彼女も凛としています!

もう来ることのない夫の実家の花、一輪持って 母のところへ!

[花]が心理状態を表わし、シーンに添えています。

・哲学の教科書の表紙のデザインを 目を引く楽しいものに 変更したい出版社の意向。
若者に興味を持ってもらう工夫も世の流れ。
もし著者の彼女に『変えたくない』と相談されたら、
私だったら、『興味を持ってもらうことが優先』と答えると思います!
どうでしょうか?

ストーリーとしては 久しぶりに会った友人の話のようで、
『それで? 』と、聞きながら進むような展開です。




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