坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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TOKYO DESIGN WEEK 2016 [1]

2016-11-07 | Weblog
11月6日 神宮外苑で開かれている デザインウィークに行ってきました。
入場した時は、快晴です。

私が会場を後にしたのが4時45分 その30分後の ことです。まさか誰も考えなかった ここで5歳の子の命が終わるなどと・・・胸が痛みます。
ブログをこの言葉で始めることにも 残念でなりません。

会場内はとても混んでいて、屋外はお子さんを連れた方も多く、興味を持って色々見たことと思います。

多くのお子さんにとって 楽しい1日であったことを望みます。


物を作る、もしくはその指示を出す人が 一番考えなければいけないのは『安全』。
たとえ学生が造ったものであっても、入場料を取り、一般の人に開放するということ、ましてや、子供が体感するものは 通常以上の 配慮が必要です。

火を感じたら 大人は逃げます。『火が危ない』と認識できない幼い子供は教えられなければ どうしてよいかわかりません。
5歳の子が中にいて どんな思いをしたのかと思うと耐えられません。
救ってあげることのできなかった その場にいた大人の人達も 心を痛められていると思います。

インテリアのスクール等で、常々私は言っています、プロのインテリア コーディネーターとして一番重要なのは『安全』。

私自身の仕事の中で、オール電化の住宅に住まわれる方にお願いしています。家族にタバコを吸う人がなく、仏壇の無いお住まいですと、お子様が日常で『火』を見る経験が無くなります。その時代の子も大人になりつつあります。従来の大人の当たり前が当然でなくなります。花火やバーベキューなどで火を使う時に『火の大切さと扱い方』をお子様に伝えるようにお願いしています。

[デザインを考える、造る、見る 体感する] 原点を考えるときでもありますね。


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