りのすの『プチツーリング』ブログ

週末にホームコースをオートバイで小一時間くらい流してくるブログがメインです。
八の字練習とかも時々してたりします。

プチツーリング「喜連川-元湯温泉-県民の森-そして夕暮れを楽しむ』

2005-05-05 23:06:20 | 旅行記
まず第一部は朝だった。
子供たちの野球の試合に、私以外の家族が出かけたのだが、今朝はけっこう寒くて行った先から「服を持ってきて」というコール。行き先は喜連川の菖蒲沢。佐久山に出て、矢板馬頭線(県道52号線)を進み、大田原氏家線(県道48号線)の丁字路で右折。そのまま道なりに進み、喜連川の道の駅コースだと直進で通り抜けている十字路(角にセブンイレブンがある)を左折する。烏山氏家線(県道25号線)だ。以前、烏山に行った時に使ったことがある道だ。喜連川方面に行く時はこの道もそうだがとにかくハイスピードコースが多くて嬉しくなる。やがて蛭田喜連川線(県道167号線)で右折だったかな。このあたりはちょっとよく覚えていないが、「菖蒲沢公園」の看板に従って行くといい具合に公園に着くのだ。頼まれたものを渡すと、追加の注文が・・・。(;_;) 来た道を戻るつもりが、フィオーレ喜連川という住宅地のほうに入ってしまい、気づいたら佐久山喜連川線(県道114号線)を北上して、先程来た烏山矢板線(県道25号線)に戻っていた。
速攻で帰宅して、追加の頼まれものを持ち、速攻でまた来た道をたどる。今度は、さっき間違えた佐久山喜連川線(県道114号線)で菖蒲沢公園に着いた。しかし誰もいない。連絡をとると、すでに次の試合会場へ移動したあとだったのだ。(涙)しかたなく、今度は次の行き先である、氏家総合運動公園を目指すため、国道293号線方面と思う道を進む。蛭田喜連川線(県道167号線)を南下すると、予想的中という感じで喜連川高校がある見覚えのある川沿いの道路に出た。道の選択は全くの勘だったのだが、さすがに何度か通ったこともあるせいか、ちゃんと覚えているわけではないのに珍しく勘が当たってうまく方向が当たったことにちょっと嬉しかった。ここから喜連川の道の駅までは知っているいつもの道をたどり、その後はひたすら国道294号線を下って行った。一応、昨日地図で予習しておいたので、だいたいの場所はわかっているつもりだ。それに目的地の近くまでいけば、きっと案内の看板があるだろうと思っていたので、さして心配はしなかった。時間もまだ9時前後だったこともあって、思ったほど車も多くなく、休日の朝の空いた国道を気持ちよく流して行った。すると予想通り、公園の入り口を示す十字路にあたり、これを右折。方向音痴の私としてはパーフェクトに近いルート選択でちゃんと目的地にたどりついたという達成感とともに公園に着いた。ところがどうも公園の違うところについたようだ。連絡を取り直すが場所はあっているようだ。いったん国道へ戻り、コンビニで聞いてみるとやはり場所は正しい。公園が広く違う場所に着いたようだった。再度公園に向かうと、どうやらいったん離れてから再び近づくという方法で公園の違うところに出ることができる。公園の周りをぐるりと回るような道がなかったために、いったん離れるのが間違いだと私が勘違いしたのだ。でも標識とかはほとんど出ていないというか気づかなかったし、個人的にはもっとちゃんとわかるように案内出してくれよなぁと思ってしまった。公園の森の向こうが野球場だなんて、公園の周りを回れないようになっているなら、道路標識や案内板の工夫の余地がもっとあるぞ・・・と一人ヘルメットの中で思ってしまった。ようやく頼まれものを渡して、とりあえず帰宅することにした。国道4号線で帰るのはつまらないので、公園の西側を南北に走っている道をちょっとだけ北上して、左折した。ここで左折したのは気持ちのよい直線が続いていたからだ。どこへ出るのかわからない、天気のよい住宅地をぬける道を進む。この氏家町は、さくら市と名前を変えて、確か、喜連川町と合併したと聞いている。誰かから、氏家町はどんどん人口が増えている町だ、という話をふと思い出したが、確かに住宅地がどんどんできているんだなぁと感じるような景色が多かった気がした。やがてこの道は、氏家自動車教習所のすくそばのセブンイレブンの横に出て国道にたどりついた。「ここに出るのか~」とまた感心。素直に国道を北上して自宅にいったん帰った。
洗濯物を干し、また新たな洗濯物を洗濯機にかけて、第二部ということで、元湯温泉を目指すことにした。GWあとの方が空いているというのはわかっているのだが、今回はヒトのいる秘湯を見れるかなと思ったのだ。Uターンラッシュが始まろうとしている国道4号線を走って帰宅したからからもしれないなぁ、こんな気持ちになるのは。
再び国道4号線に出て、関谷上石上線(県道185号線)で一気に塩原を目指す。この道は混んでいるのを見たことがない。今日もいつも通りほとんど車も通っていなくて、かなり快適なクルージング(一般道路でこの言葉は普通使わないなぁ(^_^))を楽しみながら、塩原の入り口である、矢板那須線(県道30号線)と国道400号線の交わる十字路(セブンイレブンがある十字路である)までグイグイと登った。国道400号線を左折して塩原方面へ登り始めた。前回の交通渋滞をちょっと心配したが、登り始めると下って来る車の方が多いように感じた。みんなぼちぼちUターンなのかなぁと思いつつ、福渡橋のところに出た。丁字路を左折して橋を渡り、あとは道なりに直進するだけ。進んでいくと、日塩もみじラインの起点を過ぎ、路面のアスファルトはあまりよくないが、車もそう走っていないワインディングを登る。やがて「元湯口」という看板。前回来た時は、ここからちょっとで温泉のところに出て、その先がなかなか長かった印象があった。右折で元湯温泉方面に入る。前回同様なのだが、道路状況については路面にまかれた砂に要注意だ。そのほとんどはだいたい路肩にたまっているのだが、ちょっと油断すると路面中央にたまっていたり、ひどいところは、ものすごい下り坂の先の左ヘアピン&ブラインドカーブのコーナーの、ちょうど向き変えをするポイントにたまっているなどと油断ができない。しかも周りは、いつ熊が出てもおかしくない山中の林道という道。やがて前回の記憶とほぼ合致するような時間のタイミングで元湯温泉に着いた。
インターネットで予習しており、狙う温泉はえびすやである。0505_01ebisuya_genkan
塩原温泉最古の湯ということで、玄関の感じも悪くない。入ると、好感のもてるおばあさんの案内で、500円を払って、貴重品を預け、さっそく温泉に向かう。受付から宿の奥に進んで、階段を降りていくと、硫黄の匂いとは違うけどでも温泉の匂いなんだろうなぁと感じるような、ちょっと形容しがたい匂いがしてきた。
脱衣所は狭くて古い感じだが印象的には悪くない。湯船は内湯。浴室に入ると、中には小さな湯船が二つ。当然男女別。でも浴室の中に「女湯」と書いてある出入り口があるので行き来自由だ。でも行き来している人はいない。先客は4名ほど。ちょうど家族連れで子供だけあがらせていた。そこへ私プラス同じタイミングでついた水戸ナンバーのライダーといっしょに入った。二つの浴槽の一つには、「弘法の湯」と看板が出ている方は、間欠泉があって数分毎に温泉水が吹き出すと書いてあるが、吹き出すというよりも、たれ流れて来るといった方が正確な形容と言える感じで温泉が出てくる。湯温は間欠泉が出ている時はちょっと熱いが、意外とそれほど熱くはなかった。もう一つの浴槽は「梶原の湯」と言って、これが塩原最古の湯だそうだが、入ってみるとこれはぬるかった。私は熱いのが苦手な方なので、こっちの湯船が気に入った。洗い場にはシャワーが完備されいてる。(2つあったと思う)シャンプーとかがおいてあり、なんか秘湯なのになぁと思ってしまった。でも、私がいつも露天風呂ばかりなので、入り慣れない内湯を見てそう感じたのだと思った。浴室の内装は、何十年いや何百年前かわからない板張りで、床も古くて黒ずんだ板張りのために「すべるから気をつけて」という貼り紙がしてあった。浴槽の縁には、1センチちかく堆積した温泉の湯の花だろうか、白い石灰状の層ができている。もともとは木製の浴槽の縁だった上に堆積しているのでちょっと見にはのだ。他の温泉と決定的に違うのは匂いだ。硫黄の匂いのする温泉は、けっこう知らないわけじゃないが、ここの匂いは前述の通りなんとも形容しがたい。両方の浴槽に入ってからあがることにした。昔、塩原温泉のいくつかの露天風呂を回った時に、いわゆる湯あたりをして、どこぞの露天風呂で気持ち悪くなってしばらく横になっていたという苦い経験がある。 
あがって、飲泉を飲んでみた。0505_02nomuonsen
この写真の左側に飲み方として、備えつけの使い捨てのプラスチックコップで1/6に希釈して飲むという説明が表示されていた。向かって左側の温泉水を右側の水で薄めて飲むのだ。説明通りにして飲むとまぁ飲めないほどでもない。試しにそのままを飲んでみたところ、病気になるんじゃないかと思うくらいまずかった。形容しがたいこの温泉の匂いを間違って飲んじゃったと思うような味だったな。備えつけの使い捨てのプラスチックコップとごみ箱がなんか自販機業者御用達みたいな感じで、なんだか秘湯のイメージと合わないなぁという感じがした。ひしゃくとかブリキのコップとかがつるしてあるみたいなのが、私の個人的なイメージなのだ。
受付に戻り、預けていた貴重品を受け取った。おばあさんは感じのいい方だ。受付前にあるソファで、湯上がりのカラダから汗が引くのを待ちながら、靴下や上着などを少しずつ身に付け直していく。受付には、テレビ番組などで来たと思われる有名人の色紙が飾ってある。それらをゆっくり見ながら、秘湯の温泉を楽しんだ。0505_03ebisuya_oyunokanban
バイクの方に戻ると、駐車場の奥はもう一つの温泉旅館だ。これは近代的な感じの建物だ。えびすやのそれと比べると風情という点では断然えびすやである。また来てみようと思って、えびすやをあとにした。山道を下り、前回同様に国道400号線への合流点を目指す。前回の印象よりも意外と道も悪くなく、思ったよりも早く合流点に着いた。右折してゆっくりと自宅を目指した。国道400号線を下って、再びの関谷上石上線(県道185号線)だ。0505_04kendou185hyousiki
天気はいい、多少飛ばしても寒くもない、車の往来もほとんどないという快適な走りで流して行った。途中、大貫小学校あたりで左折する。この道は東北自動車道の上を通り越すことができるのだ。高速道路はもっとUターンラッシュかと思ったが意外と流れていた。そのまま直進するとセブンイレブンが角にあるライスラインの十字路にぶつかる。これも直進してどこに出るのかなぁと思っていると、国道400号線のスーパーあさののところに出た。またまた新たな発見に感心し、西那須野インターを越えた先のこの丁字路ということで道路も空いているんだなと思いつつ右折した。0505_05mimasuyakanban
途中、写真にあるみますやの看板を意味もなく写真にとり、自宅に帰った。いったんシャワーを浴びて、洗濯物を干してまたもや洗濯機を回し、第三部の始まりである。(苦笑)
やっぱり県民の森である。混んでいる国道4号線の上りを進み、土屋の交差点を右折。踏み切りを渡ってまた右折。時間は3時半頃だったか、まだ日は高くしかし車の往来は少ない。森戸酒造から矢板那須線(県道30号線)にぶつかる丁字路を右折。泉の交差点を左折して下塩原矢板線(県道56号線)を走り上がっていく。対向車に何台ものオートバイを見るが、私のようにこれから登るものはいなかった。けっこういい感じで県民の森の駐車場に着いた。何台かのオートバイがいるのを確認し、遊んでいるたくさんの家族連れを眺めつつ、森林展示館で缶コーヒーを飲んだ。展示館のおじさんと雑談を交わして、来た道を戻り、ゆっくり帰宅の途に着いた。時間もまだあるので、泉の交差点を左折し、矢板那須線(県道30号線)を登っていく。対向車線はUターンの県外ナンバーの車たちが連なっている。こちらの車線はほとんど車が走っていない。クルージングと言っちゃってもいいような感じで塩原方面まで登って行った。そして再び関谷上石上線(県道185号線)で降りる。夕暮れというには少々早いのだが、少しずつ影が伸び、日差しが赤く感じつつなる春の夕暮れを本当にむさぼるように新緑の景色といっしょに楽しんだ。目においしいという言い方がこの場合ぴったりするのかもしれないなぁ。そんな感じなのだ。国道4号線に出るが、帰りたくない。左折して北上する。国道400号線で右折し大田原市街地にゆっくり入っていく。夕暮れの市街地を流すのもいいかなぁと思うがままのルートだ。風も景色も街並みもただただ気持ちいい。春の夕暮れと5月の新緑の景色と田植えの空気とたまに堆肥の匂いなどがどんどんカラダを通っていく感じだ。もっともっとこの状態を続けていきたいと思うばかりのただただ走り続けたいだけという気持ちだ。大田原市街地の環状線を周りながら、傾く夕暮れの日差しでできる走行する自分のバイクの影の方向を移り変わりを楽しみながら、大田原氏家線(県道48号線)で市街地から離れて行った。ゆっくりゆっくりと走りながら、佐久山方面に進み、日のあるうちにと思いつつ、箒川沿いの見渡せる通りを走り、すでに5時過ぎながら日がまだ高いなぁと感じつつ帰宅した。
GWにこのように走り続けることはここ数年なかったが、国道や県道でも南北に走るものはみんな使うんだなぁということを再認識したし、そこからちょっと離れるととたんに車の往来の少ないゴキゲンな田舎道があるということも知った。こんな走り続けていけば、四季を通して気持ちよく走れるコースがだんだん見えて来るんだろうなぁと想った。県民の森通いもいいが、時間ができたらこんな感じで近場の探検を続けたいなぁと想った。明日は出勤だがまた週末がすぐ来る。土曜日の午前中は金曜からの雨で期待できないが、午後と日曜日は残されたGWとして存分に楽しみたいと思う。また小川のそばでも食べたいなぁ。知り合いを誘って土曜日にでも行こうかなぁとふと思った。