フリクションのライブ・イン・パリが、先日CDで実際のライブと近い形で再発されました。
赤黒チェーン店あたりでは、幻のライブ盤なんて煽りで大々的に宣伝、まあ何だかなと、不思議に感じました。
幻ってことはねえだろなと(苦笑)。
幻盤なんて言葉を流行らせたのは、スイング・ジャーナル誌が発刊した、その名も「幻の名盤」。
そのムック本がヒット、続編も出たのですが、それがかれこれ15年前くらいじゃないかな。
たしかにジャズは、日本では発売されてないような盤も多いし、アメリカでもプレス枚数が少なかったり、読んでても興味深かった。
その本がきっかけで、日本で復刻された盤も多かった。
ブルーノートのレコードで、サイドで参加する事が多かった、ティナ・ブルックスというサックス奏者がいます。
リーダー作も数枚出てるのですが、発売される予定でレコーディングされた、「Back To The Tracks」という作品があります。
当時のブルー・ノートのカタログにも、ジャケ写真入りで載ったのですが、結局当時は直前に発売を見送り。
理由は売れそうもなかったから。
音源自体はティナ・ブルックスの演奏をまとめた、4枚組の輸入アナログ・ボックスで日の目を見ました。
まあ聴いてみると、オーソドックスながら日本人好みのテナー・アルバム。
幻ブームの日本、東芝が目を付けたわけです。
よくあるジャズの販売方法、小金を持ってるFuckジャズ爺から金を巻き上げる販売方法。
再発アナログ10枚とか15枚とか買うと、「Back To The Tracks」が進呈されるわけです。
今は普通にCDで売ってますけど、以前はホントに幻盤だったわけですね。
先日のライブ・イン・パリは幻とは言えないけど、東京ロッカーズ周辺でも本当に幻盤と呼べるものもあります。
たとえば昨年夏に発売された、紅蜥蜴の「セクサス/白いドライブ」。
そして今回の3/3でしょうね。
3/3、フリクションに興味を持つ人は絶対知ってる名前だろうけど、実際に音を聴いた事がない人も多いでしょう。
数多くのライブ・テープは聴かせてもらっていた私も、彼等がデモのために作ったこの音を聴くのは初めて。
フリクションのレック、ヒゲ、後にミラーズを結成する事になるヒゴ・ヒロシ、安藤篤彦がそれ以前に結成していたバンド。
安藤がいない時期、3人でレコーディングされたのがこのレコードです。
プレス枚数は10枚程度と言われたり、30~50枚と言われたり、とにかく販売目的ではなく、デモ用だったようで極端に少ない枚数しか出回っていない。
今回の発売は正規のものでなく、海外制作のブートレッグ。
当然マスターから作られるわけもなく、どこからか入手したオリジナルからの盤落としでしょう。
聴いてみると元盤再生時のスクラッチ・ノイズも目立たないし、音質も悪くはない。
盤もレッド・クリアの重量盤で、持ってずっしり、安定して再生できます。
ただし、ジャケットは元々が手作りだったそうで、それを再現するのは難しかったんでしょう。
オリジナルは見た事もないわけですが、ジャケ裏に使われている写真は3/3でなくフリクション。
ラピスがしっかり写ってます(笑)、オリジナルには多分この写真はないでしょう。
音はフリクションとは違い、いわゆるハード・ロック・サウンド。
ただレックの吐き出すようなヴォーカルは、既にフリクションを思わされるし、そこらのハード・ロック・バンドとは明らかに違うエナジーを感じさせてくれます。
コアの部分はフリクションと同じ、ようは外に羽織っている音の種類が違うわけ。
聴かせてもらっていたライブ・テープでは、既にフリクションの曲も演奏してるしね。
3/3解体後、レックとヒゲはニュー・ヨークへ。
帰国後フリクションを結成するわけですが、3/3の音からあの痙攣サウンドに何故変貌したのか。
ロックン・ロール・ボランティアのみなさんは当然ご存知ですよね、ジェームス・チャンスとの交流を。
なに!フリクション好きだけどコントーションズ聴いた事がないだ~。
FUCK!!!!!!!!!!!!!
赤黒チェーン店あたりでは、幻のライブ盤なんて煽りで大々的に宣伝、まあ何だかなと、不思議に感じました。
幻ってことはねえだろなと(苦笑)。
幻盤なんて言葉を流行らせたのは、スイング・ジャーナル誌が発刊した、その名も「幻の名盤」。
そのムック本がヒット、続編も出たのですが、それがかれこれ15年前くらいじゃないかな。
たしかにジャズは、日本では発売されてないような盤も多いし、アメリカでもプレス枚数が少なかったり、読んでても興味深かった。
その本がきっかけで、日本で復刻された盤も多かった。
ブルーノートのレコードで、サイドで参加する事が多かった、ティナ・ブルックスというサックス奏者がいます。
リーダー作も数枚出てるのですが、発売される予定でレコーディングされた、「Back To The Tracks」という作品があります。
当時のブルー・ノートのカタログにも、ジャケ写真入りで載ったのですが、結局当時は直前に発売を見送り。
理由は売れそうもなかったから。
音源自体はティナ・ブルックスの演奏をまとめた、4枚組の輸入アナログ・ボックスで日の目を見ました。
まあ聴いてみると、オーソドックスながら日本人好みのテナー・アルバム。
幻ブームの日本、東芝が目を付けたわけです。
よくあるジャズの販売方法、小金を持ってるFuckジャズ爺から金を巻き上げる販売方法。
再発アナログ10枚とか15枚とか買うと、「Back To The Tracks」が進呈されるわけです。
今は普通にCDで売ってますけど、以前はホントに幻盤だったわけですね。
先日のライブ・イン・パリは幻とは言えないけど、東京ロッカーズ周辺でも本当に幻盤と呼べるものもあります。
たとえば昨年夏に発売された、紅蜥蜴の「セクサス/白いドライブ」。
そして今回の3/3でしょうね。
3/3、フリクションに興味を持つ人は絶対知ってる名前だろうけど、実際に音を聴いた事がない人も多いでしょう。
数多くのライブ・テープは聴かせてもらっていた私も、彼等がデモのために作ったこの音を聴くのは初めて。
フリクションのレック、ヒゲ、後にミラーズを結成する事になるヒゴ・ヒロシ、安藤篤彦がそれ以前に結成していたバンド。
安藤がいない時期、3人でレコーディングされたのがこのレコードです。
プレス枚数は10枚程度と言われたり、30~50枚と言われたり、とにかく販売目的ではなく、デモ用だったようで極端に少ない枚数しか出回っていない。
今回の発売は正規のものでなく、海外制作のブートレッグ。
当然マスターから作られるわけもなく、どこからか入手したオリジナルからの盤落としでしょう。
聴いてみると元盤再生時のスクラッチ・ノイズも目立たないし、音質も悪くはない。
盤もレッド・クリアの重量盤で、持ってずっしり、安定して再生できます。
ただし、ジャケットは元々が手作りだったそうで、それを再現するのは難しかったんでしょう。
オリジナルは見た事もないわけですが、ジャケ裏に使われている写真は3/3でなくフリクション。
ラピスがしっかり写ってます(笑)、オリジナルには多分この写真はないでしょう。
音はフリクションとは違い、いわゆるハード・ロック・サウンド。
ただレックの吐き出すようなヴォーカルは、既にフリクションを思わされるし、そこらのハード・ロック・バンドとは明らかに違うエナジーを感じさせてくれます。
コアの部分はフリクションと同じ、ようは外に羽織っている音の種類が違うわけ。
聴かせてもらっていたライブ・テープでは、既にフリクションの曲も演奏してるしね。
3/3解体後、レックとヒゲはニュー・ヨークへ。
帰国後フリクションを結成するわけですが、3/3の音からあの痙攣サウンドに何故変貌したのか。
ロックン・ロール・ボランティアのみなさんは当然ご存知ですよね、ジェームス・チャンスとの交流を。
なに!フリクション好きだけどコントーションズ聴いた事がないだ~。
FUCK!!!!!!!!!!!!!
値段も高いし、今回はスルーしておきます。
こういった作品は歴史的観点からみても、限定でもいいのでなんとか入手できるようにするべきですよ。
「Cycle Dance」と「きかいのうた」を聴き比べれば、77年彼の地でレックの身体を超高速で電流が駆け抜けたことがよくわかります。
ミラーズ(ヒゴ氏)との決定的な違いはこれでしょう。
けど同じN.Y組のS-Ken(田中氏)は何であの方向に向かったのか・・・?
何にしても当時のN.Y.シーンは燃えていたはず。
マスターはほぼ確実に無いんだろうけど、コンデションの良い盤から落としてCD化、十分可能性がありますよね。
このブートの音質、本文でも書きましたがアルバムの録音された経緯を思うと十分良好です。
だいたいオリジナルの音を聴くチャンスはまず無いわけなんで・・・
自分用にCDRに落とすので、popcikeさん、イケダさん用も用意しますね。
フリクションを連想するとちょっとナニですね。
でもフリクションの根元は垣間見える盤です。
とある方から聞いたんですがUNIVIVEでさえレックからのクレームを恐れたのによくリリースされたもんだと驚いていました。
完全無視か裏ジャケ撮影の某氏が間に入ったかだろうとの事でした。
思ったより音が良くはまってます。 ハイライズなんて思わされますね、すっげ~カッコいい。 今も聴いてるけど、この音にレックというのが新鮮。
初めマシテ!!いつも楽しく拝見させて頂いておりマス。このブート、ヤフオクで売られたいたCD-Rブートのジャケを引用しておいるとの事デス。また、同様にCD-Rブートから引用されている裏ジャケの写真も、裸のラリーズ関連サイトからのパクリなので、撮影者の方は無関係かも知れマセンね。しかも、音質は良好なのデスが、オリジナルに比べてピッチが少々早いデス!!今はただ、このいい加減なブートにレック氏が腹を立て、きちんとした内容で正規復刻する事を望んでやみマセン。
失礼イタシマシタ・・・。(^^;)
popcikeさんのところから飛んで、Mr.エレクトさんの独り言、マリア観音のHPも見させてもらった事もあります。
今も見させてもらったのですが、この盤についても書かれてましたね。
さすがここらの盤については詳しいですよね。
>音質は良好なのデスが、オリジナルに比べてピッチが少々早いデス
ピッチを持ち上げてあげれば、重たい音は抜けがよくなりますから、わざと早くしたのかもしれないですね。
副作用も当然あって、音は細くなるし、なにより本来のスピードではないのが最大の欠点(笑)。
昔からある手法で、マイルスのカインド・オブ・ブルーなんかは、以前の盤はピッチが早かったんですよね。
Mr.エレクトさんがご自分のところで書かれていた、本来にはない鋭角的な感じになりますね。
これは友人にブートのブートだと言って、コピーしてばらまいたのですが、ブートのブートのブートだったんですね(笑)。
たまに西新宿に行く事もありますので、エレクト・レコードの方にも顔出させてもらいます。
これからもよろしく!
また、当店、ブラック・ジャックみたいな店(←プレミア店)なので、お探しの品があれば、お気軽にお問い合わせ下サイませ。
ヨロシクどうぞ~!!(^^)/
ありがとうございます、機会がありましたら聴かせて下さい。
>当店、ブラック・ジャックみたいな店
渋いです、そちらに行った時は寄らせてもらいますね。