解散直前のラモーンズをクラブチッタで見た時、既におっさんになってた俺は会場の一番後ろで壁に寄り掛かって見てたのでした。
モッシュの中からステージによじ登りダイブを繰り返す子供達。
ああ、楽しそうだな、羨ましいなって(笑)
それが何となくずっと頭にあって、いつかモッシュにダイブしたいぜ、と、友達に公言してたのです。
とても優しくて屈強な友達が、ならば俺をモッシュにダイブさせてあげようと言ってくれまして。
バンドはとりあえずスタークラブが手頃だろうと。
友達が関わったロフトでのスタークラブのライブに出向いた俺、ビールを何杯か飲んでいたと思う。
スタークラブの演奏が始まるとモッシュに突入、すると屈強な友達が俺を上に押し上げてくれまして、モッシュの上に乗っかりステージ前まで運ばれ落下。
立ち上がると最前列にいたヤツにウイスキーを飲まされ、モッシュを外れ柱に寄り掛かっていると意識が遠くなり気絶してしまったのです。
気が付くと屈強な友達に支えられ椅子に座らされたところ。
自分ではアレっ感じ何だけど友達は焦ってました。
当たり前か(苦笑)
でも楽しい思い出で友達には感謝してます。
まあ、出来ればスタークラブじゃなくてラモーンズでダイブしたかったなぁ。
ラモーンズを最初に聴いたのは渋谷なんたらって評論屋がNHKラジオでやっていた番組。
どこから聴いても同じワンパターンバンドと酷評して、2枚目のアルバムが出た時はそろそろ1枚目が飽きられた頃だから出したのでしょうとのたまっていた。
渋谷なんたら評論屋が酷評したワンパターンは世界中で受け入れられたわけです。
かなり前にライノが編集した2枚組のアンソロジー。
ブックオフの500円コーナーにあったのだけど、多分値付け間違えてると思う。
評論屋が言うようなワンパターンでは決してないけど、全58曲どこから聴いてもラモーンズ以外の何ものでもない。