Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

2月9日(木) 池田町の財政困難の前途は厳しい

2023-02-09 20:43:33 | 日記

夜になって急速に冷えてきました。明日は昼前から雪になり、かなり積もるとの予報。首都圏でも雪の予報ですから、気をつけてくださいね。
先日、電気代を調べて目玉が飛び出しそうになりました。厳冬期で、まだ石油ストーブがなく、2台もエアコンを使っていたこともあって油断したということか。

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今日の午前中まで、7日に開催された行革委員会の議事録を作成していて、ようやく皆さんに原稿を送信することができました。毎度のことながら、よくまあ続けてやっていると思いつつ、ともかくしっかり記録だけは残しておきたいというそれだけの思いで何とか片付けています。あと3回ぐらいで終わりだし・・。

次回は22日で、それまでには財政シミュレーションが出され、今後の財政予測がおおよそ分かることになりますが、残念ながら財政健全化の見通しは全く期待できない。

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先日、依頼してあった財政資料を受け取りにお隣の松川村に行ってきました。担当の財政係の職員は、私が要望した資料はもちろん、それを含む他の資料も準備してくれていて、実に行き届いている。そもそも、役場に入っただけで、池田町とはまるで雰囲気が違うのですから、どうしてこうも違うものかとため息が出ます。
その職員も話していましたけれど、最終的な町長の決断力、統治力の問題だろうと思いますね。

次の図表は、実質公債費比率(借金の比率)の推移の表です。

このグラフ(赤が池田町、水色が松川村)を見ると、池田町は現町長就任の平成28年度から比率が上昇し始めでいます。今後も増え続ける予定で、現在でも県内58町村で下から第3位ですから、まもなくダントツのワーストワンになるはずです。
原因はここ数年、いろんな事業を集中・拡大してきたことです。要するに歳出のブレーキを掛けることができなかったというわけ。

次は、公共施設等整備基金積立額(公共施設のための貯金額)の推移。

これを見ると、池田町は一時10億円近くまで貯めていましたね。これは大型事業を行うために急遽貯めたもので、その後必要額を支出したためにガクンと減ってしまいました。令和3年度からまた慌てて貯め始めたというのが実態です。
お隣の松川村は、池田町よりもはるか前から、この積立金を開始し、一時的に支出してもすぐにそれを上回る貯金を行って、現在では池田町よりも10億円近くも上回っています。計画性がまるで違うのです。

残念ながら、池田町の皆さんはこうした実態を目にすることはほとんどありません。一時的に苦しい状況になっても、何とか貯金も出来たから、まあうまくやっているんだろう程度の認識しかない。

3月には、行革委員会も終了するので、財政資料などを一緒に作ってきたMさんとともに、これまでの資料などをまとめ、パンフにして行革委員や議員の皆さん、有志に配布しようと考えているところ。それが私の財政関係の最後の仕事になるだろうと思っています。


2月5日(日) 首相秘書官の更迭

2023-02-05 12:34:13 | 日記

風もなく穏やかな日差しの午前中。予定もないので、風呂にでも入ってゆっくりしますかね。
ここ数日は、池田町の財政事情をまとめるために、いろんな資料を漁って原稿に落としていました。まだこの作業はしばらく続きます。

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荒井首相秘書官の発言が物議を醸し、岸田政権としては更迭せざるを得ない羽目になったというニュース。発言自体、公人として許されるものではありませんけれど、その釈明がまた酷い。

これまでにもトンデモ発言で辞任に追い込まれた政権担当者は大勢いて、大体発言が報じられると「誤解を与える表現をした」というのが決まり文句。
今回も、「先ほど(オフレコの)囲み(取材)で、やや誤解を与えるような表現をしまして、大変申し訳ありませんでした」と開口一番。

私人としても公人としても同性婚は認められないとの信念を持つのであれば堂々と主張すればよろしい。しかし、批判されて、それは相手の誤解だとすり替えて発言を撤回するような発言なら最初からしなければよい。それだけです。

岸田の「制度を改正すると、家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」という2月1日の国会での発言をも踏まえて彼らの一連の発言を見てみると、まず世の中を構成するのは男と女からなる「健全」な家族であり、それを否定するものは社会を歪め壊し否定するものだという、古い封建的家族観を土台として、新たな装いを凝らした一種の優生思想ですね。こうした考えが政権内に蔓延し、それに合う人物のみが政権を担当するという仕組みになっているということでしょう。

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今から10年前、2013年のニュージーランド議会で行われたモーリス・ウイリアムソン議員の発言が、時を経て今爆発的に再生されているといいますが、ウイットに富んだこうした演説がヤジもなく共感の中で堂々と展開されているレベルの高さを見ると、この国(日本)の政治的成熟度の救いようのない後れを思わざるを得ませんね。

モーリス・ウイリアムソン議員の演説
演説全文書き起こし

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もう20年近く前になりますが、その当時私のお気に入りだったアメリカのテレビドラマ「DARK ANGEL」(ジェームス・キャメロン監督)は、先駆的で実験的な側面をいくつも持っていたことを改めて思うのです。
その一つは同性愛の扱い。同性愛者であることを堂々と名乗っている女性が、ドラマの最初から存在感のある人物として描かれていて何の違和感もない。その一方で、主人公2人の愛のあり方は、むしろストイックで深い男女の愛の形を紡いでいる。アメリカでは、こうした人間的に成熟した愛の諸相が、広く社会的に認知されていたことを感じさせられます。