Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

10月13日(水) Dappiの闇

2021-10-13 17:37:41 | 日記

以前に、ツイッターなどSNSの匿名性を考えると、組織的な反共攻撃や野党攻撃が行われてもおかしくないという指摘をしていましたが、最近の出来事はそれを裏付けています。

今日の東京新聞、メディアとして初めてじゃないかなあ、ツイッター・アカウント「Dappi」によるネット工作を報道していました。個人のツイッターだと思われていたのが、実は自民党と深い関係のある法人(IT関連会社)だったという実態の一端が明るみに出たというのです。弁護士ドットコムも8日にこの話題を取り上げていました。

実際にこのDappiの書き込みをのぞいてみると、そこに紹介されて出てくるのは極右、ネトウヨがらみの人物ばかり。
高橋洋一 百田尚樹 有本香 西岡力 高市早苗 井上和彦 武田恒泰・・・
そして、取り上げられるネット上のニュースサイトは「虎ノ門ニュース」。アベ、スガ、高市賛美とくれば、そのレベルが知れるというもの。

立憲民主党の小西洋之参院議員の発言を「まったく別のものに仕立て上げて改変し、やりとりの断片を切り取ってツイッターに投稿」(小西議員)したために、法的手段に訴えて、発信者情報を開示させて明らかになったのが、この組織的工作。

自民党を愛するが故にということでは全然なさそう。なぜなら、よほど暇な人ででも無い限り、仕事が終わった後に書き込むのでしょうが、普通の人の勤務時間に書き込みが集中しているのだとか。要するに職業的にこの書き込みを行っているらしいというのですから、重大問題です。単に、自分の意見を開陳するのではなく、これまで論破され尽くしたデタラメな極右の見解を垂れ流すだけですから、悪質です。

特徴は、①アベ・スガ・高市無条件礼賛、②歴史改ざん・修正のオンパレード、③小室圭さんタタキ、④共産党「暴力革命」垂れ流し、⑤日本核武装論など。どんな書き込みかは、ご自身でお確かめを。

テレビなどのメディアは一切報道していませんが、小西議員によるDappiの違法性の告発はかなり前からいろいろなサイトで紹介されていました。ネット環境を利用した悪質な野党攻撃を主目的とするこのような情報操作サイトは絶対に許してはならない。とにかく、虎ノ門に巣くう連中を誰も見向きもしなくなるような言論空間をどんどん広げていくこと、こうした情報操作に騙されない情報リテラシーを若い頃から身につけることが大事でしょう。


10月13日(水) ニワハンミョウの幼虫

2021-10-13 10:20:41 | 日記

予報では、今日は1日雨。夜は会議があるので、午後一杯は畑仕事もできず、家で好きなことをして過ごせます。

ここ2ヶ月ほど前から、畑で休憩時にある観察をしています。対象は小さな穴に住む奇妙な虫(幼虫)。
これまで、地面に住んでいるのは、イチゴや白菜、ニンジンなどの根を食い荒らすカナブンの幼虫か、モグラの類い位しか知りませんでしたが、今回ずっと見ていて飽きないのが「ニワハンミョウ」の幼虫です。今日ネットで調べて、ようやく判明した。長い畑仕事の中でも、気がついたのは今年ですから、いままで地表の出来事はほとんど気にも留めていなかったということなのでしょうね。

さて、件の幼虫、地面の平らなところに直径5ミリほどの穴を地表に開けて、穴と同じ大きさの頭だけ地表すれすれに出しています。何か危険物が近づいたと感じるや、一瞬で引っ込んでしまう。地表からは絶対に頭を出さない。だから、一体どんな幼虫なのか、上から見ていても何も分からないのです。その写真がこれ。5つの穴がきれいに並んでいます。

おそらく、小さな昆虫が通り穴に落ち込むのを待っているのか、近くを通る昆虫がいれば、捕まえるのか。動作は機敏だし、頭の力も強い。
小さなアリのようなものを、目にもとまらぬ速さで捕まえるのを一度だけ目撃しました。また、穴よりちょっと大きな土塊を上に置くと、パチンと10センチほども弾き飛ばしてしまう。

ネットで調べると、ニワハンミョウ(オサムシ科)の幼虫で、ある人は、子どもの頃に幼虫を穴から釣り出す遊びをしていたと書いていました。顎の力が強く、獲物に食らいつく習性をりようするのだとか。体長も長いようで、釣りのエサにもなるらしい。
わざわざ穴を掘って幼虫を出して観察するには忍びなく、放っておいたら、最近は次第に穴が少なくなってしまった。もう成虫になってしまったのか、定かではありません。成虫はこんな感じ。見たことがないなあ。

写真は「昆虫エクスプローラ」より(個人、非営利はフリー) 


10月12日(火) 久しぶりの富山

2021-10-12 20:45:45 | 日記

昨日11日は早朝から富山へ。恒例の魚を仕入れに行くついでに、娘のところによって、野菜などを置いてきた次第。
紅葉にはまだ早い糸魚川への道も、平日とあってか結構な交通量でした。何しろトラックが多い。

ノンストップで生地漁港となりの市場へとにかく急行しました。いつもの賑わいはなく、どことなく閑散とした店の内部。魚の種類も、イマイチで比較的安いのはフクラギ(ハマチ)。大きな一匹を三枚におろしてもらって、あとは小魚をあれこれ買い、そのまま魚津のキトキト寿司へ。これまたワンパターンの行動です。比較的早いお昼を済ませました。

このキトキト寿司、寿司の上に載っている魚がいままでよりグンと小さくなってしまった模様。これじゃ、ここまで来て店に入る甲斐がありません。もっとも、いつもサバ、イワシ、イカ、フクラギなど安いものばかり注文するので、お店にとっては全然上客とはいえない私たちですから、文句はいえないのかも。

それから約1時間ほどかけて、高岡の東に位置する射水市の娘の家に。たまの休みなので、家族はそれぞれの都合で出かけており、娘だけとしか会えませんでした。娘もまた買い物に行かなければならない予定もあり、1時間ほど休憩して、そのままUターン。元気な顔を見ただけでまあよしとするか。

この日は、北陸は気温32度という異常な高温。しかし、帰る3時頃から雨がぱらつきだし、県境を過ぎて新潟に入る頃から本格的な横殴りの雨に。気温はこれを境に急激に下がってきたようでした。池田町は高曇りで北陸のような気配はなし。

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明けて、今日朝から、魚づくしです。朝晩と豪勢なお刺身。ハルちゃんも刺身には必ず醤油をまぶすとペロリと平らげてしまいます。ブリとかマグロとかの高級魚が好物で、美味しいものはよくわかっているのでしょうね。

そのハルちゃん、顔の前面が崩れて見られた顔ではなくなりました(よって写真はなし)が、ほとんど毎日のように塞がった傷口を触るので、家のあちこちの床・壁が殺人現場のようになっておりますが、何とか元気で外にも出かけており、医者も驚くほどの生命力で生き延びています。

 


10月9日(土) 忙しい日々

2021-10-09 22:01:27 | 日記

9月30日、第5回行財政改革委員会、その後3日間はその議事録のテープ起こし、続いて9月7日、第6回委員会、その後議事録のテープ起こしは事務局に任せて、答申案の草案作成・・・と、本当に慌ただしい10日間でした。草案を会長などにメールで送付して、ようやく一段落しました。

今回の答申の眼目は、膨れ上がった役場職員数をどう削減し人件費を引き下げるのかにありました。私などが何のためにこんな答申案の素案を書く羽目になったのか、「運命のいたずら」としか言いようがありませんけど、まあ、引き受けた以上は仕方がありません。

本来、役場の職員は、地域住民の福祉のために不可欠な要員であり、安易に削減したり、公的な仕事を民間に委託して経費を削減するというやり方をすべきではありません。国は、十分な交付税措置によって、公共の業務が守られるようにする責務を負っていますが、残念ながら、とても十分とはいえない状況です。そうなると、小さな自治体では、窓口業務まで民間委託したり、保育や介護などのケア労働も経費削減の対象になったりと、次第に公共の役割を狭めざるを得ない状況に追いやられていきます。

池田町は、数年前までは、それなりにバランスを取りながら行財政運営をしてきたのに、前・現町長の時代になってから、次第に財政規律が曖昧になり、ついに財政規模、財政構造を無視した無理な財政運営をやってしまったために、今後数年間はまともな予算編成すらできない状況に陥ってしまったのです。これを直すことは容易なことではありません。第一、雇用した職員は辞めさせることができません。膨れ上がった借金は、どうあっても返済しなければなりません。従って、このような現状をもたらした責任には極めておおきいものがあるのです。

ところが、果たして、職員も、町民も、議会も、その本質的な危険性をどこまで認識しているのか、いささか怪しいものがあるのです。詳しくはここでは書けませんけれど、委員会が厳しい答申を出したとたんに、相当な反発も予想されます。果たして、今の池田町にそれらを説得し、財政再建をきっぱりとすすめる立場に立てるのかどうか。これから年度末に向けて、その真価が問われることになるのでしょう。

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忙しいといっても、勿論いつもパソコンの前に座っていたわけではありません。畑の作業もやるべきことがあるので、時間を作りながら、汗をかいていました。毎日でもすこしずつ作業を重ねていれば、何とか形になるもの。夏の混み合った畝は整理されて、サッパリした装いになっています。

400本足らずのイチゴの苗は、少しずつ大きくはなっているものの、20本ばかりカナブンの幼虫に食べられて枯れてしまった。補充しつつ、毎日見回りが必要です。先に植えたキャベツは、あと一週間ほどでたべられそう。レタスはあと2週間ほど。キュウリがそろそろ終わるので、何とかそれにつないで行けそうです。ネギは大量に。先日1ヶ月ほどかかって、土寄せを終わり、何とか冬を迎えられそう。ナスは選定のおかげで、秋ナスが毎日食卓に並んでいます。
ニンジンが急に大きくなり、ダイコン、ホウレンソウも順調に育っています。野菜だけは不自由しないので、ありがたい。
多分、1ヶ月くらいあとにわが家においでいただくと、秋から冬にかけての野菜が、収穫しつつ沢山食べられますよ。コロナも少しずつ落ち着いてきているので、来月あたり是非おいでください。(労働力が不足している)

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この間、岸田政権への交代などいろいろありましたが、何にも代わり映えしない。総選挙で、今度こそ政権交代し、野党共闘の底力を見せつけないといけません。
世論調査で面白いのは、内閣を支持する理由のトップが「他の内閣より良さそうだから」(NHK)。誰に変わっても同じですから、何も聞いていないのと同じですね。こんな世論調査ってどんな役に立つのかな。
それよりも、岸田の所信表明のまやかしを突いて、安倍の傀儡であることをはっきりさせることがメディアの仕事でしょうに。そうすれば、「他の内閣よりもよさそう」などと誰も言わなくなる。

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7日夜の、関東を襲った地震。さぞたまげたことでしょう。しかし、首都圏で大きな地震があれば、どうなるかは10年前に経験済み。災害は忘れた頃にやってくるとはいえ、そのときどう対応するのか、さらに、もっと巨大な直下型地震ならどうするのか、綿密に対応を考え備えておくべきですね。勿論、わが家でも、糸静線沿いの断層地震への備えは、常に見直しておかないといけませんから、他人事ではありません。