ΓΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ-購書&購盤日記-

本やCDを買う日々の記録です。ツイッター:http://twitter.com/sr_azev

《読書》海堂尊『ブラックペアン1988』講談社

2009-12-19 05:18:30 | 読書
●〔73〕海堂尊『ブラックペアン1988』講談社 2007(2009.08.09読了)

○内容紹介
外科研修医世良が飛び込んだのは君臨する“神の手”教授に新兵器導入の講師、技術偏重の医局員ら、策謀渦巻く大学病院…大出血の手術現場で世良が見た医師たちの凄絶で高貴な覚悟。

 期待通り面白く読むことができました。

《購書》2009.08.06 アカデミイ書店金座街店

2009-12-16 06:09:36 | 購書
アカデミイ書店金座街店

●2009081,ヒトラーと第三帝国,リチャード・オウヴァリー,永井清彦(監訳)秀岡尚子・牧人舎(訳),河出書房新社,地図で読む世界の歴史,2000,¥1,300
 ナチス物なので。

●2009082,マンガが語る教師像-教育社会学が読み解く熱血のゆくえ-,山田浩之,,昭和堂,,2004,¥500
 知的興味関心から。

《購盤》 2009.08.06 タワーレコード広島店

2009-12-15 05:16:07 | 購盤
タワーレコード広島店

◎ベートーヴェン: 交響曲全集 - 第1番-第9番 / アンタル・ドラティ, RPO, 他
 1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
 2. 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
 3. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55《英雄》
 4. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
 5. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67《運命》
 6. 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68《田園》
 7. 交響曲 第7番 イ長調 作品92
 8. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
 9. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱》
【演奏】
 アンタル・ドラティ(指揮)
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 ブライトン・フェスティヴァル合唱団(合唱指揮:ラスロ・ヘルティ)
 キャロル・ファーリー(ソプラノ)、アルフレーダ・ホジソン(アルト)
 スチュアート・バロウズ(テノール)、ノーマン・ベイリー(バス)
TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION PROC-100 5枚組 ¥4,200

 ドラティなので。

◎J.S.バッハ:モテット集
 ・来たれ、イエスよ、来たれBWV229
 ・恐れるなかれ、われ汝とともにありBWV228
 ・主をたたえよ、すべての異教徒よBWV230
 ・聖霊はわれらの弱きを助けたもうBWV226
 ・わが喜びなるイエスBWV227
 ・主に向かって新しい歌をうたえBWV225
 シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
ACCENT ACC10087 ¥1,390

 最近、モテットを聴いているので。

《読書》許光俊・鈴木淳史・梅田浩一(編著)『クラシック反入門』青弓社

2009-12-13 05:08:29 | 読書
●〔72〕許光俊・鈴木淳史・梅田浩一(編著)『クラシック反入門』青弓社 2009(2009.08.04読了)〈2009042〉

○内容紹介
クラシックは艱難辛苦の果てにしか理解できないのだ!甘口の入門書では神髄は理解できない!時空を超えた価値があるクラシックを本当に自分のものとしてわかるためには最低限の知識を身につけろ!最良の入門書は「反入門」としてしか書けないのだ!教科書を踏み越えた先、道なき道の先に待つキモを気鋭たちが教える。

 厠上の書。
 コンセプトは以下の通り。中身は、いつもの許光俊・鈴木淳史でした。

○「暗死苦」
 このところ、「クラシックはこんなに簡単ですよ!」というお手頃な入門書が増えている。
 いいかげんなことを言うな!(ヨハン・セバスティアン)バッハや(ルートヴィヒ・ヴァン・)ベートーヴェンみたいな天才が一生かけて築き上げた芸術が、数日、数時間でわかってためるものか! そもそも、お手軽で無責任な入門書を書いているあんたは、数時間でクラシックがわかっちゃったほどの天才なのか?!
 いや、実はそうした本を書いている人たちも、本当はよーく知っているのに違いないのだ。クラシックがそんなに簡単にわかるようになる代物でないことを。(中略)
 では、なぜ、「クラシックはこんなに簡単なんだよ!」と親切ぶる入門書が山積するようになったのか。
 あの漫画のせいである。日本中で予想外の大人気となったあのクラシック漫画のせいである。あの漫画からあらゆる人の予想を超えて売れ続けたため、クラシック業界に関係している人たちはこう考えたのだ。「しめた! これを利用してクラシックを盛り上げよう、クラシック好きな人間を増やそう! CDを売ろう、チケットを売ろう!」
 愚か者めが! なんと卑しい根性だろう。このような言い方は最近あまりよしとされないだろうが、あえて言おう。乞食根性っていうんだよ、そういうのを! みんな、お金が欲しいのだ。クラシック音楽界はお金が欲しいのだ。演奏かも、評論かも、会社も、劇場も。(中略)
 考えてみるがいい。いったい、世の中に『あなたも必ず登れるエヴェレスト』『三日で大丈夫! アイガー北壁入門』、そんな本がありますか? 『一週間で倒せるヒクソン・グレシー』(もう古い)、『誰でも百メートル十秒を切れる本』、そんなのを見たことありますか? あるわけがない。至上の喜びを味わうには、しばしば艱難辛苦がつきまとうものなのである。その艱難辛苦も喜びのうちなのである。しかも、艱難辛苦の末に、目標に到達できないことだって多いのだ。そこがまた面白いし、やりがいなわけなのだけれど。(中略)
 知識を得たからといって、わかるようになるとは限らない。が、知識が理解を助ける可能性は少なからず、ある。ならば、最低限、知識をつけたまえ。学びたまえ。それがまともな筋道というものである。謙虚に勉強しようという気持ちはあったほうがいい。そして、豊臣秀吉に倣って、「自分は日本一のクラシック初心者になる!」と思えばいい。思いがけず、上に進む道が開けるかもしれない。
 そんな気概をもつあなたのための本が、これなのだ。(許光俊「最初に クラシックは「暗死苦」だ!」pp.9~10)
 ひょっとしたら、落語についても通じるかも。

《読書》大門剛明『雪冤』角川書店

2009-12-12 04:06:39 | 読書
●〔71〕大門剛明『雪冤』角川書店 2009(2009.08.03読了)

○内容紹介
平成5年初夏―京都で残虐な事件が発生した。被害者はあおぞら合唱団に所属する長尾靖之と沢井恵美。二人は刃物で刺され、恵美には百箇所以上もの傷が…。容疑者として逮捕されたのは合唱団の指揮者・八木沼慎一だった。慎一は一貫して容疑を否認するも死刑が確定してしまう。だが事件発生から15年後、慎一の手記が公開された直後に事態が急展開する。息子の無実を訴える父、八木沼悦史のもとに、「メロス」と名乗る人物から自首したいと連絡が入り、自分は共犯で真犯人は「ディオニス」だと告白される。果たして「メロス」の目的は?そして「ディオニス」とは?被害者遺族と加害者家族の視点をちりばめ、死刑制度と冤罪という問題に深く踏み込んだ衝撃の社会派ミステリ、ここに誕生!第29回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞W受賞作。

 最後は二転三転で訳がわからなくなりましたが、とにかく圧倒的なエネルギーでグイグイ引き込まれました。