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《読書》野口悠紀雄『超「超」整理法-知的生産力を飛躍的に拡大させるセオリー』講談社(その1)

2008-10-15 05:12:48 | 読書
●〔97〕野口悠紀雄『超「超」整理法-知的生産力を飛躍的に拡大させるセオリー』講談社 2008(2008.09.21読了)〈2008156〉

○内容紹介
「超」整理法から15年。ついに、ミリオンセラーを書きなおすときがきた!
もはや、情報を「整理」する必要はなくなった!
新時代に対応する最強ノウハウとは?
この時代に何を問い、どんな答えを見出すのか!
情報格差社会はもう始まっている。
知的生産力を飛躍的に拡大させるセオリー。

 待望の書でした。

○「整理」から「検索」へ
デジタル・オフィスは自動的にできあがるとしても、それを使うには、ノウハウや技能が必要である。その中心は、「検索」である。「検索力」こそは、デジタル時代における最も基本的な技能である。やや誇張して言えば、検索機能を適切に用いれば、知りたいことのほぼすべてを知ることができるようになった(ただし、これだけで知的作業が完了するわけではない。第6章の1を参照)。
「検索」は、もっと積極的な意味を持つ。適切な方法論を使えば、蓄積した情報を宝の山に変えることができるのだ。これまでは抽出できなかったものを、検索のテクニックを使って抽出できる(第1章の3で述べる「データマイニング」)。「分類せずにひたすら保存しよう」という「超」整理法の有効性は、デジタル情報の時代になって、ますます高まった。(p.25)

○Gメール
いまやメールは、日常的な仕事に不可欠の基本的なビジネスツールになった。だから、少しでも効率化できれば、仕事全体の能率は大きく向上する。逆に、惰性によって非効率なメールサービスを使い続ければ、能率向上に大きな障害となるだろう。「いかなるメールサービスをどのように使うか」は、現代の仕事方法論のうちで重要な地位を占めている。だから、Gメールのような大変化を無視することはできない。(p.34)
これまでメールは、「連絡を早く簡単に行うための手段」以外の何ものでもなかった。つまり、断片的な情報の送受信そのものが目的であった。「情報のフロー処理のための手段だった」と言ってよい。ところが、メールのログが大量に蓄積されてくると、それ自体が価値を持つことになる。つまり、情報のストックとして活用することが可能になるのだ。Gメールが真に革命的なのは、この点である。(p.49)

 野口悠紀雄は、グーグルの回し者かと思われるぐらい、あちこちでGメールを礼賛しています。
 Gメールは私も使っていますが、確かに便利です。実はその前はYahoo! メールを使っていました。Yahoo! メールの容量がどんどん増加していって(現在は1GB)、メールを消す必要がなくなったので、どんどんためていきました。現在は15,000通ほどあります(容量は約400MB)。Yahoo! メールで特に不便は感じていなかったのですが、致命的なのは、携帯電話で閲覧はできるが検索機能が使えないということ。Gメールは携帯電話から閲覧も検索もできます(おまけに添付されたワードやエクセルのファイルの中身も見ることができます)。過去の蓄積があるので、Yahoo! メールを捨てることはできませんので、現在は並行して使っています(Gメール→Yahoo! メールに転送しています)。メモやデータファイルも片っ端から自分宛に送りつけて、データベースとして使っています。

〈To be continued.〉