鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

続・ドキュメントスキャナ―

2023年01月12日 | 兎糞録

 ドキュメントスキャナ―で古い冊子を次々と読み取っていきます。橋本賢助「鳥海登山案内」、太田宣賢「鳥海山登山案内記」はスキャン終了。それほど時間はかかりません。次は明治四十四年発行の「酒田案内」

 これ等は何れもバイブルサイズと呼ばれるもの。明治、大正期はこのサイズの案内書が全国で出版されたようです。手に取って読むと紙も劣化して読んでいるうちにどんどん傷んできます。やはりこれはスキャナーの出番。

 Adobe Acrobat で読みます。開くたびに大きすぎる状態で開くので、

 編輯から環境設定を開き、ページ表示を選択します。次に赤く囲んだ所で見やすい倍率に設定します。最後にOKを押します。これで次回開いたときは前回と同じサイズで開くようになります。

 途中でやめて閉じると次回又最初から開いてしまいますが、そういう時は「自動しおり機能(前回読み終わったページを開く)」を設定します。これも環境設定を開き、文書を選択。「文書を開くときに前回のビュー設定を復元(R)にチェックを入れます。これも最後にOKを押して終了。これで次回読んだ所から開くことが出来ます。

 

 こういった明治期の文書を読むとかなり変体仮名が出てきます。そういう時は「Koin変体仮名外字明朝f2」という便利なものがありますからこれで探しましょう。これは変体仮名の文書入力にも使えますので、「鳥海山登山案内記」を入力するときもお世話になりました。

 古文書を学んでいる方にはどうということもないのでしょうが、

 青丸で囲んだ部分、「おく」と読むとは想像つきますが、調べてみると、

  という文字であることがわかります。これは「於」の仮名です。「おく」という仮名も使われていますがこの使い分けまでは古文書等は学んでいないのでわかりません。

 

 ※ このドキュメントスキャナ―、廉価版なので見開きページを左右別に平坦化して読み取る機能がありませんでした、残念。よく調べてから購入すればよかった。ここはやはりA3読み取り可能で見開きページ左右別に平らに補整して読み取ることの出来るスキャナーにするべきでした。すぐにでも買い替えしてしまいそうです、お金もないのに。


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