鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

JOÃO GILBERTO LIVE IN TOKYO

2021年03月31日 | Jazz

 発売になった時に買おうかと思っていたのですが、買い忘れそれきりになっていました。なんとなしにYouTubeを見ていて思わず釘付けに。

 即座にAmazonのページをポチくってしまいました。

 『ヤツは新聞でさえ歌うように読むことができた。サイコーにクールだ。ダウンビートで採点するなら五つ星をつけるね。』( MILES DAVIS)

JOÃO GILBERTO LIVE IN TOKYO Blu-ray Official Trailer

 Blu-ray発売時のトレーラーです。これは全部見たくなってしまいます。

 最高です。

 こちらで一曲聴くことができます。

 どうです、これはどうしても手元に置きたくなる一枚ですね。

 それにしても、ばあちゃん、じいちゃん、じいちゃんとご年配の紹介が続きました。ウーム、まだまだ引退できない。


Toots Thielemans を聴いてみよう

2021年03月30日 | Jazz

 鳥海山の記事は書きつつあるのですが、資料等の点でまだ時間がかかりそうです。そんな時にToots Thielemans、手元にBlu-RayありますがYou Tube にありましたので。最高のおじいちゃんです。明日、もう一人最高のおじいちゃんを紹介しますね。

Toots Thielemans 90 - Live at le Chapiteau Opera de Liege 2012


人生を三度生きた女

2021年03月29日 | Jazz

Alberta Hunter - The Darktown Strutter's Ball

 12歳から歌い始め、スターダムのトップに登りつめた後、60歳で看護婦に転身、とはAmazonの「人生を三度生きた女-"魂のブルース"アルバータ・ハンターの生涯」の説明に書いてありますが、

 同書によれば

 「母親の死がきっかけとなって、アルバータは人の役に立ちたいと考えるようになったという。」

 病院で仕事しようと思いましたが、「病院で単純な仕事以上のことをしようとしたら、資格が必要だということがわかり、六十歳にして小学校終了試験を受ける。」ということで資格取得。

 「看護婦として一から始めるには、年をとりすぎているといわれたけど、あたしはあきらめなかった」

 ここで熱心に何度もYMCAの校長に准看護婦の学校に入れてくれとお願いに行くのです。その結果校長は彼女の熱意に折れ、「私は彼女の年を偽りました。十二歳もです。そうしなければ、彼女を入学させることができなかったのです。」

 六十二歳にして准看護婦の資格を取り、八十二歳で退職するまで病院で働きます。

 雇用するほうでは七十での退職と考えていたようですがほんとは八十二歳。

 失業保険事務所に向かい、書類にはこう書きます。

 「私には働く意思があり、その用意もあり、仕事をすることが可能です。仕事を積極的に探しています。」

 「もし強制的に辞めさせられなければ、いまでも働き続けていたはずです。」

 

 普通はここで終わるんですが、なんとここでカムバック。八十九歳で亡くなるまで歌い続けました。YouTubeで若いころの歌、八十過ぎてからの歌声も聞くことができます。CDも本も入手可能ですので興味ある方は是非どうぞ。


宮沢昭 BULL TROUT より

2021年03月27日 | Jazz

 週末の夜はこんな曲を聴きながら一杯。

 

 

 高校時代、友人の家でジャズを聴くために三人ほどで泊りがけで酒を飲み、煙草を吸い、その時かけたレコードがこれ。みんないい気持で聴いていたら、猫が障子を破って突入してきたのが昨日のよう。


ルビをふる

2021年03月25日 | 鳥海山
 この写真、右手前は鍋森です。鍋をさかさまにしたようなこんもりとした山ですのですぐにわかります。その鍋森に沿った沢、蛇石流といいます。「じゃせきりゅう」と読んでしまいそうですが、これは「じゃいしながれ」といいます。ふつうは「じゃいし」と呼んでいます。こういう時、読み方を示したいですね。蛇石流(じゃいしながれ)と漢字の後に()で括って仮名を書くのはどうも見苦しいです。やはり、蛇石流じゃいしながれと表記したいところです。ちょっと面倒ですがこのブログでもHTMLで記述するとルビをふることができますので試してみましょう。
 
 例えばよく登場する東雲荘。あるいは鳥海山の地名で言えば荒木沢、檜ノ沢、これらは"とううんそう"、"あらきそ"、"ひのそ"、と呼びます。地名に関しては訛りだ、"あらきさわ"、"ひのさわ"、というのが正しい、という人もいるでしょうけれど、"あらきそ"、"ひのそ"、というのが本当でそれが訛って、"あらきさわ"、"ひのさわ"、というようになったのかもしれません。沢は"そ"、と呼ぶのが元々の言葉だったということも考えられます。標準語というのも一つの方言なのですから。あれは明治期に江戸の一部の地域の言葉を元にして必要に応じて作られた物なのです。
 
 前置きはそれくらいにして、東雲荘(とううんそう)、荒木沢(あらきそ)、檜ノ沢(ひのそ)と書いた場合、これでは読み方はわかりますが日本語の書かれた文章としては醜いですね。やはりここは東雲荘とううんそう荒木沢あらきそ檜ノ沢ひのそ、と表記した方が滑らかに読むことができますし、すんなり頭に入ってきます。なんといっても見た目も綺麗になります。
 
 初めに普通の画面で東雲荘、荒木沢、檜ノ沢、と書きます。それをHTML 編集画面にしてそこの部分を次のように記述します。
 
 
 上の構文をTML編集画面に記述して保存、プレビューすると、
 
 東雲荘     とううんそう荒木沢あらきそ檜ノ沢ひのそ
 
 はい、出来あがりました。東雲だけにルビを振りたいなど特定の文字だけにルビを振りたい時には上記の応用です。
 
 くたびれた写真ですが笙ヶ岳と鍋森の間、檜ノ沢です。
 
 自分も最近やっと書けるようになったので偉そうなことは言えませんが、必要な所にはやはりルビを振った方が読みやすいと思います。地名はわかりやすいように呼び変える、というのはやはり文化と伝統の破壊ですから。フリガナとは少し違いますが、読み、呼称という点からいえば、何度も言うように、外輪の尾根上にある 虫穴 むしあな虫穴岩むしあないわ と呼び変えるのは自分のいるところの文化と伝統をないがしろにし、破壊することの始まりなのです。