以前から歯医者さんは二階にあるのが多いなあと思っていたのですが、ああ都会ではもちろんビルの上階ですけれど地方、この辺だけかもしれませんがなぜか歯科医院、一階が駐車場で二階が診療所というのが多いです。平屋だとしても基礎が高い。老人は昇るのに大変です。なんで二階にあるんでしょうね。
先日、またしても歯医者さん通い。そんなある日、治療中に患者さん家族から先生に電話。何やら通院中の患者さんで総合病院へ転院の予定なのだが昨夜から歯の痛みがものすごくて耐えられない、本人はそこまでたどり着けない、といった内容のよう。そこでお医者さん「家族の方が車で駐車場まで連れて来ていただければ下まで降りて診に行きますよ。」と。治療が終わって駐車場に降りて帰ろうとすると患者さんがやってきたところ。歯医者の先生は駐車場まで降りてきて診察を始めていました。
ああ、そういえば市内の歯医者さんは下が駐車場、あるいは一階が内科医院などの別の診療科目のお医者さんで二階が歯科医院。と、冒頭の疑問に至ったわけです。思い起こせばウチの母親も近所の歯医者さんに連れて行くと、玄関の段差が総高数十cmもあったでしょうか。手摺もないし老人の弱った足では登れません。手を引き体を支えながら院内に連れていきます。他の診療科目のお医者さんではこういうことはない、とその時はなんとなく思っていました。
これは地代の節約なのでしょうか。歯科医院を開業するためにはかなりのお金がかかるためにそうするのかと。都会と違って駐車場が無ければ開業医のみならずどんな商売も成り立ちません。限られた面積で開業するためにはそうするほうが、歯科医の場合は自分で歩けないような患者さんが来院することはないということでそうなっているんでしょうか。でも基礎の高く作ってあることが多い場合の説明にはなりませんね。診療器具を設置するために基礎を高く打つ、では二階にあることの説明にはならないし。検索して調べてみましたがノーヒット。どなたかその理由わかる方いらっしゃいますでしょうか。それともこういった建て方はこの地方だけ?