鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

昭和九年

2024年05月19日 | 鳥海山

 鳥瞰図といえば吉田初三郎、金子常光が有名ですがこれは地元出身の佐藤良一郎という人の描いたもの。

 航路は浦鹽(ウラジオストク)ほかが描き込まれています。画像を右へスクロールすれば吹浦口大物忌神社、蕨岡口大物忌神社が。

 これは酒田市が観光用パンフレットとして作ったもののようです。この当時日本中で同じようなものが作られました。こういうものは地元にはほとんど残されていません。

 これ見て観光に訪れてみようという人は、昔はいたんでしょうかね。今と昔では観光の対象の選び方も変わっていますので、でも観光で食べていける地域はほんの一握り。地元には洋上風力を観光の目玉に、などという阿呆も少なからずいるようです。


昭和十五年を見る

2024年05月11日 | 鳥海山

 昭和十五年の鳥瞰図。このころのものの方が現代の写真のものより色合いもきれいで味わいがあります。

 鳥海山には蕨岡口と吹浦口が。酒田市の海にはかつてあった大浜海水浴場が。開発された今の方良いかといえば、現代の方が昔より良くなったとばかりは言えないのは多くの人が感じることでしょう。


酒田市役所前での抗議活動

2024年05月10日 | 鳥海山

 今日は酒田市役所前でスタンディング(私は仕事で不参加)

 サクランボテレビニュースより。

 

 漁業者の方が6名参加。そりゃそうでしょう、生活の糧とする底引き網の漁場へ数十基の風力発電を建てるのですから。漁ができなくなるのは明らか。山形県は風車建設で漁業に影響が出るとは考えられない、影響があるとしたら新しい漁業を考えればいいと。それでも建設を応援するのはちっぽけな利権に目がくらんだ者ども、日本も終わりか。