鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

地吹雪

2021年12月31日 | 兎糞録

 この程度ではまだ地吹雪とは呼べないですが、地吹雪の跡は田んぼに落ちた車をよく見かけたものでした。落ちた直後は雪の中、ヘッドライトがあらぬ方向を照らしているものでした。最近出かけないので見てはいませんが。

 国道47号線なんか夜地吹雪の中を走ると怖いですね。前を大型車が走っているうちはいいですが、その大型車がいなくなると道路が全く見えなくなります。よくあれで帰ってこれたものだと。暗闇の中のホワイトアウトでしょうか。

 国道七号線が通行止めになったり、各家庭の水道が凍結し、風呂釜、給湯器もみんな凍結したなんてこともかつてはありました。またいつそうならないとも限りません、御用心。国道七号線が通行止めになった時は弁当屋さんやガソリンスタンドが大流行り。弁当を車まで届けたり、ガソリン、軽油を届けたり、そんな時がまた来ないとも限りません。でもそれを知っている人ももう多くはないようです。この酒田、旧市内でも昭和の中頃までは人の腰丈まで雪が積もっていたのですから。

 

※某地域では吹山が出来ることを「マブが立つ」というのですがどこからきているのでしょう。


イヌワシ

2021年12月26日 | 鳥海山

 イヌワシ かつて鳥海山に棲息していたけれど今は居ぬ鷲、と言われるのも極間近のようです。スノーモビルが傍若無人に走り回るようになってから営巣は確認できていないとのこと。だけども「イヌワシに対するモービルの騒音について具体的な研究はない」、と保護担当の職にあるものがおっしゃる。

 

 やはり、イヌワシ保護は方便だったのですね。盛者必衰、鳥海山にスキー場を作ろうとしたコクドの撤退の爲の丁度良い方便、八幡町にとっても計画中止の爲のちょうどよい理由、そのためにイヌワシは使われましたがもう用済みのようです。

「イヌワシに対するモービルの騒音について具体的な研究」がなければしなければいけない。というよりも、影響が確認できてからではもう取り返しは尽きません。影響がある恐れがあると思えばこそいうわけで、そんなことは知ったこっちゃないというのがモビラーです。

 イヌワシは方便だったのが、実は自然保護の象徴、それすらも出来なければ鳥海山の自然保護は無理です。何やらガイドにもスノーモービルは法を犯していないし、環境に与える影響は確認できないとのたまう人もいるとか。

 奈曽渓谷だってイヌワシの営巣地のはずですが、モビラーは走り回っています。自主規制ではもう済まないでしょう。客を乗せて金もらって走り回っているモビラーが人身事故を起こすまで行政も動く気はないのでしょうか。有償で車に人乗せて走るのは下界では法律が厳しいですが、車馬乗り入れ禁止の自然保護区域では堂々と行われています。まあ、自力で登らずに金払って山の上まで行って滑り下りてくるスキーヤーなんてのもネ。


Ella Fitzgerald Sings The George & Ira Gershwin Songbook

2021年12月26日 | Jazz

 懐かしの絵に惹かれて

 何の迷いか、一度手放してしまったのですがやっぱり手元に置きたくなって探していました。今は安く手に入るようになっているんですね。
 もちろん、新宿DIGの思い出です。その頃のDIGなどジャズ喫茶のマッチ箱はすべて処分してしまい手元には一個もありません。

 


返り点、一二点

2021年12月24日 | 鳥海山

 今、飽海郡誌をPDFからワードに移し替えているのですが(やらなくてもいいようなことですが)、結構返り点、一二点が出てきます。之が行頭、行末に来た場合、禁則処理はどうなるのでしょうか、さあ、考えてみましょう。WEB上の文書は横書きですから文章全体も書くときに頭の中が横書き文書を読み書くようになってしまいます。でも実際に紙の本を読む場合、日本語の横書きの本は読みづらいです。で、飽海郡誌も縦書きのまま移植しているのですが、そこでワードを使用しているときの禁則処理。

 返り点、俗にレ点といいますが、あれは正しくは記号であって文字ではないのです。ですからレを入力して下付き処理ではないのですね。変換するときは記号のㇾを選ぶのが正解。ですが環境依存ですのでどなたのPCでもうまく表示されるかどうかはわかりません。
 このㇾ点、これは文字の上に付くのが正解。ですからこれは行末禁則処理なのです。逆に一二点、こちらは文字の下に付くので行頭禁則処理が必要になります。

 左側が行頭禁則処理した文書。右が行頭禁則処理前です。文章の頭に一点があっては読みづらいですね。これで一二点は文字の下に付くということがわかります。同様に返り点が文字の上に付くということもこのようにしてみればわかると思います。ただ多くの出版社が間違えて禁則処理をしているということです。

 今日はあまり面白くない話題でした。飽海郡誌より鳥海山の噴火の記事も今度紹介いたします。


IDLE MOMENTS GRANT GREEN

2021年12月24日 | Jazz

 頭に上った血を鎮めるには最高。JOE HENDERSON のTENOR SAX の音色が最高です。

 

 JOE HENDERSON 好きでアルバム結構あるのですが、ちょっと変わったこちらも
 オルガンの寒川敏彦とのアルバムです。寒川は19歳で魅了されたジミー・スミスに弟子入りするために渡米したそうです。行動力があるのはいいですね。

 You Tube にありましたので

 

 今夜はこれで芋水か麦水をロックでいただくことといたしましょうか。