鳥海山の話は下書きがまだいっぱいありますがもう少し熟成させておきます。
やはりこんな地方都市に配属される新入社員はろくなものがいないようです。今日聞いたお話。マンモーニというわけではないんでしょうけど似たようなものでしょう。
この春入社した佐藤君(仮名)、まあ入社して日も浅いし、いろいろ大変だろうと上司のAさんが声を掛けました。
肩をポンと叩いて
「佐藤君、頑張ろうね。」
返す言葉で、
「触らないでください。」
昔さんざんしごかれて育ったじいさんには考えられません。
またある日、客商売だそうですから佐藤君、客と会話していると思ったら、近くにいた先輩社員のところへやってきて、
「すみません、訛りがひどくてお客さん何言っているかわかりません。」
先輩社員交代してその客のところへ。
「何言ってんだ、あいつ、佐藤君は。訛りじゃねえよ、中国の人だよ。」
どうも佐藤君、この田舎の人はすべて訛って話をしてくる、田舎者の会話はわからないと思っているようです。田舎者は方言もわかるし、標準語もわかるんだよ、お兄ちゃんのような標準語もどきしか話せない、聴き取れないのとは違うんだよ。いわば二か国語がわかる、バイリンガルなのだよ。
そういえばかつての新人にも変なのがいたそうです。「よろしくお願いします。」とパートのおばばちゃんが挨拶したら、
「何をよろしくですか」
大卒の新人君はパートのおばちゃんなんかを見ると自分より下だと思うようです。たとえ三流大卒でも。中身のないプライドだけはあるようです。
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