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ボル中

~ボルダリング中毒~

はしだて北の磯・はしがかりボルダー

2012-03-20 22:00:00 | 城ヶ崎
 ペンギンと妹を引き連れて城ヶ崎へ。8時30分に到着、快晴で9℃。

 まずははしだて北の磯へ。貸切状態だった。



 午後は曇る恐れがあったので、ポカポカ陽気の内にペンギンに登ってもらう。最近は暖かい場所ばかり連れていっているので、小川山等に連れて行ったら寝袋から出てこないだろう。

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          段々ハング・6級

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     アメフラシ右6級・左5級

 最近ホントにボルダリングが好きになってきたペンギンは短時間で凄い成果。

 だがマスク着用(花粉対策)だと、何処かふざけているように見える(笑)

 ローラティテュードを目視で見限った妹は、さらに厳しい『斬る!・1級』に挑み、ズタズタにされていた。


 だがはしだて北の磯には『海坊主』がある。そんな時はこの4級課題で、楽しくマントリングの修行をするのが吉である。

 妹はあっさり完登。出来ればリップ辺りでへばりついて、動けなくなって欲しかった。

 どさくさに紛れてペンギンも挑む。



 何故か緊張感が伝わらないが、本人にとっては最高グレードへの挑戦である。

 意外に追い詰めたので、次回はグレード更新が見られそうだ。

 そんな中、場を白けさせるプロジェクトを思い付いた。

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      海坊主・4級 ver片手

 二人に存分に白けていただいた後は、徐々にモチベーションを上げてきた自分の標的 『ブルシット初/二段』 に移らせてもらう。

 白けた二人の冷めた応援を受けながら解析する。5日前にK上と来た際に、核心が中々手強いものだというのは体験していた。

 今日も三回ほどトライするも、気合いだけでは核心のスローパーは止まらなかった。



 甘いリップとピンチ・・・これを如何に保持するかがカギである。
 そこで、リップをカチ持ちに変えた2トライ目・・スローパーを完全に捉えた。

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           ブルシット・初/二段

 爽快。スローパーを止めた後は、幸福感による勢いでトップアウト出来てしまうほどだった(笑)。


 昼食休憩後は、はしがかりボルダー探しへ。ここは下降路に道標がないので少し迷った。


               途中の景色

 イマイチ下降ポイントが分かりにくく、マイナーエリアであることを匂わせる。先客がいたので、上から下降ポイントを尋ねた。

 快く教えてくれたその方は“先生”だった。

 私が勉強させてもらっているブログの提供者、K師さんではないか。
 非常に厳しそうなプロジェクトにトライ中のご様子。あのリップをトラバース・・・。

 そして反対側にもボルダラーが・・。丁度私が探していた“青い魚・1級”を完登したばかりだという女性は、ひらひらさんだった。

 有名人が二人も・・・アツいエリアである。

 さっそく“青い魚”の解析へ。スタートからは、ハンドジャムのみでルーフを越える。そして上部のカチを抑え、悪いマントルを返すという課題。こんなの見たことない。

 無心でクラックに手を差し込んでみる。

 びしょ濡れ・・・

 よく見るとルーフ内は全て濡れていた。

 何の不平不満もアピールもなく、トライを続けるひらひらさん達。クラッククライマー恐るべし・・・ 『濡れ過ぎで無理ですよね』の言葉は飲み込むしかない。

 ボクサー並にテーピングを手の甲から手首にかけて巻き、ルーフ内のハンドサイズのクラックにジャミングを試みる。





 激痛。クラッククライマー恐るべし。


 クラックの経験はなくても、ボルダリングの課題であるなら意地がある。
 遠くにジャミングを極めたら、下側の手を上方向にスライドさせて上向きにジャムを極める。痛いけど痛くない。そして脚を上げ、上側の手をさらに上に飛ばす。クラック内が濡れているからこそ、スムーズに出来る動きだ。そう思うことにする。
 そうしてジャミングした右手が、とうとうルーフを超えた。痛いけど痛くない。ここからは乾いた岩が待っている。痛くない。左上のカチを抑えた時点で勝負は決まった。

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            青い魚・1級


 勉強になる課題。完登直後は幸福感というより、悟りを開いたような気分になった。

 私が解脱するまでの間、いつの間にかペンギンはひらひらさんに遊んでもらっていた。
 本当に強くて優しい方でした。色々と有り難うございました!

 最後はそのペンギンの成果を見せてもらい、それらの課題を登って終了。


 
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           グロブスター・3級

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       グロブスタートラバース・2級

 この時点で既にエネルギー切れ。補給したかったが、その時は既に飲み物・お菓子は全てペンギンに食われていた。

 重い足で帰り道を歩く。夕飯や風呂の話題が耳に入る。

 私は駐車場に戻るのが精一杯だった・・・