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10月21日「ハンモック、タープ張りを凌ぐ」の様子

ようやく涼しくなり始めた10月も末。いわゆる”登山日和”に誘われて、高尾山口駅には多くの登山者、ハイカー、ランナーで溢れていた。

参加者皆さんが集合すると、その人混みを避けるべく早々に場所を移動する。とはいえいつものプチ広場はいよいよの河川敷工事によりただいま閉鎖中。ということで、人気が少なく、辛うじて日陰のあるエリアへ避難。なんとか落ち着く。

軽くご挨拶をし、早速地形図をお渡しする。今日は地図読みはそこそこに、モックポイントでがっつり停滞して凌ぐのがメイン。ただ、ありがたい事に初めての方も何名かいらしたので、簡単に地形図やコンパスについて触れておく。

北向け北!もやっておく。これだけで地形図+コンパス歩きはできるのか??慣れれば問題なく出来るのです!

そして本日も勇んでたくさん持ってきたサンプルを、半強制的にお貸出し。これくらの季節から、気温的にツユハラヒも着用しやすくなる。よ~し、軽くなった。

モックポイントへ向けて、出立。

早々にワープして、異世界への入口へ到着。

少し入った拓けたところで、目指すモックポイントと、大体の工程を決める。勿論初めての方々メインで決めてもらい、先導もお願いする。

概ね決まったところで、先へ進む。まずは沢沿いを右岸左岸と渡りながらプチ遡行していく。

最初目星つけた尾根。なんだかいや~な雑木林。人間の感とは大したもので、こういう所は感覚的にも入りたくないと働く。正しく地形的に見ても、入らない方が良いエリアでもある。

ただ、最終信じられるのはコンパスのみ。。基本的には沢に対して南南西をひたすら登り上がれば、目的の主尾根には乗れる。ただ少しでも楽するにはやはり、そのような支尾根の選定が必須。

2個目の尾根もスルーして、最後の尾根付近に差し掛かる。地形図的にもこの尾根が一番歩きやすそうだが。。

その入口。ふむ。今までで一番「入っても大丈夫そう」と思わせる入口。この感覚は大切。ただ初めての方は既に、登山道ではない道に心配半分わくわく半分といった感じ。数をこなせは慣れるさー。

ということで、いざ尋常に参らん。

予想以上の急登。等間隔に木々はあるが、少しザレ気味な斜面ゆえ、間隔開け過ぎず、まとまりながらゆっくり登っていく。

地形図上でも良くわかる、平たい白場へ乗る。ここで完全に尾根に乗った感覚がわかる。シノギングあるあるだが、最初と最後で難儀するもの。

あとは消化試合。明瞭な尾根道を詰めると、主尾根に乗る。何だかんだがっつり地図読みしてしまった。ただ中々面白いルートであった。

ここまでくればモックポイントは着いたも同然。

到着。そして早々に凌新製品シノギングタープなる「ヤナギニカゼ」を用いてハンモック張り実践。いきなり完成の図。

ヤナギニカゼの詳細は追々として、、やはりタープはピシッと綺麗に張りたい。それだけで技量も問われるし、何より綺麗に張ると気持ちが良い。凌流の所作として、是非綺麗に張るタープ術は身に着けてもらいたいもの。

そしてそのタープ張りに重要な技術ともなるロープワーク。いつものシンプルな片結び方式に、新たな森勝流の結び加わった新ロープワーク講習。皆、熱心に聞き入っていた。そうそう、停滞していると何だかんだ寒い季節となってきたので、アグラスカートもお貸出し。見た目は変わらずだが、今年モデルは裏地も変わってパワーアップしています!

そのロープワークを顕著に活用できる、ツエルト張りも実践。持ってはいるけど、張ったことが無い、、という方。多いです。道具は使ってなんぼなので、是非1度でも試しに張ってみよう。

少しのコツを加えれば、こんなにきれいにピシッと張れる。やはり気持ちが良い。

今日は停滞メインで時間の余裕もあり、一つ一つを丁寧にお話出来る。流れで火熾し講座も実施。本当に現地で調達した小枝を敷き詰め、マッチ一本着火にて、、

ちゃんと焚火が出来る。ウッドストーブとの相性なんかもあるか、火熾しも原理とコツさえ理解していれば簡単に出来る。森勝氏も一発で着火できて一安心笑

最後に、一部の人には響くナイフ談義。こいつも奥が深い。一昔前は必須携行道具だったが、今はその立ち位置は薄いのが現状。ただ凌では作業的に使える1本は携行を推奨している。手練れは用途に応じて3本所持する者もいる(私がそう)

さてさて、色々と知識を詰め込んだ所で、ゆっくりハンモック休憩としよう。

初めてのお三方は、ハンモック張りもしっかりレクチャー。私もかつてそうだったが、こんなにも簡単に山の中でも張れてしまう。本当に画期的な道具だと思う。

そうしてご自身でも張ってもらったハンモックでゆ~らゆら。

こんな斜面でも、ハンモックならばなんのその。しっかり平たんな椅子として、寝床として活用できる。

本当に日帰りの椅子としても具合良く、重宝することうけあい。

ここからはハンモック慣れしたシノラー達のワンショット。奥の方でひっそりと凌ぐシノラー。枯れ木が良きカモフラージュとなっている。

お二人仲良く揃っての休憩。敢えてハンモックに座らず、ハンモックに寄り添う形もグッド。

休憩とは言え抜け目なく焚火に興じる。この組み合わせもハンモックの醍醐味。

早々に昼寝をかましつつ、お隣さんとお話に興じる。優雅なひと時。

タープで囲い、しっかりと自分の空間別荘を構築する。その空間には自ずと同志も集まってくる。

番外編、安定のカウボーイスタイル森勝氏。完全に座らずに中腰で諸々こなしているのが様になっている。

多種多様なスタイルで展開できるハンモック。その楽しみ方を感じ取ってもらえれば幸い!

 

相も変わらず2時間近くゆっくり休憩した後、撤収。もうお腹一杯なので、本日はメイン登山道伝いに下山とする。さて再出立。

例の同化した廃鉄塔を抜けて、、

メイン道へ合流。ここからは完全登山道。勿論先頭は初参加のお三方にお任せしているが、何やら物足りなそう。

で結局途中途中の支尾根を地形図とにらめっこしながら見つけ、観察し、次回の宿題~として地図読みしながら下山したとさ。

下山後の駅周辺は相変わらずの人出...それでも今回メインで歩いた支尾根ルートでは誰とも遭遇しなかった。それがシノギング。

そんな遊び方、地図読みやハンモックにも興味がある方は是非、ご参加お待ちしております。

 

今回の決して笑ってはいけない奴〆

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