四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
甲府SUNDAY 出張シノギングの様子
本日は水曜日。甲府SUNDAYの平日出張シノギング。甲府駅前の広場から見える空は雲ひとつなく晴れ渡り、まだそれほど気温が高くはないものの直射日光がじりじりと、暑い。
駅前でピックアップしていただき近くの運動公園でシノギングはにわかに始まった。
リピーターの方には毎度同じ話で済まないが、初参加の方もいるのでシノギングとは何か?凌とは何か?を説明し、この後のシノギング実践編のためにまずは基本的な知識を頭に入れてもらう。
続いて、こちらも毎度毎度の地形図の見方とこのエリアを歩くときの考え方を説明。
コンパスの構造と使い方を説明。みなさんコンパスを持って来てというとプレートコンパスを用意する人が多いが、実はよほどシビアな状況でない限りプレートコンパスは使わない。
そして、プレートコンパスを使いこなすにはそれなりの経験が必要なのだから、使えもしない道具を持つよりも直感的にわかりやすい方位盤付きのミニコンパスを持つ方が実用的だということを知ってもらう。
出発前にツユハラヒ、クナイ、ハヲリモノoctaなどのお試し品を貸し出す。ウェブサイト上で見るよりも、店頭で見るよりも、実際にフィールドで試すことができればその商品の意味をしっかり理解できるはずだ。
いつも通り前置きが長くなったがいよいよ、いや、ようやくスタート。
この時点で既に11時を回っている(笑)&(汗)
林道からすぐに尾根への取り付きを見極めて入り込むが、尾根に沿った踏み跡があるのでそれを利用。
ミツバツツジがきれい!
大した距離を進まずに最初のチェックポイントの小ピークに到着。ほとんど歩いていないのに標高1350m(笑)
ここで「もりまさるショー」のはじまり~。ウッドストーブの火起こしとシンプルなロープワークを披露。
熱心にメモを取る参加者たち。しかし天気がいいな~。
インターバルではSUNDAYオリジナルのシャツの紹介。僭越ながら私が生産までのお手伝いをさせていただいている。
それにしてもいい天気だな~。
ロープワークはまだ続くよ。
誰でもできる片結びを使ったロープワークのバリエーション。
出来るだけシンプルに、それでいてちゃんと使えるロープワークを伝授。
それでも、普段使わないからみんな忘れちゃうんだよな(笑)覚えるにはそれを繰り返し行う事。まあ、忘れてしまうということは、それを必要としていないということであり、必要としている者だけが覚えることができるのだ。ここで差が付く、そういうこと・・・。
「もりまさるショー」が一息つくともうこんな時間!13時を過ぎている。まわりからは腹減ったコールが上がり始めたので、ここで昼休憩とする。
小ピークからほんの少し戻った広場にハンモックを張る。基本的な張りかたを説明した後はみなさんそれぞれで張ってもらう。
そうそう、いいよいいよ~
素早く張ってあら気持ちよさそう。
手際よく張ってお昼ご飯を作るミニマリスト。
自作のちゃぶ台が渋い。
凌初期の頃のアイテムをリメイクして自分なりの使い勝手を追求。こうして使ってもらえるのはうれしい。
剣道のお師匠さん?いえいえ頭巾女子。いろいろと参考になるな~MYOG(自分はMMOGといった方がいいと思っている)。
クロモジの木を教えてもらった。さわやかな香りがする、ちょっといい爪楊枝の材料。
佇まいが素浪人っぽいSのI氏の縄張り。
タープにまあるい葉っぱの影が映し出されてとてもきれい。
総じて黒い・・・。
初めてのハンモックに熟睡zzzz....
メタルマッチでアルコールストーブに着火する火遊びに夢中なかしまし娘(古っ)
森勝氏直伝、電光石火の火花落とし。
見事に着火!
ハンモックに寝転んだらこんなに気持ちいい。
最近受けの良いパッキング講座。最初に目を付けたのは彼女だが、荷物が少ないからか、どうにもやりようがなく断念。
別の出張シノギングでダメ出しされた彼女のパッキングをチェックすることに。ちゃんとしていそうだったが理屈に合わない箇所がいくつか・・・。森勝氏によって矯正完了。なんでもそうだけど理屈がわかればやるべきことがわかる。結局、気付くか気付かないかの差なんだよな。がんばりましょうね!
・・・ということで「ちょっとそこのコンビニまで」くらいの、シノギング史上もっとも少ない移動距離のくせに、映画を一本見れる2時間越えという贅沢な昼休みを終え、この出張シノギングも終わったわけである。
最後に決して笑ってはいけないやつ。
出張シノギングにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
がんばって遠くまで行かなくても、長い距離を歩かなくても(笑)、身近な裏山で誰にも会わずに充実した時間を過ごせます。
山歩きに必要な知識と遭難しない山登りの術を身に付けることができます。
それがシノギング。
一度のシノギングですべてを吸収することは難しいので、コツコツ続けて少しずつ身に付けてください。
これをきっかけにシノギングという独自の山歩きにもっと興味を持ってもらえたらうれしいです。
そして、みなさんの裏山に別荘を見つけてください。
またどこかで会えることを楽しみにしています。
出張シノギングに賛同いただき、ご協力いただいたSUNDAYさん、ありがとうございました。
お忙しいなか同行して下さったSのI氏、SのMさん、ヘルプのK氏、カメラマンのお二人、ありがとうありがとうございました!
次ページ » |