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4月14日「凌・シノギングとは~平日編~」の様子

 

年に一度の平日シノギング。土日はお仕事でちょっと参加できない...という方向けに年始初回の「凌」とはのおかわりテーマにて開催した。普段とは違う方々のご参加が多く、我々も毎度楽しみにしている。何名か見慣れたシノラー様もいらしたが...

前夜から降り続いていた雨は、ぴしゃりと止んでしまい、少々残念だが。まずは我らが拠点「高尾ハナレ」へとご足労いただく。とその前に、そんな初めての方々向けにコンパス使い方のご確認。いつもの8方位がざっくり分かれば良いというやつ。

その後、地図は渡せていなかったが、地形を意識していただきながら高尾ハナレを目指す。山中とは違った見方にもなるが、街中でも地図読みの練習は結構出来る。コンパスは常に持っていると良いでしょう。

到着し、狭い中申し訳ないが、展示室におさまっていただき、凌とは、シノギングとはの談義。皆さん熱心に聞いていただき嬉しい限り。

我々には似付かわしい便利なデバイスを使って、地図読みについても談義。

前回はここに時間を費やし過ぎて、まったりしてしまったので笑、サクッと切り上げ、フルラインナップで存在するサンプルで気になるものを募りお貸し出しし、いざ実地シノギングへ、既視感のある枯れ河川を渡る。

これまた既視感のある歩道橋を渡る。。

もはや過去に戻るかのように逆からルートをタドル。。。

高尾ハナレは10~20分圏内に直ぐに入れる支尾根がチラホラ。何と良い拠点なのだろう(自画自賛)

程なくして凌ぎ始め口に到着。ここからは初参加の方々に先頭を行ってもらう。ここを行くのか??と戸惑いと躊躇が垣間見れる。

こなれたシノラーの一助もあり、意を決して尾根にイン。何パターンか手段はあったが、北西に直登のルートをチョイス。

最初戸惑いを見せていた方々も、次第に感覚をつかめてくる。整備された登山道のような分かりやすい道は延びていないが、目を凝らせば、自然界の天然の道が薄っすら見える。人間の感覚も捨てたものではない。研ぎ澄まされた状態ではそれを見極められ、乃至は自ずと同じ道をタドル獣の習性はあると考える。

晴れて尾根に合流。良くある最初の凌ポイントだった。尾根に乗ってしまえば、後は方角と地形を見ながらタドルのみ。これがシノギングの基本だ。

主だった分かれ道はなく、基本尾根を辿れば中継点のピークへは辿りつけるルートだが、どんなに小さな別支尾根との合流点や、ピーク・鞍部では意図的に止まり、地図と参照し確認をしてもらう。この繰り返しが地図読み延いてはシノギングで最も重要にして、醍醐味でもある点だ。ただ辿り歩くのではなく、五感を駆使し、頭を使いながら歩くのだ。

ここまでくると、初めての方々も目つきが変わり、シノラーへの一歩を着実に踏み入れる。どうやら醍醐味も見いだせていただけたようだ。

そうこうしていると本日のチェックインポイントに到着。まだお昼時まで少し時間があったので、タープ張り研修を実施。まずは森勝さんより便利な細引き収納術をレクチャー。これは使える。。

そしてタープ張り初めての方にポイントを伝え、実際に張ってもらう。要領を掴めれば初めての方でも簡単に綺麗に張れるのだ。これだけで十分低山の雨風は凌げる。

そのまま森勝式シンプルロープワーク講座へ。いつも案内しているが、片結びが出来れば登山で使うような結びは大概可能である。ここをこなせるようになってから、よりシンプルな結びや、複雑だが強靭な結び等を覚えて行けば良い。

良い感じで時間も潰せたので、お待ちかねのお昼休憩。狭いエリアだが探せばハンモックも数張り出来、良い場所だ。この段々に張っている様も中々乙であった。

そう、この休憩も凌の醍醐味の一つ。ちょっぴり険しい凌ぎの後の、たっぷりのハンモック休憩。最高である。

2時間の休みは長すぎるかな?と思ったが、やはりあっという間のひと時。後ろ髪を引かれる思いでチェックアウトし、帰りの下り。

ここからは誰も踏み入った事がない未開の地。注意深く進んで行くと、日当たり・見晴らし良好のモックポイントに到着。少し風抜けは気になるが、ここは良さそうだ。

こういう発見もまたシノギングならでは。

かと思えば、暫く進むといきなり整備された登山道に出る。どうやら最近整備され出した道の様で、道標も新しめ。

その登山道へ別れを告げ、打って変わって分かりづらい尾根へと下りる。こっちの方がメインの尾根なのに、先の登山道はどこへ延びているのか。。

中々厭らしい分岐が多く、一瞬現在地を見失うが、軌道修正し、心配だった車道への出口へ。何とか無理なく出られそう。

ぴょこん!!

ちょうど工事の兄ちゃん方と鉢合わせ、何だこいつらは、という視線を感じたが、気にせず颯爽と通り抜け、凌ぐ。

とても小さなエリアで時間も短かったが、バリエーションに富む良いシノギングとなった。何より初めての方々も楽しんでいただき、シノギングのそれも体験いただけ幸い。

これを機に凌・シノギングについてまた興味を深めてくれれば良いな。

 

凌にはつきものの下山後神社横での、決して笑ってはいけないやつにて完!

 

 

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