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EXPED Hammock 集中講座 - その5 タープを使う

EXPED Hammockは日帰りハイキングやオーバーナイトのハイキングに活用できる携帯型ハンモックだ。

適当な木立さえあれば簡単に短時間で設営できる。足場が悪くても、地面が濡れていても関係なく使える。ソファーになったり、ベッドになったり、汗をかいたり汚れても気軽に洗濯できる。これを持っているだけでハイキングの楽しみがぐっと広がる。

AXESQUINが提唱する低山の楽しみ方「凌」、「シノギング」に相性抜群の道具でもある。
そんなEXPED Hammockの使い方をシリーズで紹介する。


タープを使う
ハンモックにタープを使えば雨も凌げる、風も凌げる、日差しも凌げる。
特にハンモックで泊まる場合には必要不可欠な道具である。
タープを有効に利用することでハンモックの楽しみも広がるのだ。
ここではEXPED Solo Tarp(300cm×190cm, 330g)を例に説明する。

メインの張り綱を木に固定する
EXPEDのタープには張り綱を収納するポケットがあるので設営時に張り綱同士が絡まって一苦労することもない。


Solo Tarpの張り綱の先にはフック、張り綱のタープ側にロック付きスライダーが付いている。
これはとても便利で誰にでも簡単に素早くタープを張ることができる。
まず、タープの中心となる張り綱をハンモックと同じ木にまわしてフックにかける。



ロック付きスライダーを軽く引いて仮止めする。



同じ様にして反対側の張り綱を固定する。


ウィング部の張り綱を固定する
同じ要領でウィング部の張り綱を固定する。
しかし都合のいいように木が生えているわけではない。
適当な木立がない場合にはペグを使ったり倒木やブッシュなどを利用する。
最後に全体のバランスを確認しながらタープが綺麗に張るように張り綱を調節する。
タープとハンモックの高さのバランスもこの時に調整しておく。


ウィング部の開きを調節する
タープのウィング部分は目隠しや雨風を凌ぐために閉じるように張ったり、開放感を得るために庇のように開いて張ったりと自由度が高い。
その時の状況によっていろいろなアレンジができるのもタープのいいところだ。



時々基本に戻ってみる
フックとロックスライダーのおかげでとても簡単にタープを張ることができる。
しかし、あまり便利に慣れ過ぎると何かトラブルがあったときに対応できない。
そんなときのために張り綱の何本かは何も付けずに紐だけにしておいてはどうだろうか?
便利なパーツに頼らずに自在結びで張ってみる。
時々そうやって凌ぐことも必要だと思う。

タープやハンモックのパッキング
タープにもハンモックにも収納のための袋が付属しているが、便利だからと言ってなんでもかんでもこの袋に入れてパッキングするとうまくいかないことが多い。
パズルの最後がなかなかうまくいかないように、それのせいでバックパックが凸凹になってしまう。


クッカーやバーナーなどのカタチの決まっているものはともかく、タープやハンモック等の柔らかいものはバックパックの隙間を埋めるつもりでパッキングしたほうが綺麗に収まる。
綺麗にパッキングされたバックパックは気持ちのいいものだ。



いつもの装備にハンモックひとつ加えてハイキング。
気持ちのいい場所でのんびり過ごす時間は最高だ。
ハンモック自体はとてもシンプルな道具だが、これにモスキートネットやタープを加えることでテントを凌ぐ快適な空間を作ることができる。
自由にカスタマイズして自分だけのシステムを組むことも楽しみのひとつである。

集中講座 - その5はここまで。
次回、その6はハンモックで泊まる

EXPEDハンモックやモスキートネットを体験できるイベントを9月24日に開催します。
定員にはまだ若干の空きがあるので興味のある方はお気軽に参加して下さい。
イベントの詳細は9月2日投稿のブログをご覧ください。

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