四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
初夏の暑さを凌ぐ、お泊りシノギング【後編】
【前編】はコチラ。
場所が決まれば、いつもの通りテキパキと別荘を作り上げていく。
あっという間に凌村の完成。少し閉塞的な場所ではあるが、枝葉の傘は豊富で、今宵の雨予報にも一役買ってくれることであろう。
計算され、入り組まれた細引きやスリットライン達。まるで蜘蛛の巣のよう。夜出歩くときは要注意笑
面倒くさくなる前に、、薪の調達も済ませておく。前日雨も降っていたようだが、しっかり見極めれば、中心は乾いた枝薪が手に入る。その際にやはり、ノコギリがあれば調達もしやすくなる。そんなノウハウを最近はシノギングイベントでも流布している。ご興味あれば、イベントへ是非!
そうこうしていると、日も暮れ出し、靄も薄っすらと。
晩飯(酌)のスタート。
焚火は全く問題なし。宝の地図と化した地形図を乾かす。
ぽつりぽつりと雨も降り出す。雨の中のタープ下での焚火ほど、乙なものはない。
焚火用枝薪を探し彷徨うジュンさん。カメラ三脚もその辺に落ちている枝でトライポットにて自作。流石っす。
庇オープン気味の谷島と、閉じ気味な柳谷。
ここまでは良かったが、、以降雨もザーザー降りに。会話もままならない程の雨音に、図らずとも各々の世界へダイブイン!
そのまま、それぞれ夢の中へ...
明くる朝。。
雨は落ち着いたが、靄掛かった小雨にて継続中。
今日は少し尾根を登り詰めて、あとはひたすら下るのみ。朝もゆっくりできるので、フルカバーキルト内でしばらくヌクヌクと。
他の2人も同じような魂胆のようだ。
出発予定2時間前ほどになると、むくりむくりと起き出し、各々の朝支度を始める。やっぱり朝でも焚火したいよね。
優雅な朝を終えると、雨も落ち着き晴れ間もチラホラ。雨の中の絵面も写真撮りたかったのだけれども、、致し方ない。
そろそろと撤収を進めていく。
完了。別荘鞍部よ、ありがとう。
残念ながらしばらくは林道辿り。ただ幸い靄が復活して良い雰囲気は醸してくれている。頑張って撮影のため雨具を着用。当然双方汗だくではある笑
林道をひたすら辿っても良かったのでが、手前にあるP1680がどうも気になったので、適当なところで登り上がる。
雨具着た甲斐あってか、靄へ彷徨うシノラーの図。
上がった広いピークは、灌木やカラマツが少々五月蠅く、モックポイントとはならず。残念。
そこから鬱蒼とした尾根をしばらくタドル。何とか次の小ピークまで登り上がるももう限界、、暑い!!
靄も晴れてしまったので、ここらでブースト解除が如く雨具を脱ぎ捨てる。見よ、この2人の解放された表情。
ついつい笑みがこぼれてしまっている笑 この時期に差し掛かると、とてもじゃないが低山では雨具を着た状態では歩けん!(もちろん気候や状況にもよるが)
ただこの蒸れた状態から一気に解放される感じは嫌いではない。サウナから出た水風呂のようなものか。気化熱を存分に促進させる。
さて、十分涼んだところで再び出発。また少し尾根をタドルタドル。
そして結局最初の林道と合流。脱ぎ捨てるとまた靄立ってくる、そんなもんだ。正直なところ、これくらいの状況では雨具は着ず、少し濡れを感じながら涼んだ方が良い。靄のような霧のような状態が心地良い。
ここからは素直に林道をタドル。次の小ピークでまた尾根へ回帰し、そのピークからの分岐で南東へ下れば駐車場へ舞い戻れる。
そのピークの手前、随分拓けた良い場所だと思ったら、植林にて再度養生されているエリアだったか。靄も相まって良い雰囲気。
後ろではジュンさんが何やらコチョコチョやっている。どうやらヨモギの若草を摘んでいるよう。流石っす。
そして再び尾根へ分け入る。藪とまでいかないが、ちと熊笹が五月蠅いか。
上がったピークは少し広く、その先の分岐のポイントも少し不明瞭であったが、しっかり見極め、マイケル顔負けにフォーと指差し進行。
以降はひたすら下りだが、直下に出てくる微かな尾根の分岐を間違えないように。
案の定その直下にて、地形図では読み切れないような少し複雑な地形に谷島混乱。柳谷へ助けを求める。こういう時、パーティだと心強い。
分岐尾根を定め、進む。
少し平たい等高線エリアに出たので、道は正しかったようだ。ここで完全なる確信を得る。この繰り返しが地図読み、シノギングだが、ビタっと目測通りの地形に乗ると楽しさ倍増。これが醍醐味でもある。
後はタドルのみ。地形図にも乗っている親愛なる送電線鉄塔を巡り、
最後の小さな分岐も東寄りを意識して難なくこなす。
平場かと思った箇所は小さなピークで、獣道か否か、巻き道がついていたので確と活用させてもらう。
沢沿いの最初のフミアトへ繋がる最後の下り。地形図の通り少し急峻だが、等間隔にスギも生えており、難なくこなせる下り。
無事フミアトへ下り立ち、林道へ合流。
そして駐車場へ舞い戻る。お疲れさん!
車でのアプローチは始点と終点を基本一緒にしなければならない制約はあるが、何といっても着替えを車に置いておけるし、公共交通機関の時間にも囚われずで、帰りは圧倒的に楽だ。(個人的に)
ということで、それぞれ身支度を整え、悠々と帰路に就くのであった。(中央自動車道の定番の渋滞にはハマったけどね!)
決して笑ってはいけない奴。久々の雨を凌ぐver A面B面にて〆
沢と尾根を凌いだアイテム
【柳谷】
ヤマボウシAir(絶賛販売中)
クビマキ 鉄塔(絶賛販売中)
ミチクサ??(試作品)
ハチジュウハチヤ七分袖??(試作品)
タッツケ(絶賛販売中)
フタエズボン ※2日目(絶賛販売中)
クナイ(絶賛販売中)
クナイ ショート※2日目(絶賛販売中)
Super Fit Mesh Glove(絶賛販売中)
フリシキル ※2日目(絶賛販売中)
ツユハラヒ※2日目(絶賛販売中)
ヤマバッグ XP(絶賛販売中)
タモツウルオス XP(絶賛販売中)
凌ピッケル(絶賛販売中)
EXPED Black Ice 45
【谷島】
ヤマボウシAir(絶賛販売中)
クビマキ Short 籠目??(試作品)
ミチクサ??(試作品)
ハチジュウハチヤ 長袖??(試作品)
ハチジュウハチヤ 七分袖?? ※2日目(試作品)
テッコウ?? ※2日目(試作品)
シノビ MINOTECH??(試作品)
フタエズボン※2日目(絶賛販売中)
クナイ(絶賛販売中)
Super Fit Mesh Glove(絶賛販売中)
フリシキル※2日目(絶賛販売中)
ツユハラヒ※2日目(絶賛販売中)
ヤマバッグ SPIDERON(絶賛販売中)
タモツウルオス XP(絶賛販売中)
凌ピッケル(近日再入荷予定!!)
EXPED Black Ice 30
EXPED Flash Pack Pocket
EXPED Fold Drybag Endura
■一夜を凌いだアイテム
【柳谷】
シノギングタープ??(試作品)
ハンモックアンダーキルト 120
ウンカイlight
EXPED Travel Hammock Kit
ハヲリモノocta(絶賛販売中)
カルフワステテコ??(試作品)
ウデアテ(絶賛販売中)
行燈風シェード(絶賛販売中)
シノギチャブダイ240mm(絶賛販売中)
三脚取付具
ヌノバケツ 4litters SPIDELON(絶賛販売中)
凌風呂敷 44cm&54cm(絶賛販売中)
【谷島】
シノギングタープ??(試作品)
ハンモックフルカバーキルト 180
EXPED Travel Hammock Lite Kit
ハヲリモノocta(絶賛販売中)
カルフワステテコ??(試作品)
EXPED Camp Slipper
行燈風シェード(絶賛販売中)
シノギチャブダイ240mm(絶賛販売中)
三脚取付具
ヌノバケツ 4litters SPIDERON(絶賛販売中)
凌風呂敷 54cm(絶賛販売中)
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