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ハヲリモノocta

2020年春夏の新商品、ハヲリモノoctaについて詳しく説明しようと思う。

わずか127gのインシュレーション

①軽くてふわふわ。

②瞬時に汗を吸い上げる。

③ほど良く暖かい。

以上(笑)

肝心なのはこのアイテムをシノギングにどう活かすかということなのだが、大きく分けると二通りの使い方があり、そのひとつはハゴロモなどの高通気シェルの下にレイヤードすることで、まだ肌寒いこともある春先のシノギングにおいてオーバーヒートしない程度の暖かさを提供してくれるだけでなく、掻いた汗を積極的に吸い上げて拡散してくれるのだ。急斜面の直登や穏やかな尾根歩きを短い間隔で繰り返すシノギングにおいてはとても重宝する。汗の量にもよるが、通気性の低いシェルと合わせても汗がたまってしまうので、できるだけ通気性の高いシェルと合わせることがポイントだ。もうひとつはシノギングの休憩中に羽織ること。休憩中に汗冷えしないためには、それまでに掻いていた汗をため込まずにできるだけ早く放出してしまうことが重要だ。そんな時にこのハヲリモノoctaはうってつけのアイテムである。ふわっと羽織るだけでハチジュウハチヤなどのベースレイヤーに残っている汗を継続的に吸い上げて拡散してくれるので、休憩が終わるころにはベースレイヤーの汗はほとんど乾いてしまう。ある意味スカスカな素材だが、裏面にはマイクロパイルによる空気の層があるので、汗が乾くまでの身体をほんわかと温めてくれる。休憩時のちょうどいいインシュレーションとして機能するのだ。

素材はアクティブインシュレーションの裏地として人気の高い帝人octaを採用。いわゆるアクティブインシュレーションは、通気性と保温性を兼ね備えているのでシノギングにおいても非常に有効なアイテムなのだが、シェルとライニングが一体になっているので通気性と保温性が固定されてしまう。それならばと、このoctaを敢えて単体で使えるようにしてレイヤードの幅を広げるというのが凌流の考え方。言ってみればレイヤードの基本に返ったまでのこと。これによって個人個人の快適さに合ったレイヤードが実現できるわけである。あー、まさにレイヤードの基本・・・。

octaという繊維

オクタ、オクタって言うけどオクタって何?という人も多いのではないだろうか?

octaというのは帝人が開発した繊維の商標。糸の中心部分が空洞の中空繊維で、表面には八本の突起が放射線状に配列されている。この独特で複雑な構造によって汗を素早く吸い上げて拡散させるだけではなく、多くのデッドエアーを含むことで高い遮熱保温効果を実現する。同じ直径のポリエステル繊維の重さに比べて約半分の軽さというのも大きな特徴である。

ハヲリモノoctaに採用しているのは、この超軽量繊維のoctaを、表面はメッシュのように、裏面はマイクロパイルのようにモフモフに仕上げた生地。

メッシュ状の表面

モフモフの裏面

光にかざすとこんなふうに透けて見える。

裏面のマイクロパイルに水を数滴たらしてみると、あっという間に表面に吸い上げて拡散している。

デザインについて

さてさて、デザインについてはというと、パッと見で凌臭がすごく漂っているわけだがそれにはいろいろ訳がある。

サッと羽織れるように前開きで、レイヤードするときに首まわりがすっきりするようにラウンドネックにして袖口がごろごろもさもさしないように袖丈を八分にしている。衿周りと前開きの見返しには補強兼伸び止めの生地を宛てている。

前開きには素材の柔らかさを活かすためにジッパーではなくプラスチックスナップボタンを選んだ。これは凌ぎの美学でもある。

信頼性の高いYKK Plancer 10.8mm巾。

肩と袖の縫い合わせ部分は、ごろつきを最小限に抑えるフラットな縫製を採用している。

袖口もごろつきを抑える二つ折りの縫製を採用。

裾回りは適度なストレッチ性のパイピング処理ですっきり仕上げ。

畳んでみるとこんなに豊かな膨らみ。

薄手のフリースジャケットかそれ以上の膨らみがあり、それでいてとても軽い。

凌ラベル

このブログに使用した画像は量産前サンプルのためAXESQUINロゴの織りネームが付いているが、製品には渋い凌ラベルを使用している。

暖かい時期のシノギングにおいては停滞時のインシュレーションとして、肌寒い時期のシノギングでは行動中に着るアクティブインシュレーションとして有効なので、いつでもバックパックの隙間に滑り込ませておいてほしいアイテムである。

 

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