2月17日の出張シノギングの様子

さすがに昼過ぎに小仏行きのバスに乗るハイカーは少ないようで、我々は目的のバス停までゆっくり座って乗車できた。車窓からはちらほら梅の花も見えて少しずつ春が近付いていることを感じさせる。

今日はsokitさんと共催の出張シノギングである。

小下沢梅林の近くの広場で荷物を整えて歩きはじめる。


いきなりの急登をツツラヲリにゆっくり登る。中央自動車道の脇をかすめて平坦になった後に次の急登。この二つの急登がこのコースのクライマックス。


尾根を西に辿って山頂へと出るルートはこの後フラットな気持ちのいい尾根とゆるい登りを繰り返す。


参加者の皆さんと一緒に地形図で現在地をチェックしながら登る。地形の変化をつぶさに感じながら自分が今地図上のどこにいるのかを感じてもらう。


尾根の南側には城山へと続く尾根、その向こうに高尾の主尾根が見える。北側の杉林はオレンジ色をして花粉を飛ばす準備万端だ。二つ目の基準点のある平坦地で休憩がてらダウンハンモック「ウキグモ」とトップキルト「ウンカイ」を広げ皆さんに寝転がっていただく。初めてハンモックに寝た人もいたみたいで、寝転がって見える空に興奮状態。


休憩中の寒さを凌ぐために用意したアグラスカートは女性陣に大人気で、ワンピースのように着たり、そのまま座ってだるまさんのようになったり、笑ってはいけないシノギングに笑顔があふれた。



さてさて、いい時間になってきたのでパッキングをして山頂を目指す。ところどころ踏まれて凍った雪があるので滑らないようにゆっくり登る。


上り詰めるとピリッと冷えた空気の中に丹沢の山がどっしり構えている。雪混じりのモノクロームの景観にしばらく見とれる。


山頂の西側の木立の隙間からは薄いオレンジに染まった富士山が見えている。


我々以外は誰もいない夕暮れの山頂。気温はもうすぐ氷点下になるが冷えた空気が気持ちいい特別な時間。都心方面の町灯りがチラチラ灯り始めたところでバスの時間があるので下山を開始する。


谷に向かって降りて行くとすぐに暗くなり、ヘッドライトを灯して安全確認をしながら歩く。木立の向こうの空はまだ意外と明るい。


舗装路に出てからバス停までのあいだを夜空に輝き始めた星や八王子方面の夜景を楽しみながら歩いた。お疲れ様でした！！

恒例の決して笑ってはいけないヤツ。


出張シノギングにご参加いただきありがとうございました。
この企画にご協力いただいたsokitさん、ありがとうございました。

皆さんのシノギングイベントへの参加を心からお待ちしております！