アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

タデ(Polygonum amplexicaule) - 鞍ヶ池公園(豊田市)

2019-07-24 12:47:27 | みんなの花図鑑
イングリッシュ・ガーデン 3点セット

鞍ヶ池公園の イングリッシュ・ガーデンに デンパークのグラス・ウォークにあるのと同じ植物が3点セットでありました。一つ目は タデ。





細かく学名で言うと Polygonum amplexicaule 。カタカナ表記すると(ポリゴナム アンプレキシケール)みたいになるのかと思いますが、ラテン語風~英語風と読み方にバリエーションがあって検索で絞りにくいので、元の学名を書いておきます。





Polygonum は、ギリシア語でミチヤナギなどの茎の形から「多くの(Poly)ひざ(Gonu)がある」の意味といわれるが、その他の語源説もある。(wiki「タデ属」)
amplexicaulis は 「抱茎の」





ポリゴナムと言えばヒメツルソバ(Polygonum capitatum)が ポピュラーですね。(sonet 光と風と「ポリゴナム・アンプレキシカウレ [デンパーク]」)




ブッドレア - 鞍ヶ池公園(豊田市)

2019-07-24 11:53:28 | みんなの花図鑑

白いブッドレアの上のほうにあるのは 東海環状自動車道の橋梁です。





東海環状自動車道「鞍ヶ池パーキングエリア」には「鞍ヶ池スマートIC(インターチェンジ)」が併設されていて、ETC車であれば利用できます。
下から自動車道を見上げると、谷間の上の橋梁なので、とても高く感じます。





ブッドレアは Buddleia で、強いてカタカナ書きするなら「ブッドレイア」のほうがいいのかな?と思いますが、そう表記する人はいません。




ブッドレアの花には、好んで蝶が集まると言われ、バタフライ・ブッシュの別名があります。




ハマユウ - 鞍ヶ池公園(豊田市)

2019-07-23 20:09:34 | みんなの花図鑑

本ブログ(たぶん)初登場の ハマユウ(浜木綿)。
残念ながら、終わりかけ。





ヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)の多年草。





原産地は日本で、東アジアから南アジアにかけての温暖な地域に分布しているようです。
学名: Crinum asiaticum





花序ははじめ苞に包まれ、開花時にはこの苞は下に垂れる。花は短い柄の先にあって、白い細長い6枚の花被を持つ花で、花弁の根本の方は互いに接して筒状、先端部はバラバラに反り返る。
(Photo Miyazaki 宮崎観光写真「ハマユウ(浜木綿)の写真」)




花は日没前後から強い芳香を発するようになり、大型のスズメガ科のガが吸蜜に訪れて花粉を媒介する。(同上)





名前の由来は、浜辺に生え、白色の花を「木綿(ゆふ)」に見立てたことからといわれています。
「木綿(ゆふ)」とは、楮(コウゾ)の樹皮を剥ぎ、その繊維を蒸し、水に浸して裂いて糸にしたものです。その繊維から作られた布は、古代から神事などに用いられてきました。(らいちゃんの家庭菜園日記「「ハマユウ(浜木綿)」の花」)



ボッグセージ(サルビア・ウルギノーサ) - 岡崎市UT

2019-07-23 10:38:41 | みんなの花図鑑

ようやく晴れたので(朝から うだるような暑さ)、ご近所のちょっと気になっていたガーデンの花の写真を撮らしてもらいに行きました。





ご主人が ブルーベリーを採取してみえたので、名前を伺ったところ「なんとかセージ」「確かゴマノハグサ科」「多年草なので、放っておいても翌年 また生えてくる」と情報は得られたのですが、決定打が出ません (◞‸◟)





そこで例によって、教えて!goo に質問したところ、すぐ返信があり
いわゆる「ボックセージ(サルビア・ウルギノーサ)」
と分かりました。
決定打となったのは、花弁の下唇側の白の模様が 横断歩道の歩行者のシンボルのように見えることです。





「ボックセージ」の名で流通しているけれど、これは 英名 Bog sage のカタカナ表記で、Bog というのは「湿地・沼地」の意味で、主に南米の湿地に自生するサルビアなんだそうです。(ガーデナーの雑記帳「サルビア・ウルギノーサ/ボッグセージ(ボックセージ)」)

学名の「uliginousa」というのも同じ意味です。(同上ブログより)

ウルギノーサの花の特徴でもあるリップの白い模様は「honey guide(密標)」と言って
受粉してくれる蜂の目印として進化した、サルビアの知恵なのだそうです。
(^.^)
(同上)

↑大変 参考になりました。記して、感謝 (´∀`)




ナシ - 安城デンパーク

2019-07-22 21:08:53 | みんなの花図鑑
デンパークの ナシ園から(7月19日撮影)

ニホンナシ '大谷’





ニホンナシ '豊水'





ニホンナシ '上花'





ニホンナシ '早生幸蔵'






セイヨウナシ 'エバート'




セイヨウナシ 'ゴーラム'




おまけ

ポポー





1940年代までは日本でもポピュラーな果物だったんですよ。果肉には強い甘みがあり、「森のカスタードクリーム」呼ばれるほど。





モミジバフウ(黄散斑)- 安城デンパーク

2019-07-22 18:15:16 | みんなの花図鑑

花の在庫が無くなっちゃったので、果実でも見てやってください。





おどろおどろしいのは モミジバフウの果実。





繁ったモミジ葉に隠れている。





樹名板に「モミジバフウ(黄散斑)」と書いてあったのですけど、「散斑」と書いて「ばらふ」と読むんですってね (+o+)
意味は 「まばらな斑点(はんてん)」。




ということは (黄散斑)は 黄色のばらけた斑点入りの葉?




ミソハギ - 安城デンパーク

2019-07-22 16:39:49 | みんなの花図鑑

水辺に生息する ミソハギ科ミソハギ属 ミソハギ。





最初に 名前を覚えたのは 六甲カンツリークラブ。

ミソハギ - 六甲カンツリークラブ


六甲山では このミソハギ以外にも、ニッコウキスゲとか、ブッドレアとか、いろいろ植物の名前を覚えました。





ただ何となく撮っていましたが、最近、ほおっておけない新事実が・・・





ミソハギの 雄しべは全部で 12本もあるのですが、そのうち 6本が長く、残りの6本は短いというのです。これだけでは「ああ、そうか」なんですが・・・





実は めしべが 花によって 長さが違うというのです。
長い雄しべ > 短い雄しべ > めしべ
長い雄しべ > めしべ > 短い雄しべ
めしべ > 長い雄しべ > 短い雄しべ

こんなふうに 3種類あるというのです。ソバのときは 株によって、おしべ> めしべ というタイプと めしべ > おしべ というタイプがありましたけど、ミソハギも考えてるんですね (#^.^#)

ソバの花 - 9月


それが分かる花の写真を撮りに行こうとしても、雨で、出られませぬ~~ (残念)





ペルシカリア ミクロケファラ - 安城デンパーク

2019-07-21 19:51:44 | みんなの花図鑑

今度も タデ科です。ところが 今度は 「ペルシカリア ミクロケファラ」Persicaria microcephala ととんでもなく難しい名前が付いています。





これって 花と葉を見れば、どうしても「ミゾソバの仲間」と思いますよね





そうでなくても、葉っぱを見れば ミゾソバの別名「ウシノヒタイ」の仲間くらいの感触は得られると思います。





属名の Persicaria は イヌタデ属のこと。

属名のペルシカリアは、「桃(Amygdalus persica)のような」という意味で、葉の様子を指しています。(ブログ花日記「小さな花のタデ Persicaria microcephala」)




種小名のミクロケファラは「小さな頭花の」という意味です。(同上)




タデ(ポリゴナム・アンプレキシコール) - 安城デンパーク

2019-07-21 19:35:39 | みんなの花図鑑

名前が分からなかったので、以前、「何というタデですか?」と問い合わせしたのですが、
デンパークさんからのお答えは
 「タデ」
の一言でした (#^.^#)





学名とか、何かヒントをもらえないかと思うのですが、これに関しては 「タデ」だけでした。





お尋ねしたのは 去年のことですが、今年もまた、「ど~~、キレイでしょ」と誘ってきます。





「そうだね~、 他に撮るものもないことだし、今年も撮ってあげよう」
そういって、撮っては見たものの、名前が 単に「タデ」だけじゃねぇ・・・










メキシカンライオンズイヤー - 安城デンパーク

2019-07-21 15:17:24 | みんなの花図鑑

ほんとうは学名の Dicliptera suberecta をカタカナ読みした「ディクリプテラ・スベレクタ」という、100年かかっても覚えられない名前があるのですが。






ま、一般には 「メキシカンライオンズイヤー」で流通しているので、タイトルもそちらのほうで。





メキシカンライオンズイヤーでも Mexican Lion's Eyers とつづりを間違えてるブロガーがいるくらいだから。





Mexican Lion's Ear が正解で、 直訳すると「メキシコのライオンの耳」という意味。





一見シソ科の植物に見えるけれど、これはキツネノマゴ科だそうです。
これも 「キツネノゴマ科」って書いてるブログがあるくらいだから、名前の難しい植物の代表です (+o+)