アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ワルナスビ - 柳川瀬公園(豊田)

2019-07-10 10:31:56 | みんなの花図鑑

ワルナスビの花は 直前の投稿 ヤマホロシ に似て いかにもナス科らしくかわいい。
だが、調子に乗って 摘もうとすれば 鋭いトゲに刺され、「痛たたー」となること請け合い。
「ワルナスビ」は 例によって、牧野富太郎博士の命名。




学名 Solanum carolinense
carolinense は 原産地 北アメリカ 「カロライナ」地方の。という意味。
カロライナ地方は アメリカ南東部に位置し、北カロライナ州、南カロライナ州がある。





花は白または淡青色で同科のナスやジャガイモに似ており、春から秋まで咲き続ける。(wiki)




おしべは5本、葯が大きくて 黄色いバナナの房のような恰好をしている。
「雄蕊の葯の先端には穴があいており、そこから花粉が出てくる。虫眼鏡でよく見ていると、時々花粉がもぞもぞと動いている。よく観察していると葯の中に小さな昆虫が入っていて花粉を押し出しているのである。」(花々のよもやま話「ワルナスビ (悪茄子)」)




1番中央にある雌蕊の花柱は、細くて長い場合と短い場合がある。(同上)




ヤマホロシ - 西尾市憩の農園

2019-07-10 09:59:47 | みんなの花図鑑

ヤマホロシ。ナス科ナス属。
ホロシは同じナス属のヒヨドリジョウゴの古名。




ホロシ(ヒヨドリジョウゴ)が人里に分布するのに対してヤマホロシは山地に生育するので「山ホロシ」と呼ばれる。





ホロシによく似た花で、ホロシの白に対し、こちらは 紫色が多い。




ホロシはツル性。ヤマホロシは ややツル性。
雄しべは 黄色い筒型で5個、雌しべをとり囲んで直立する。バナナのよう。



ナス科の学名は ソラヌム。
ヤマホロシの学名は Solanum japonense Nakai