アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ルリマツリ - 西尾市憩の農園

2019-07-19 17:24:32 | みんなの花図鑑

イソマツ科
イソマツ科とは聞きなれない科名だが、「花弁が白のほか赤、青、黄など美しい色をもつものが多く、アルメリア、ハナハマサジ、ルリマツリなどが観賞用に栽培される。」(wiki「イソマツ科」)とある。





ルリマツリ属(プルンバゴ属)
学名:Plumbago auriculata, syn. P. capensis
Plumbago(プランバーゴ)は、ラテン語の「plumbum(鉛)」が語源。この植物が、鉛中毒の解毒に効くことかららしい。(季節の花300「瑠璃茉莉 (るりまつり)」)





種小名の 「auriculata」はラテン語の「耳状の、耳形の」という意味。(英文wikipedia)






同じく種小名の「capensis」は 南アフリカ喜望峰地方の、の意(季節の花300「瑠璃茉莉 (るりまつり)」)






花弁は5枚。雄しべも5本あるのだが、花弁に比べてものすごく小さい。なぜ、こんなに小さい必要があるのか?





つぼみは 幅広の花弁を一斉に巻き取った形で、細くとがっていて、水色の傘をたたんだよう。




ルリヤナギ - 西尾市憩の農園

2019-07-19 16:50:54 | みんなの花図鑑

ルリヤナギ Solanum melanoxylon

葉っぱだけのときは、ナス科とはなかなか想像できませんが、花が咲くと、あれ、ナスの花みたいだね!と ナス科であることが バレてしまいます。
ナス科 ナスSolanum属 の 常緑低木。





日本へ文永年間(鎌倉時代、1264年~1274年)に南方から琉球をへて日本に渡来したことと、葉が柳に似ていることからリュウキュウヤナギ(琉球柳)とも呼ばれます。






丸いつぼみも特徴的。





ナス科の雄しべは どうしてこんなバナナの房みたいに大きいんでしょ?




花冠は杯状で深く5裂し、雄しべ 5本。




アメリカリョウブ - 西尾市憩の農園

2019-07-19 12:09:56 | みんなの花図鑑

西尾市憩の農園では 庭園を一式70万とか 90万とかで売っています。
この木は そんな造園にありました。
この季節に こんな花穂を付ける木はそう多くはないはず。





今年は写真を撮ってないけど、リョウブの花は今頃じゃなかったかな?
この花は 「紅花リョウブ」(←私が考えた名前)じゃないだろうか?





「紅花リョウブ」で画像検索しても 何もヒットしません。
それに リョウブの花は 先が細くとがっているけれど、この花は 花穂の先が太いままで終わっています。
それでやむなく 「このきなんのき掲示板」に質問。
すぐに 「アメリカリョウブでは」と回答をいただきました。





あるブログ記事に 「大学の樹木学実習で「リョウブは日本では1科1属1種でこの科にはリョウブしかないのだよ」と教わり、・・・」という一文があったので、それも、「このピンクの花は リョウブ系では無かろう」と正解から外れていった理由でした。
それにしても、残念!
もう少し 論理的に絞っていけば、正解に行き着いたかもしれないのに、と思うと、返す返す残念でなりません (◞‸◟)





アメリカリョウブ リョウブ科
学 名 : Clethra alnifolia

アメリカリョウブは、アメリカ東部原産の落葉低木で・・・他に花の少ない夏に白い花をたくさん咲かせます。

●主なピンク花品種
ロゼア      Rosea    淡いピンク色の花。
ルビースパイス  Ruby Spice ロゼアより濃い淡紅色。
ピンクスパイアー Pink Spire ロゼアより濃い淡紅色で、ルビースパイスより花穂が長い。

(樹木好き I Love Trees 「アメリカリョウブ‘ハミングバード’と‘ピンクスパイアー’」)




ハマゴウ - 西尾市憩の農園

2019-07-19 10:47:26 | みんなの花図鑑

ハマゴウ(浜栲、Vitex rotundifolia)は シソ(←ゴマノハグサ)科 ハマゴウ属の常緑小低木で砂浜などに生育する海浜植物。





匍匐性落葉小低木
本州〜沖縄の海岸の砂地に生える。茎は砂の上をはい、・・・(松江の花図鑑)
半ば砂に埋もれて伸びる。(wiki)
日本では、本州、四国、九州、琉球に分布し、海岸の砂浜に群生する。内陸の淡水湖である琵琶湖沿岸にも生育する。(wiki)







砂が吹き飛ばされて何mも横に伸びた茎が露出する場合もある。砂に埋もれても負けずに伸びるのは海浜植物として重要な適応である。(wiki)





枝先きに長さ4〜6cmの円錐花序を直立し、淡青紫色の花を多数つける。(松江の花図鑑「ハマゴウ」(樹に咲く花)より引用)





花冠は長さ1.2〜1.6cmの漏斗状、上部はで5裂する。裂片は下側の1個が大きい。雄しべは4個、雌しべ1個。果実は核果、直径6〜7mmの球形で、下部は萼に包まれる。花期は7〜9月。(同上)





石川県加賀海岸の約4kmの砂丘を埋めるハマゴウ群落の記録写真とハマゴウについての考察が ここ にあります。

みん花の時代 沖縄のあいけいさんというハンドルネームの方が このハマゴウの素晴らしい写真をアップされたことがあったのを思い出しました。やはり 自然の砂浜で 本物を見て見たいです (´∀`)