アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ウメ(白梅)‐ 安城市OZ

2020-01-31 19:14:37 | みんなの花図鑑

今年の梅の開花は 平年より早いのか? 遅いのか?




雄しべの数が多いですねぇ。 いったい何本あるんだろう?




40 数本から70数本あるそうです。




なぜ雄しべは こんなにたくさんあるのか、雌しべは一本なのに?
なぜ ウメの雄しべは 花によって 数が違うのか??




白いマシュマロみたいな ウメのつぼみ。


ニホンズイセン - 安城市WB

2020-01-31 09:16:36 | みんなの花図鑑

「ニホンズイセン(日本水仙)」の名があるが、地中海沿岸からシルクロードを渡って渡来したもの。




学名 : Narcissus tazetta var. chinensis




ニホンズイセンの花は3が基本(3数性)。
白い花被片は内外3枚づつ(萼3枚・花弁3枚)、中央に黄色い盃状の副花冠があります。




中心には雄しべ6本(手前に 3本、奥に 3本)と 雌しべ1本。雌しべの柱頭も3つに割れています。





英語で narcissus。
どう、わたし 美しいでしょ

ジンチョウゲ - 西尾市憩の農園

2020-01-30 17:52:42 | みんなの花図鑑
ジンチョウゲと キバナジンチョウゲ

まず、先日も別の場所で撮った ジンチョウゲ。




「沈丁花」の花名は、 香木の一種「沈香(じんこう)」のような強い香りと、 蕾が「丁子(ちょうじ)」(釘のこと)のような形をしていること にちなんで付けられました。
やはり、つぼみのときにも存在感があるんですね




ジンチョウゲは ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の植物で、 学名を Daphne odora といいます。




属名のDaphne (ダフネ) はギリシア語で 月桂樹を意味します。葉が似ているかららしいです。
種小名のodora(オドラ)は「芳香のある」の意です。




ところで...

値札に「キバナジンチョウゲ」としてあります。ところが「キバナジンチョウゲ」で検索しても wiki にはそういう項目がありません。
すこし検索すると、 「検索名 キバナジンチョウゲ、 和名 ナニワズ」という記事(GKZ植物事典) と、 「黄色もあるじゃないか!夏坊主(ナツボウズ)別名オニシバリ」という記事があり、 混乱します。




結局、キバナジンチョウゲというのは 販売名で、 ジンチョウゲ属の黄色い花に 「ナニワズ」と「オニシバリ」(別名 ナツボウズ) があり、花の色は ナニワズが黄色、 オニシバリは黄緑色、 分布は ナニワズが 北陸以北~北海道、 オニシバリは 福島より南、四国、九州 らしい、ということ。
で、写真の「キバナジンチョウゲ」は、どちらかと言えば 花の色が黄色なので、 これは「ナニワズ」ということになるのかな?


クリスマスローズ - 西尾市憩の農園

2020-01-30 11:55:44 | みんなの花図鑑

クリスマスローズの花というと、いつも同じことの繰り返しになりますが m(_ _)m
花弁のように見えるものは 萼片なのです。




萼片の前には たくさんの雄しべと、中央に 雌しべがあります。




沢山の雄しべと 萼片のあいだにある筒状の器官、これが蜜腺(ネクタリー/蜜管) で、元は 花弁だったものです。




この花は受粉して 雌しべの子房部分が膨らんできました。(種房というらしいです)




こちらはさらに成長して、 用済みの 雄しべと蜜腺は脱落しています。




種房の中にはたくさんの種子が入っています。熟してくると、さやが弾けて種子が飛び散ります。種子を採る場合は その前に 一花ずつに茶漉し袋をかけ種がこぼれないようにします。


アマリリス - 西尾市憩の農園

2020-01-29 17:15:50 | みんなの花図鑑

冬咲きアマリリス

♪みんなできこう 楽しいオルゴールを
♪ラリラリラリラ 調べは アマリリス
フランス民謡
岩佐東一郎 作詞




アマリリス(Amaryllis)の名前は、古代ローマの詩人ヴェルギリウスの「牧歌」に登場する羊飼いの少女「アマリリス」に由来しています。
(趣味時間 > 園芸 > ガーデニング > アマリリスの花言葉は羊飼いの少女アマリリスの恋から)





羊飼いのアマリリスは、羊飼いのアルテオに恋をしますが、アルテオは花好きなので、アマリリスとは別の、花を届けてくれる少女に恋をしていました。(同上)




アルテオが振り向いてくれるように、アマリリスが神に祈りをささげたところ、1本の矢で自分を傷つけるようにとお告げがありました。 (同上)




お告げ通りにアマリリスが自分を傷つけたところ、アマリリスの流した血から美しいアマリリスの花が咲き、その花をみたアルテオがアマリリスに愛を告げました。(同上)





冬咲きアマリリス
通常5月の晩春に咲くものを半年以上遅れて咲かせるように、球根の中に既に花芽ができているアマリリスの球根を、花芽を成長させないように、球根を冷蔵して保管しておけば、冬に咲くらしいのです。しかし、それには、花が咲く状態にある球根であることが絶対条件で、この「花芽つき球根」を選別するのが 途轍もなく難しいのだそうです。


ガザニア - 西尾市憩の農園

2020-01-29 10:05:50 | みんなの花図鑑

ガザニアの花は開くと 勲章のように派手?なので、 別名「クンショウギク」とも呼ばれます。




なので 属名は クンショウギク属(ガザニア属) です^^ 科名は キク科です。
そのガザニア、 勲章になる前の つぼみ の状態がまた可愛いぃ~




南アフリカ原産で多くの種類がある。 (wiki「ガザニア」)




晴れた日の日中にのみ開花し、それ以外は花は閉じる。(同上)





現在出回っている品種はほとんど四季咲き性で、暖色系の樺色・オレンジ色・臙脂・黄土色などで目が覚めるように鮮やかな花色なのが特徴で直径10cmになるものもある。(同上)


バラ - 西尾市憩の農園

2020-01-28 22:08:21 | みんなの花図鑑

屋外のバラ園では ローズヒップばかりだというのに、農園の室内には こんなバラの花が置いてありました。




「冬のバラ」といえば、 そういうタイトルの歌があるのをご存じですか(^^♪




出だしだけ ↓
♪冬の薔薇の棘が
♪指に痛いけれど
♪これが最後のプレゼントなのね
♪いいわ微笑って受け取る




「冬の薔薇」といえば、そういう小説があるのをご存じでしたか (^^)/




内容(「BOOK」データベースより)
ロイズは人には見えないものを視る目をもつ、風変わりな少女。ある日彼女は森の泉のほとりで、ひとりの若者が光の中から歩み出てくるのを見た。若者の名はコルベット、呪われていると噂され、廃墟になっているリン屋敷の跡取りだという。ロイズは魅了されたかのように呪いの正体を探るが…。


シクラメン - 西尾市憩の農園

2020-01-28 10:20:30 | みんなの花図鑑

おー、シクラメン! シクラメン! ハーレカイン!




濃いピンクと淡いピンクがマーブルに♪ (ブログ風散歩☆推奨シクラメン「ハーレカイン」)




原産地は地中海沿岸。 「ギリシャからチュニジアにかけて原種が自生している。」(wiki)
「雨のリビエラ」、 「チュニジアの夜」・・・・・・




学名 Cyclamen persicum は受粉後に花茎が螺旋状に変化する性質からギリシア語のキクロス (kiklos:螺旋・円) から命名された (wiki)
「サイクラメン」と表記したほうが 語源を忍ばせるかも (^^ゞ




別名に「カガリビバナ(篝火花)」がある。 花弁が反り返って上向きになっている花の姿が 闇夜を照らすかがり火に似ていることから、牧野富太郎博士が命名したと言われています。





なぜ反転するのか、花弁を反り返らすとどんなベネフィットを授かるのか?




木の花では モクゲンジの花が シクラメンのように反転する。 これも 機能がよく分からない。

モクゲンジ

ギョリュウバイ - 西尾市憩の農園

2020-01-27 17:53:09 | みんなの花図鑑

「ギョリュウバイの名は、ギョリュウに似て葉が小さく、花がウメに似ることから」(wiki) 付いたのだそうだが、ギョリュウという植物を知らないし、 花がウメに似てるなんて 微塵も思えない。




そういうわけで、 私は 「ギョリュウバイ」という名は あまり好きでない。




「針葉樹のネズに似るのでネズモドキの別名もある」(wiki) そうだが、これも、同じ理由で、しっくりこない。




いっそ学名をカタカナにして、とも思うが、 学名は Leptospermum scoparium で 舌を噛みそうで 意味も難解だ。
いちおう「属名のレプトスペルムムはギリシア語のレプトス(leptos:薄い)とスペルマ(sperma:種子)からなり、細長い種子の姿にちなみます。」(ヤサシイエンゲイ)とあり、属名のほうは 種子に着目しているらしい。




結局 「(NZランドの)マオリ語でマヌカ(Manuka)ともいう」(wiki)から、それをそのまま使ったらいいんじゃないか。 いかにも フトモモ科の植物という語感だし、マヌカハニーは この花からとった蜂蜜のことだし (^_-)-☆


雨の緑化センター、その他の木

2020-01-27 15:57:09 | みんなの花図鑑
雨の緑化センター、第6回(最終回) は その他の木を一挙公開します。 あまりピントの合った写真が撮れなかったので (´∀`)
では、 アイウエオ順に どうぞ・・・



イイギリ



イイギリ(飯桐、学名:Idesia polycarpa)は、ヤナギ科(クロンキスト体系など従来の分類ではイイギリ科とされていた)の落葉高木。和名「飯桐」の由来は、昔、葉で飯を包んだためといわれる。果実がナンテンに似るためナンテンギリ(南天桐)ともいう。イイギリ属の唯一の種。(wiki「イイギリ」)





ウメ



梅園のウメです。ロウバイと一緒に植わっています。






ウメモドキ(モチノキ科)



赤い実はもうほとんど落ちていました(あるいは 鳥に食われたのかも)。






シナヒイラギモチ(モチノキ科)



実習園にあるシナヒイラギモチです。名前は 「シナヒイラギ」でよいのですが、それだと ヒイラギの仲間と勘違いされるので、誤解の無いようモチノキ科の「モチ」をつけています。日本で クリスマスの飾りつけに使われるホーリー(モチノキ) は ほとんどがこの シナヒイラギモチで、それゆえ 別名は「チャイニーズホーリー」です。




タニウツギ



前に ヒメウツギやさらさうつぎの徳利型の抜け殻を見たことがありますが、ウツギといっても、こちらは スイカズラ科なので、種子の残骸もおのずと違ったものになります。




ヤブサンザシ

まだヤブサンザシの赤い実が残っていました。さすがに 少し萎んでいますが。 画像がピンボケすみません m(_ _)m