ジンチョウゲと キバナジンチョウゲ
まず、先日も別の場所で撮った ジンチョウゲ。
「沈丁花」の花名は、 香木の一種「沈香(じんこう)」のような強い香りと、 蕾が「丁子(ちょうじ)」(釘のこと)のような形をしていること にちなんで付けられました。
やはり、つぼみのときにも存在感があるんですね
ジンチョウゲは ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の植物で、 学名を Daphne odora といいます。
属名のDaphne (ダフネ) はギリシア語で 月桂樹を意味します。葉が似ているかららしいです。
種小名のodora(オドラ)は「芳香のある」の意です。
ところで...
値札に「キバナジンチョウゲ」としてあります。ところが「キバナジンチョウゲ」で検索しても wiki にはそういう項目がありません。
すこし検索すると、 「検索名 キバナジンチョウゲ、 和名 ナニワズ」という記事(GKZ植物事典) と、 「黄色もあるじゃないか!夏坊主(ナツボウズ)別名オニシバリ」という記事があり、 混乱します。
結局、キバナジンチョウゲというのは 販売名で、 ジンチョウゲ属の黄色い花に 「ナニワズ」と「オニシバリ」(別名 ナツボウズ) があり、花の色は ナニワズが黄色、 オニシバリは黄緑色、 分布は ナニワズが 北陸以北~北海道、 オニシバリは 福島より南、四国、九州 らしい、ということ。
で、写真の「キバナジンチョウゲ」は、どちらかと言えば 花の色が黄色なので、 これは「ナニワズ」ということになるのかな?