アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アセビ - 愛知県緑化センター

2019-03-30 22:39:27 | みんなの花図鑑

愛知県緑化センターのロックガーデンから 日本庭園に向かう道の両側には、コバノミツバツツジと アオキ と そしてこの アセビがたくさんあるのですが、自生種なのか 植栽したものなのか よく分かりません。それほど、周囲の雑木林とマッチしています。





自生のアセビの群生地に行くと(たとえば、鈴鹿山系 入道が岳)、花とともに、いや花よりも、この赤い若芽のほうが 目に入ります。




うまく表現できないけれど、自生種のばあいは 若芽と スズランのような花とが とても自然にマッチしているのです。




ツツジ科の花は、ドウダンツツジもそうだけれど、花は下向きに咲きます。





それで、ブルーベリーがそうなんですけど、果実は上向きに付くんですよね?!




アオキ - 愛知県緑化センター

2019-03-29 23:32:45 | みんなの花図鑑

アオキの花がちょうど咲いていました。頂上の花だけ、開いていますが、あとは皆つぼみの状態です。




アオキは雌雄異株で、これは 雄株。
雄しべは4つあり、黄色い花粉を付けています。




別の雄株では 枝の途中からも 花が開いていました。




花弁はふつう紫褐色で4枚。ときに 5枚のことも、3枚しかないこともあるという。




この株は、果実が生っているから 雌株。
雌花には 今回 お目にかかれなかった。





ムスカリ - 愛知県緑化センター

2019-03-29 23:23:12 | みんなの花図鑑

学名: Muscari
ユリ科ムスカリ属。




地中海沿岸が分布の中心 (wiki)





一匹のハチが飛んできました。




ムスカリの花は 壺型をしていて、入り口はかなり小さいです。このハチ、果たして中へ入れるのでしょうか?




ムスカリの代表的な種が、このアルメニアカム(Muscari armeniacum、ブドウムスカリ)だそうです。



ヒカゲツツジ - 愛知県緑化センター

2019-03-29 16:30:24 | みんなの花図鑑

めずらしいツツジに出会いました。




ヒカゲツツジ(日陰躑躅)といって、「本州の関東以西~九州・暖地に分布。」(ロックガーデン樹名板)




「岩地を好んで、花芽が枝頂に単立」(同上)




シャクナゲに近い形態をしており、ツツジの名が付くが実際は有鱗片シャクナゲに分類されるべきものである(Wiki)




花の色は淡い黄白色で、ツツジの仲間ではめずらしい。(みんなの花図鑑)



アオモジ - 愛知県緑化センター

2019-03-29 12:13:03 | みんなの花図鑑

愛知県緑化センター第3駐車場に車を止めたら、目の前の雑木林の林縁にトサミズキの花のような黄色い花を付けた木が目に飛び込んできました。




でも、樹高は 6~8mあります。トサミズキの木はこんなに高くなりません。
近くによって花を見てみると、トサミズキのように 花序がぶら下がるのではなく、枝の先に房状についています。




反対側の実習舎の向こうの川沿いの林にも 同じような黄色い花を付けた木が・・・




若芽が枝先にだけついていて、あとは黄色い花房です。
少し検索したところ、クロモジ、シロモジ、アブラチャンなどが似ているかな?と思いました。
掲示板にお尋ねしたところ、「アオモジ」でしょう、とのこと。当たらずとも遠からじ、ハハハ(◞‸◟)




同じクスノキ科のクロモジ属クロモジに対し、枝が緑色を帯びているところからアオモジと呼ばれ、芳香があることから爪楊枝の材料とされる。成熟した果実はレモンのような香りと、辛味があることからショウガノキの呼び名もある。(みんなの花図鑑「アオモジ(ショウガノキ) 」より)




去年の果実が残っていました。くるっと丸くて、ツバキ科のモッコクの実にそっくりです。
また地方により、花姿からソロバンノキ、開花時期から卒業花の名もある。(同上)




アオモジ(青文字)はクスノキ科だから?雌雄異株です。
「花弁状の4枚の苞葉(直径約1cm)の中に5個の白色の小花がつく。
雄株の花のほうが大きく多数がつき、雌株は花のつきかたが少ない。」
。。。とのことですが、雌雄の区別がちょっとよくわかりません・・・




本来,アオモジの分布は、九州西岸から山口県までと文献には記されているので、愛知県にあるのは植栽と考えるのが一般的です。実習舎に植栽していたものを 鳥が種をはこんだのでしょうか?




モッコクの実にそっくりな果実でしたが、アオモジのつぼみも果実そっくりです。




華やかだから、雄花なんでしょうかね (´v_v`)


コバノミツバツツジ - 愛知県緑化センター

2019-03-29 11:22:38 | みんなの花図鑑

分布:特に愛知県以西の乾燥したアカマツ・コナラ林などではかなり普通に見られる。(Wikipedia)




1本のめしべの回りに10本のおしべがある。花粉は細い糸でつながっており、訪れる昆虫の体に付着しやすい構造となっている。(「雑学事典」コバノミツバツツジ)




名前の由来は「小葉の三つ葉つつじ」の意味である。茎端から3枚の葉を出すミツバツツジの仲間にはたくさんの種類があるが、そのなかでも小さな葉を持つとの命名であろう。(同上)




コバノミツバツツジは、時としてヤマツツジと区別しにくいことがある。葉裏の明瞭な網目模様を記憶しておくと区別が簡単である。(同上)




雄しべは10本で、長いものが5本、短いものが5本。・・・葯は黒紫色であり、先端に2つの穴があって、中から糸でつづられた花粉が垂れ下がる。来訪する昆虫の体に付着しやすいための工夫であろう。(同上)



レンギョウ - 愛知県緑化センター

2019-03-29 01:26:36 | みんなの花図鑑

簡単に「レンギョウ」と言ってるけれど、レンギョウ類には 少なくとも5種類あるそうだ。




まず シナレンギョウとチョウセンレンギョウ。




それに、ヤマトレンギョウとショウドシマレンギョウ。
あと、修飾なしの「レンギョウ」。




ふつうに見かけるのはシナレンギョウが多いそうだが、5種のレンギョウが一斉に植栽されていることは稀で、比較が困難。




いずれも雌雄異株であると言われているものの、雄花と雌花の形態的な違いに関しても情報がない。
雌花では 花柱が雄しべより長い。(「日本の樹木」ほか)



ユキヤナギ - 愛知県緑化センター

2019-03-28 23:27:56 | みんなの花図鑑

今年は 例年以上に 各地の ユキヤナギ がキレイです。(証拠があるわけではなく、何となくですが)




愛知県緑化センターの日本庭園 西側の ユキヤナギ通り です。




100mくらい、ユキヤナギが道路の両側に植わっています。




学名:Spiraea thunbergii
バラ科シモツケ属。




日本原産と考えられている。




ユスラウメ - 岡崎市SS

2019-03-28 10:27:47 | みんなの花図鑑

自転車で 矢作川河川敷公園へ向かっているのですが、とちゅう、果実の生る木の花が咲いていて、なかなか目的地まで辿りつけません^^




このユスラウメも赤い実が生ることを知っているので、花が咲いていたら、撮らずに通り過ぎる訳にはいきません。




ちょうどご主人が作業をしていらしたので、断って カメラを向けさせてもらいました。




花に近づいて 撮っていたら、ご主人が 青色の浪トタン(プラスチック製)をもってきて 「バックが雑然としとるで、こんなの後ろに置いたらどうだん?」(三河弁です)
去年、実の生ってるときに、撮らしてもらったのを覚えていてくれたのかも。




私「いえ、近づいて撮ってるので、バックはすぐボケますから。わざわざ、ありがとうございます」




アンズ - 岡崎市SS

2019-03-28 10:14:52 | みんなの花図鑑

畑に梅といっしょに植わっています。




梅の花のほうは すでに咲き終わっています。なのでこれは ウメではないです。




わずかにピンクの入った白色の花弁は大きく、ゆったりと 他の花弁と重なり合っています。




アンズのいちばんの特徴は 赤い蕚片が反り返っていることです。




スモモと似ているけれど、スモモは全体に白く萼片も反り返らないし、花もまっすぐな枝に連なるように咲くことが多いですね。