アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

サンゴアナナス - 鞍ヶ池植物園(豊田市)

2019-07-26 14:47:09 | みんなの花図鑑

この日は、植物園の温室内の気温は 36.9度でした!体温より暖かいのです(◞‸◟)
入り口で迎えてくれるのが、この花というのは、あまり気が効かないですよね





名前が分からなかったので、教えて!gooさんに尋ねて、しばらく時間を置いて いつもの方から名前を教えてもらいました。珍しい植物だったのでしょうか?





でも 「サンゴアナナス」というのは いい名前ですね。
この名前を知ると、他の名前は考え付きません )^o^(





花は葉の中心より出た花序につく。花序は高さ20cmほど、円錐花序に多数の花をつける。花数は80-100個にもなる[4]。花には丸く膨らんだ子房と萼片があり、そのいずれもが真っ赤に染まる。花弁はその先端にあり青紫で美しい。ただし花弁は開かずに3日ばかりで枯死する。しかし子房と萼片はそのままの鮮やかな色を3ヶ月にもわたって維持する。(wiki「サンゴアナナス」)




ヘリコニア(オウムバナ科)‐ 鞍ヶ池植物園(豊田市)

2019-07-26 10:47:42 | みんなの花図鑑

ヘリコニア・ロストラタという名前を聞いてもピンときませんが、一度実物を見れば、だれも「オウムのくちばし」で記憶に残ります。





科名も 「オウムバナ科」というのがありそこに分類されています(バショウ科に入れることもあります)。






外国には この花を「釣り下がったロブスターのはさみ」と呼んでいるところもあります。たしかに、そんなふうにもみえます。





派手な「オウムのくちばし」は花ではなく 苞と言って 葉の変化したものです。





ほんとうの花部分は 苞の中にあります。ヘリコニアは特定の鳥によって受粉する「鳥媒花」です。その指定された鳥専用の窓口を作っているのです。




ゲンペイカズラ - 鞍ヶ池植物園(豊田市)

2019-07-25 21:52:51 | みんなの花図鑑

ゲンペイカズラはゲンペイクサギとも呼ばれ、日本に自生するクサギ(臭木)の仲間で、明治時代に渡来したアフリカ原産の常緑つる性小低木。





和名のゲンペイは、白色の萼を源氏の白旗に、紅色の花弁を平家の赤旗にみたてたもの。





白と赤が強調されて 白色レグホンのようだ。





雄しべは4本、雌しべは1本。
雄しべが先に成熟する。雄性期には、雄しべが長く伸びてやや上を向き、雌しべは下を向く。




雄しべの活動期が終わるとくるりと巻きこみ、雌しべが長く突き出て上を向く。





フェンネル - 鞍ヶ池公園(豊田市)

2019-07-25 20:56:47 | みんなの花図鑑

セリ科のフェンネル、和名をウイキョウという。





セリ科らしい散形花序(こまかく言うと複散形花序)だが、ちょっと変わった花だ。





花弁は内側に巻く性質がある。何のためか?





内に巻いた花弁の間から 雄しべが外に伸びている。雌しべはよく分からない。





ニンジンの花に来ていた虫が フェンネルにも来ていた。


ニンジン - 安城市BS



クロホオズキ - 鞍ヶ池公園(豊田市)

2019-07-24 20:12:33 | みんなの花図鑑

オオセンナリの園芸品種がクロホオズキです。





元のオオセンナリもそうなんですが、 ホオズキのようなつぼみの殻の中から花を開くのが特徴です。





オオセンナリ(大千成) 学名:Nicandra physaloides
クロホオズキ(黒鬼灯)学名:Nicandra physalodes Violacea





オオセンナリと似ていますが、違いは、葉に黒い棘があるか、花の基部の色が何色かなどが、同定の決め手になります。(かぎけんWEB「クロホオズキ」)





葉は そう、あのワルナスビの葉そっくりですね。よく見ると 表面に 黒い点々のあるのが分かります。




トウワタ - 安城デンパーク

2019-07-24 18:08:15 | みんなの花図鑑

暑いですねぇ~~





トウワタ(唐綿)は 学名 Asclepias といって、キョウチクトウ科(旧分類では ガガイモ科)の植物です。





ヤナギに似た葉を持つことから「ヤナギトウワタ」の別名もあります。





花は羽根突きの花みたいな形をしていて、羽根に当たる部分が花弁で、突出した黄橙色の花柱(副花冠)で2色に見えます。





下に開いている羽根突きの羽根のような部分が 花冠で、上の玉に当たる部分が 副花冠。
副花冠の中には 花の中心には雄しべと雌しべが合体したずい柱が爪のように伸びています。




ミソハギ - 鞍ヶ池公園(豊田市)

2019-07-24 13:37:46 | みんなの花図鑑
イングリッシュ・ガーデン 3点セット(その 3)

水辺の植物なので、イングリッシュガーデンのセットに入れるのはどうかという気もしますけど、鞍ヶ池の イングリッシュガーデンには 特に目立って咲いていたので、これを含めて 3点セットとします )^o^(





お盆のころ紅紫色6弁の小さい花を先端部の葉腋に多数つける。
盆花としてよく使われ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などの名もある。(以上 wiki「ミソハギ」より)






ミソハギ - 安城デンパーク
のところでやったように、
ミソハギの 雄しべは全部で 12本もあるのですが、そのうち 6本が長く、残りの6本は短いこと。
それで、長い雄しべ、短い雄しべ、めしべ の位置関係が3種類あることを知りました。

a. 長い雄しべ > 短い雄しべ > めしべ
b. 長い雄しべ > めしべ > 短い雄しべ
c. めしべ > 長い雄しべ > 短い雄しべ

この3タイプです。

まず上の画像のタイプですが、bタイプのようです。(短い雄しべはちょっと見えませんが)





これも bタイプのようです。





これも (短い雄しべのほうが見えませんが)bタイプのようです。





これは 雌しべが見えませんが、長い雄しべ、短い雄しべがしっかり見えるので、a タイプのようです。

今回の撮影では(雌しべが 雄しべより長いタイプ)cタイプ は 発見できませんでした。



タデ(Persicaria microcephala )‐ 鞍ヶ池公園(豊田市)

2019-07-24 13:10:40 | みんなの花図鑑
イングリッシュ・ガーデン 3点セット(その2)

鞍ヶ池公園の イングリッシュ・ガーデンに デンパークのグラス・ウォークにあるのと同じ植物が3点セットでありました。二つ目は 葉と花の雰囲気がミゾソバそっくりなタデ科。





タデ科の中に (その1)で取り上げた タデ属 (Polygonum) と イヌタデ属 (Persicaria) とあるんですね。
(ミゾソバは まったきイヌタデ属 (Persicaria)だろうとおもったら、タデ属 (Polygonum) に分類されることも、イヌタデ属 (Persicaria)に分類されることもあるのだそう)





属名のPersicaria は、「桃(Amygdalus persica)のような」という意味で、葉の様子を指しています。(ブログ花日記「小さな花のタデ Persicaria microcephala」)




種小名のミクロケファラは「小さな頭花の」という意味です。(同上)