アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

サッコウフジ - 安城市YZ

2019-07-15 17:07:21 | みんなの花図鑑

マメ科といえば、このサッコウフジも 夏に咲く藤の花だ。ナツフジ属に属している。





花の特徴としては、葉の脇に、上向きに咲いて、枝分かれをしていきます。花の色が紫色で、大変綺麗な花を咲かせます。(育て方ボックス「サッコウフジの育て方」)





原産地は鹿児島県の奄美諸島から沖縄(同上)





この写真は昨日撮ったのですが、石垣の高いところにあり、標準レンズしか持ってないので近寄れません。今日、コンデジ持って、再撮影に行こうと思ったのですが、雨で行けませんでした(T△T)




コマツナギ - 岡崎市TK

2019-07-15 16:52:16 | みんなの花図鑑

ちょっとまだ早いけれど、マメ科のコマツナギの花です。





コマツナギの名は「「駒繋ぎ」という意味で、茎が丈夫で、馬をつなぎとめることができることから名付けられた。」(wiki)
とありますが、みかけは背丈も低く、華奢な木なので、馬を繋ぐに適した木のようには思えません。
「本州から九州に生育し、背丈の低い刈り取り草原に多い植物である。刈り取り草地や路傍に生育する場合には時折刈り取られるので地面を這うような形で生育する。」(植物雑学事典)という記載もあります。





花はクズの花を小さくした感じで、下から咲きあがっていきます。





夏から秋にかけて葉腋から花柄を出し、長さ3cmばかりの総状花序をつけ、紅紫色の美しいチョウ状の花を開く。(wiki)
なので、今はまだちょっと早いです。





豊田安城自転車道には 丈が40cm位しかないコマツナギが生えてます。アレチヌスビトハギより小さく、草本にしか見えません。




ハツユキソウ - 安城市Oo

2019-07-15 11:22:56 | みんなの花図鑑

ハツユキソウの学名は Euphorbia marginata
ユーフォルビア属はトウダイグサ属とも呼ばれますが、園芸のユーフォルビアのほか、トウダイグサ、ニシキソウの仲間、ショウジョウソウなど皆 このユーフォルビア属です。

種小名のマルギナタは「縁辺のある」の意で、この葉姿に由来します。






ユーフォルビア属に特徴的なのが 杯状花序。
写真のような 葉の変化した苞(杯(さかずき)のような形をしているので「杯」または「カップ」と呼んでいます)のなかに 雄花、雌花、腺体を産出します。
雄花、雌花といっても 花弁を持たず、それぞれ 雄しべだけで雄花、雌しべだけで 雌花です。






花弁を持たないといいましたが、ではこの白い4枚ないし5枚の 花被片のようなものはなんだ?!
これは 付属体といって その基部にある緑色で唇の形をした腺体(蜜腺)の付属体なのです。
でも、腺体の周囲に広がっていて白色で目立つので、役目は 虫の目印になることと考えられ、結局、花弁の役目と同じなのかもしれません。





杯状花序の中央から 雄しべが伸びています。雄しべの先は「ふたコブ」になった葯が付いています。
ハツユキソウの花序には 雄花=雄しべだけの花と 両性花の花とあるんですね。
写真の花は 雄しべだけの雄花と思われます。
順番では まず雄花の雄しべが花粉を放出し、つぎに、両性花のほうで 雌花=雌しべが成長し受粉し、最後に、両性花の 雄しべが成熟する・・・
と、どうも、そんな順番になっているようです。





これは もっとも初期の雄花で、杯(カップ)の中から、腺体とその付属体がようやく産まれたところです。




ボタンクサギ - 安城市Oo

2019-07-15 10:25:55 | みんなの花図鑑

ボタンクサギであって、クサギボタンではありません。クサギ属の木で、花も クサギの花とよく似ています。





これは個人宅の垣根に混じっていたものですが、観賞用に植えられたものが逸出し、林の中などで咲いていることがあります。





つぼみは開いて、クサギによく似た花を咲かせます。萼片5枚、花冠は星形に5裂しますが、雄しべは 5本でなく4本です。





ボタンクサギは雄性先熟の植物で、咲き初めは雄性期で雄しべが長く伸び、その後雌性期になり雌しべの花柱が首を持ち上げてきます。雄しべは丸まって背を小さくします。





横からみた図。花筒が非常に長いことが分かります。



ハナチョウジ(ルッセリア)- 安城デンパーク

2019-07-15 09:24:46 | みんなの花図鑑

以前、デンパークのこの同じ花を 「ルッセリア(ハナチョウジ)」と紹介したことがあった。
ルッセリア は Russeria なのだが、どうして Russeria なのか由来を調べてないので、すぐ忘れてしまう。





しばらく 覚えやすい「ハナチョウジ」で行くことにする。
もっとも 「ハナチョウジ(花丁字)」だって、花の形が漢字の「丁」の字に似ているから、というだけなので、ホントに似ているかというと、疑わしいが、趣きが どこか日本風なところがあって、「花丁子」なら覚えておけそう、という、薄弱な根拠からなんだけど(◞‸◟)





花の色は橙赤色のものが一般的ですが、他にも白とピンクがあります。温室や熱帯地方では周年にわたって開花しますが、温帯域の関西地方での開花期は5〜11月です。(みどりの相談所だよりQ&A)





 関西地方の市街地では屋外でもどうにか越冬できますが、枝がかなり枯れこみます。そのため、軒下などに置いて、霜や寒風が直接当たらないように保護する必要があります。(同上)